文字起こし&テロップ編集を爆速化する Create Subtitles From Audio の使い方| DaVince Resolve Studio

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Create Subtitles From Audio を書きます。

動画編集でテロップ入れ、手間がかかるし厄介だと思いませんか。

音声からテキストを抽出し、テキストを一枚ずつテロップに入力し、位置やフォントを調整する作業は、Vrewなどの外部サービスを使う方法もありましたが、できれば時間をかけたくないものです。

DaVince Resolve18.5の有償版を使うことで大幅に自動化できるようになりました。

テロップづくりを大幅に時短してくれるDaVince Resolve18.5の神機能「 Create Subtitles From Audio」の使い方を解説します。

Cleate Subtitles From Audio とは

DaVinci Resolve 18.5から搭載された「Create Subtitles From Audio」は読み込んだ動画の音声を自動で読み取り、テキストに変換してくれる機能です。

メリットは他のサービスを使うことなくワンストップで作業が完結すること。字幕やテロップなどのデザインが簡単にできることです。

有償版のみの機能です。無償版では利用することができません。

ですが、これまではVrewのような外部ツールにより変換して特殊なファイル形式で受け取る必要がありました。

その手間がなくなったことに加え、Vrewが有料になったため、有償版に切り替えだけの価格差がなくなったのもポイントです。

DaVinci Resolve Studioダウンロード(42,980円)

DaVunci Resolve18.5を起動したら言語を「日本語」に切り替えましょう。

これで日本語での表記ができるようになります。

テロップを編集する

DaVinci Resolve18.5はテロップと字幕が作れます。

たかしくん
たかしくん

テロップと字幕どこが違うの

テロップは私たちがよく見る動画やテレビのタイトルやナレーションで使われるもの。対して字幕は外国映画などの翻訳に使われるもので、それぞれ用途に応じて使い分けます。

大きな違いは、テロップではフォントやサイズ、着色や効果を自在につけることができますが、字幕は必要最小限の編集しかできません。

字幕の作り方

字幕はデフォルトのタイムラインには設定されていません。

[エフェクト]からタイムラインにドラッグ&ドロップすることで追加されます。

字幕は登場人物ごとに設定できることから、複数のトラックを作ることができます。

特徴は、トラックごとにフォントやサイズを設定できること。

逆を言えば、字幕のカットごとにフォントやサイズを変えることはできません。

タイムラインにクリップを配置します。

タイムラインに[字幕トラック]を追加します。

[タイムライン][Create Subtitles From Audio]をクリックします。

すると[Create Subtitles]というウィンドウが表示されます。

  • [言語] : 日本語
  • [キャプションプリセット] : 変更なし
  • [一行の最大文字数] : 25

以上に設定します。

最大文字数の値はお好みですが、一目で内容が把握できる文字数は25くらいが読みやすいと思います。

設定が済んだら[クリエイト]をクリックします。すると分析が始まり、しばらくすると字幕タイムライン上に、文字起こししたテキストが音声のタイミングでカットされた形で表示されます。

AIが変換した文字なので音声の状態により読み込めなかったり、誤変換された部分があるため、必ず内容を確認しましょう。

変換率はかなり正確で、NHKのニュースのような音源ならほぼ99パーセントの正答率です。

間違っている場所は、字幕をクリックしてインスペクタを表示すると一覧表が出てくるので直接訂正します。

位置やドロップシャドウなどの加工も可能です。

テロップの作り方は

個別のテロップは[テキスト+]を使って作ります。

有償版のDaVinci Resolve には、Create Subtitles From Audioだけでない超便利な機能も追加されました。

それがテキストベースの編集の強化です。

ソースに並んだクリップの中から読み込みたい動画を選びます。

右クリックして[Audio Transcription][Transcrive]をクリックすると動画の音声がテキストに変換されます。

次にタイムライン上に「テキストテロップ」を配置します。

▼「テキストテロップ」の挿入手順(エディットページ)
1)左上メニュー[エフェクトライブラリ][ツールボックス][タイトル]を選択する
2)[テキスト+]をタイムライン上にドラッグ&ドロップする
3)右上の[インスペクタ]をクリックして[タイトル]タブに進む
4) テキストボックスに、[Transcrive]で変換した文字列を入力する

変換したテキストから使える部分だけ切り出す際に一手間かかりますが、遊びをつけたい演出をしたい時などに便利です。

チュートリアル動画

音声の中から不要な部分や冗長な部分を音声で編集することでジェットカット編集のような編集を爆速で仕上げることもできます。

まとめ

有料版の機能になるので 無料版は使えないという点はデメリットです。

しかし、他のサービスを使うことなしに音声変換と字幕がシームレスにできる点や、テキストベース編集ができる点といったメリットがあります。

一度使ったらめちゃくちゃ時短になるので検討の余地ありです。