After Effectでたまに見る霧や雲などのフラクタル形状を使ったもやもやとした画像。
どのように使ったらいいかわからない人多いですよね。
「フルクタルノイズ」という機能でノイズの形状を変化させることで雲や霧、水、カーテン、光の効果など様々な編集を加えることが可能す。
実は超使える機能で火のないところでも煙を簡単に作れるというもの。
料理の湯気などをつけることができます。
この機能、DaVinci Resolve18にもあって「Fast Noise」という名前で用意されています。
煙アニメーションの作り方DaVinci Resolve18
After Effectで「フルクタルノイズ」を使ったことがある人ならわかると思いますが、実は超大変です。
「フラクタル」とか「タービュレント」とか意味不明な用語。
タテヨコ比、オフセットの指定などアニメーションの設定。
たかがエフェクトをかけるのに、基礎から学ぶのは超面倒。
パラメーターという数値のに有力にも知識やコツが必要です。
そんな初心者の悩みに応えてくれるのがDaVinci Resolve18です。
とはいえ、それなりの勉強は必要です。
機能は基本After Effectの「フルクタルノイズ」と同じです。
使いたい機能が「インスペクタ」の中から選択できるようになったので、初心者でも仕組みを覚えてしまえば比較的簡単に使えるようになりました。
今回は、この機能を使って画面に煙の効果をつけてみます。
湯気の作り方
動画編集で知っておくと重宝するのが料理に付け足す「湯気」です。
湯気があるだけで本当は冷たくなった料理でも美味しく見せることができます。
まず、[エディット]ページを開き、素材となる動画をタイムラインに配置します。
[エフェクト][OpenFX][フィルター][ResolveFXテクスチャー]の中にある[Fast Noise]をドラッグ&ドロップしてクリップに適用します。クリップがモヤモヤした映像になりますが、慌てないでも大丈夫です。
すると[インスペクタ]の[Effects]に[Fast Noise]が出現し、画面が操作できるようになります。
[プリセット]をクリックすると一覧表が現れます。この中にある[Mist]を選択するとモヤモヤした映像が一瞬で煙のようなものに変わります。
あとはその下にある調整ボタンを操作して強弱や量などを合わせていけば出来上がりです。
プリセットを触ってみるとわかると思いますが、フラクタルノイズを活用することで様々な演出ができるようになります。
[ResolveFXテクスチャー]は重ねがけできるので、[Fast Noise]をもう1つクリップの上に乗せて、インスペクタに現れたもう1つの[Fast Noise]タブから別の演出を組み合わせることもできます。スケール・・ノイズのサイズです。細かくすると砂つぶのような粒子になります。粒子にすることで雨粒や火花などの素材にすることができます。
- HVレシオ・・タテヨコ比です。
- ディテールレベル・・細かさです
- ディテーバース・・上記の細かさを拡張します。
- エボリューション・・ノイズのパターンです。
この他に全体を上下に移動するベロシティという機能もあります。
用途に応じ使い分けることで色やノイズのアニメーションなどの調整が可能です。
この機能を使うことで、粒子状にしたものに色をつけ上下に移動させることで雨粒や火花などの演出ができるようになります。
まとめ
フルクタルノイズ・・・わかりやすくいうと煙アニメーションです。
色や形を変えることで、雨や雪、火花や湖面のゆらぎなどに応用OK。
色んな場面で重宝するスキルになります。
はじめに全てマスターしようとすると挫折するので、必要なエフェクトから着実に身につけましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Fast Noise を書きます。