複数行にまたがる テロップ の加工法 Davinci Resolve17

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 複数行 テロップ 加工法を書きます。

Davinci Resolve17 で編集中の動画に複数行になるテキストを書体を変えてテロップしたいと悩んだことってありませんか。

テロップ

Davinci Resolve17 のテロップは[テキスト+]を使いますが、インスペクタの画面ではそのままではサイズやフォントを行ごとに変えることはできません。

そんなとき使えるのは、[Fusion]ページで複数のテキストを一つにマージする方法です。

[Fusion]ページで テロップ 用ノード[Node]をつくる

DaVinci Resolveではテロップ合成作業は[Fusion]ページを使います。ぞもその前に・・・・。

作業に先立って編集画面でテロップを用意します。

まず、タイムライン上に素材となる映像を置き、その上に[タイトル][テキスト+]を選択して配置します。

続いて[Fusion]ページを開きます。[Nodes]のところに[Template]と[MediaOut]の二つのノードが表示されているのがわかります。

ここでは[Template]を選択します。

すると[Inspector]に入力欄が表示されます。

テキストの内容はこの[Inspector]を使うことで編集できます。

任意の文字列を入力してみましょう。

[Text+]で作ったテロップにはいろいろ手を加えることができます。

一つの[Inspector]では大きさや色など異なる情報を混在させることはできません。

文字の大きさや位置など、デザインを変えて配置したい時は、別にテキストをつくる必要があります。

メインタイトルを大きく、サブタイトルを小さくするには別々に作ったテロップを重ねる必要がありそうです。

その問題を解決するのが[Marge]機能です。

[Marge] とは複数のノードを一つにまとめるのりしろのようなもの。この機能を使えば一つのテロップに大きさが混在した文字列をまとめることができます。

テキストノードを増やす

[Effects][Generator]にある[Text+]を選択しノードの表示画面にドラッグします。

[Nodes]に「Text」と書かれたノードが表示されます。

さらに[Text+]をダブルクリックすると、「Text」ノードが増えていきます。

※ノードの名前は[F2]キーで書き換えることができます。

ノードの右横にある四角い突起をマウスで選択し、別のノードの四角い突起にドラッグすると[Marge]ノードが自動的に作られます。

さらに別のノードがある場合は、[Marge]ノードの右横の四角い突起を選択して別のノードの四角に接続します。


自動的に[Marge]ノードが追加されました。

三つのテキストノードが一つにまとまり、一つの画面に複数のテキストが表示できました。

テキストの数が増えてきて画面が見づらくなったらグループにまとめていまうと見た目をすっきりします。

グループにするノードを範囲指定し、[Ctrl]+[G]キーを押します。

するとグループノードにまとまります。グループのノードをダブルクリックすると開くことができるので、個別の編集にも対応できます。

それぞれのノードの中身を[Inspector]を使って編集します。

複数行の編集が終わったら、[カット]ページに戻ってバランスなどを確認しましょう。
テキスト+で作ったノードはノードごとにそれぞれエフェクトをつけることかできます。
キーフレームを打ってそれぞれにアニメーションを付けることもできます。

文字に影を付ける方法

文字の装飾は簡単なものなら[Inspector]で調整ができます。
私がよく使うのがテキストに影を入れるドロップシャドウです。
[Shading]を選択し、[Select Elements]の③をクリック、[Enable]のチェックを入れると文字に影を付けることができます。

※タイムライン上になにもない状態でテロップを作るには初めに[Fusionコンポジション]をタイムラインの上に置きます。[エフェクト]から[Fusionコンポジション]をタイムライン上にドラッグ&ドロップすればOKです。すると自動的に[Fusion]ページに[MediaOut]が作られるので、[Effects][Generator]にある[Text+]をダブルクリックして[Nodes]に必要な数のノードを加えます。

まとめ

書体の違うテキストを一枚のテロップにまとめることでタイムラインがスッキリします。タイムライン上のテロップを[パワービン]にドラッグ&ドロップすることで、ほかのプロジェクトでもひな形として使用できます。

いちど試してみてはいかがでしょうか。

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