
編集で「戻れない怖さ」を感じたこと、ありませんか?
動画編集って、ちょっとした好奇心から始まりますよね。
「このカット短くしてみよう」
「色味を少し変えたらどうなるかな」
で、気づいたら…
「あれ?元のほうが良かった…」
なんて経験、絶対ありますよね。
Undo(⌘Z / Ctrl+Z)じゃ限界があるし、保存した後ならやり直せないことも。
正直、編集のやる気が一瞬で吹っ飛ぶ瞬間です。
そんな時に救世主になるのが、DaVinci Resolveの 「サブクリップ」 です。
サブクリップって何?
サブクリップとは、簡単にいうと 「編集前の素材をまるごと保険として保存しておける機能」。
「この範囲は絶対残したい!」と思った部分をサブクリップとしてメディアプールに保存しておけば、
編集して失敗しても、サブクリップを呼び戻すだけで元通りに復活します。
つまり、思い切って編集ができる安心感が生まれるんです。
サブクリップの作り方(超簡単)
- タイムラインで範囲を選ぶ 保存したい範囲の頭で「I」、終わりで「O」を押します。 → これで「ここだけは残したい!」という範囲が決まります。
- サブクリップを作成 選択範囲のグレーのバーを右クリック → 「クリエイトサブクリップ」を選択。 → メディアプールにサブクリップが保存されます。
- 自由に編集 あとはタイムライン上でいくらでも切ったり、カラー調整したりしてOK。
- 元に戻したいとき メディアプールからサブクリップをドラッグすれば、範囲ごと復活。 さらに右クリック → 「展開のクリップのみを使用」を選べば、元の状態に完全リセットできます。
サブクリップで助かったリアル体験
ある企業案件でインタビュー映像を編集していたときの話です。
「もう少し話のテンポを速くして」とクライアントから指示があり、ついついカットを連発。
結果、話の流れが破綻…。
でも、サブクリップを作っていたおかげで、メディアプールからポンと戻すだけで元通り。
編集し直す時間を最小限に抑えられ、クライアントからも「早いですね!」と褒められました。
この瞬間、「サブクリップ作っておいて本当に良かった!」と心から思いました。
まとめ
- サブクリップを使えば編集前の素材を保険として残せる
- IとOで範囲を指定 → 右クリック → サブクリップ作成で簡単
- 元に戻したい時はメディアプールから呼び戻すだけ
- 編集に失敗しても安心、思い切って挑戦できる
編集で悩んでいる初心者こそ、今日からサブクリップを活用してみてください。
作業の自由度もスピードも、グッと変わりますよ!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve で編集前に“保険”をかけるサブクリップ活用法を書きます。