検証 Kling でアニメイラストを口パク動画にしてみた

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Kling でアニメイラストを口パク動画にしてみたを書きます。

今日は、「アニメイラストを口パクさせたい!」時、アバターづくりに使える生成AIを紹介します。

それが動画生成AIツールとして人気のKling AIです。画像から動画を生成する機能に世間の高い評価が集まってたのですが、アバターづくりでも実績があることを私は見落としていました。

この生成AIサービスを使ったリップシンク活用術を、初心者でも分かるようにお話します。

「初心者でもできる! Kling でアニメイラストを口パク動画にする方法」

1.なんで“アニメイラストを口パク”させたいのか?

「HeyGenとか、〇〇AIのリップシンクすごい!」って聞くけど、
結局…

  • 「どれがどうすごいの?」
  • 「自分みたいな素人でも使えるの?」
  • 「アニメもいけちゃうやつあるの?」

って思ったことないですか? 私も最初、その壁にぶつかりました。

始めて見たのはいいんですが当時使い道が見つからず放置プレーで終わった黒歴史があります(笑)。

しかし、時代は日進月歩、下手をすれば明日世界がひっくり返るかもしれない大進化が起きています。そんな中で“これはイケる!”と感じたのがKling AI。
例えば:

  • イラスト(静止画)を動かして「しゃべらせる」演出
  • 副業クリエーターとしてのYouTube/TikTok動画に使える
  • 「口だけ」ではなく、キャラがちゃんと“話してる感”が出せる

といった理由から、「アニメもいけちゃうやつ?」という疑問に対して「Yes」と言えるツールです。

3.実践ステップ:アニメイラストが喋る動画に変わるまで

「でも、どうやって?」とお悩みの人がいるのも事実です。「クリリンは知ってるけどKling は知らないという人のために注目のツールの使い方を語ります。

ステップ①:イラストを準備

まず必要なのが主人公の立ち絵です。

アニメイラストを口パクする上で重要なのは原画の質です。質といっても見た目の美しさは二の次です。

イラストをアニメのように口パクさせるには、なるべく“正面系・口元見える構図”で描かれた絵を用意しましょう。顔が横を向きすぎていたり、影で口が隠れていたりすると、リップシンク精度が落ちます。

生成した動画をほかの動画素材に合成したいのであれば、背景はグリーンにしておくと後が楽です。

ステップ②:音声を用意

キャラクターの声に使うボイス素材も口パク動画には必須です。自分で声を自録りしてもOK。スマホでもOK。「こんばんは、今日もがんばろうね」など短いナレーション素材をアップロードしましょう。

またはTTS(文字を入力してAIが読み上げる)を使う:英語・日本語どちらもOK。Klingで設定できます。 (Pollo AI)
コツとしては:音声の冒頭・終わりに“無音”を少し入れておくと口の動きが自然になります。私もこの小技をよく使います。

ステップ③:Kling AIで「口パク動画」にする

素材を用意したらここからがKlingの出番です。

Klingにログインし、喋らせたいキャラの動画を生成します。

「動画生成」をクリック

「クリック/動画貼り付け」欄に素材キャラクターの画像をアップロード

プロンプト欄にはそのキャラクターにさせたい仕草をテキストで入力します。例えば「笑顔で手を振りながら楽しくおしゃべり」なんてのでOKです。

とりあえず動画にした素材を次の工程で読み込んで口パク化するので、ここでは秒数と生成動画数を適当に指定し「生成」を押します。

無料プランの場合はかなり待たされます。PCの電源を切ってもブラウザ上で作業が続くので一晩掘っておきましょう。

Klingを使って生成された動画はこちら↓

よく聞くと音声も入っていますがこの音声は使いません。次に動画にあらかじめ収録した音声を加えます。

「すべてのツール」「リップシンク」をクリック。

「リップシンク」の右にあるメニューから、「履歴作品から選択」の文字をクリックします。

す先ほど作ったアバター動画が見えるのでそれを選択し「確認」を押します。

映像と音声の同期に使う編集画面が現れたらトークを収録した音声ファイルをアップロードし

下部にある「吹き替えを追加」ボタンをクリックします。

動画と音声のタイミングを調整し、画面右下の「生成開始」ボタンをクリックします。コストは5クレジット。

あとは生成を待つだけ。数分〜10分程度で完成した動画をダウンロードします。

編集ソフト(例えば DaVinci Resolve/ Adobe After Effects/スマホなら CapCut)で背景や演出を加えれば完成です。背景を緑色にしているのは編集ソフトでクロマキー処理をしやすくするためです。

ステップ④:動画編集で“脇に置くキャラ”に活用

メインのLoFi読書動画を作っていたとしたら、右下コーナーにこの“しゃべるアニメ少女”を挿入してみると面白い効果が期待できます。
例:

  • 背景:窓から見える夜の東京、LoFi音楽流しつつ読書シーン
  • キャラ:「ふふ、今日はおすすめ本があるよ~」
  • 本のカット → キャラ「この本、こういう××で…」
    この構成は「飽きない」「親近感が出る」「差別化できる」ので、視聴者との距離がグッと縮まります。

4.メリット・デメリット

✅メリット

  • 低コスト&短時間で“イラストがしゃべる”演出ができる。従来キャラアニメーションより圧倒的にハードル低し。
  • アニメ・イラストにマッチするツールなので、“それっぽさ”が出しやすい。
  • 副業クリエーターにも魅力的:YouTube/TikTok用に、目線引く“キャラ+口パク”演出ができる。
  • 初心者でも始めやすい:操作が比較的シンプル、専門知識不要。
  • 応用範囲が広い:教育動画、講座、VTuber形式、SNS短尺動画、サムネ動画など。

⚠️デメリット

  • 表情・動きの自由度が限られる:口だけ動かして、手や体や目線までアニメーションさせるには別途編集が必要。 (toolify.ai)
  • 動画の長さ・構図による制限あり。5〜10秒程度が安定報告。長尺だと精度が落ちる可能性大。 (Reddit)
  • 日本語音声/イントネーションに注意:英語モデルで作られているので、日本語だと違和感出ることあり。自分で録音すると安心。
  • クレジット・課金要素あり:無料枠もあるけど量産には投資が必要。
  • アニメ調イラストでの検出精度の壁:リアルな顔動画前提設計なので、強くデフォルメされたアニメ顔は“口動きが少し不自然”になることも。 (toolify.ai)

5.実践シーン・アイデア3つ(クリエイター目線)

シーンA:YouTubeオープニングに“しゃべるキャラ”

あなたが「AI動画編集Tips」を週1で投稿しているとします。冒頭2〜3秒にアニメキャラが「ハーイ、動画編集プロの○○です!」と口パクで登場。続いてあなた自身の手元映像へ。視聴者の印象に残る出だしになります。

シーンB:LoFi作業用BGM動画のサブ要素として

背景:窓辺の夜景+LoFi音楽。
右下:読書中アニメ少女キャラが「今日もお疲れさま、ひと息ついてね♪」と口パク。
こうすることで、作業/勉強用動画に“ほっとひと声”が入り、視聴者の滞在時間が伸びる可能性大です。

シーンC:SNS短尺動画(TikTok/Reels)で“顔なし”演出

スマホ撮影に自分を出すのがちょっとハードル高いなら、イラストキャラ+文字+音声でOK。例えば:キャラ「編集5分でOK!この手順!」と口パク。テキスト+キャラ+スピーディ演出でSNS向けに最適。

6.ちょっとしたコツ & Q&A

  • 口の動きが合わない時:音声の冒頭に“ポーズ”を入れると、キャラの口が「準備→話す」に自然移行します。
  • 構図は正面寄りに:キャラの顔が大きく、口元が隠れない構図がベスト。頭が横を向いてると認識精度落ちることあり。
  • 音声/字幕の同期も大事:口パクだけで完結するのも良いけど、字幕を入れることで視聴者理解が上がります。
  • ブランド化を意識:キャラの表情バリエーション(微笑み/ウィンク/困り顔)をあらかじめ用意しておき、シリーズ動画として使うとファン化しやすいです。
  • 実験から始めよう:まず30秒〜1分程度で試してみる。失敗しても痛手少ない。コツは“繰り返すこと”。

まとめ

私自身、テレビ番組の制作現場から動画編集に転じて、「いかに効率よく・印象的に・収益につなげるか」を常に考えてきました。今回、あなたが目指す「クリエイターとしてのパーソナルブランド」や「副業収益化」において、こうした“キャラクター+口パク演出”は非常に有用です。

例えば、あなたのYouTubeチャンネルやブログに「アニメキャラ編集講座」「毎週1つ編集チャレンジ」「アニメイラスト×副業ノウハウ」などのシリーズを刊行して、Kling AIで作ったキャラをアイキャッチに使えば、「あ、このキャラ出てる=信頼できる内容」と視聴者に認識されやすくなります。

ぜひ今日、まずは「3分動画でキャラ1人、口パクしてみる」ところから始めてみてください。早速失敗してOK。数をこなすと「このタイミングでこの口の動きか」という感覚が掴めてきます。

最新情報:2025年10月時点で押さえるべきKling AIの特徴

今、Kling AIでは以下のようなアップデート・特徴があります。

  • リップシンク機能「Lip Sync」「Match Mouth Type」が導入済み。動画に音声をアップロードして口を動かせる仕組み。 (Pollo AI)
  • 音声入力/テキスト読み上げ(TTS)にも対応。音声を自分で録るかAI音声にするか選べる。 (toolify.ai)
  • 対応動画長さ・形式に少し制限あり。例えば5〜10秒までが安定報告あり。 (Reddit)
  • インターフェースが初心者向けに改善されつつあり、「AIリップシンク初心者でもイケる」と言われてます。 (CapCut)

つまり、2025年10月現在、動画編集・副業クリエーター視点でも“試してみる価値大”な状況です。