私は普段は動画編集やAIツール検証をしているのですが、
最近「初心者でも使いやすいMacの無料動画編集アプリってないの?」
という相談がめちゃくちゃ増えてきました。
そこで今回紹介したいのが、
Mac版「VN − Video Editor」。
iPhone・iPadで大人気のアプリのMac版ですが、
実際どうなのか?
iMovieの代わりになるのか?
初心者は得するのか、それとも損するのか?
今日はそのあたりを解説していきます!
- 【保存版】Mac版 VN − Video Editor を使うと得する人・損する人
- ◆ 得する人①:とにかく“簡単に動画をつなげたい”初心者
- ◆ 得する人②:iPhone撮影 → SNS投稿の流れが多い人
- ◆ 得する人③:iMovieの重さに疲れてしまった人
- ◆ 得する人④:無料でできるだけやりたい人(課金しなくてOK)
- ◆ ここで重要:iPhoneとMacの連携が最強すぎる
- ◆ 損する人①:カラーグレーディングを極めたい人
- ◆ 損する人②:VFX・マルチカム・高度な合成が必要な人
- ◆ 損する人③:書き出しの細かい設定をいじりたい人
- ◆ VNは“動画編集を嫌いにさせないアプリ”
- ◆ 総評:初心者は“まずVNで始めて間違いなし”
【保存版】Mac版 VN − Video Editor を使うと得する人・損する人
◆ 結論:シンプルさ・軽さ・無料の強さで、初心者は“絶対に得する”
まず結論です。
初心者・SNS動画制作者にとって、Mac版VNは“理想的なスタート地点”です。
理由は3つ。
- アプリサイズが軽く動作も軽快(iMovieの約1/3)
- UIが直感的で触った瞬間に理解できる
- 無料版でほぼ全部できる(広告なし)
動画編集は「続けられるか」が本当に重要。
その点、VNはストレスを極限までカットした設計です。
◆ 得する人①:とにかく“簡単に動画をつなげたい”初心者
これ、私が初心者の友人におすすめして
全員が口を揃えて言うんですが――
「なにこれ…操作が簡単すぎる!」
ほんとにそうなんです。
起動したら
「新しいクリップ」→ 素材をドラッグ → すぐ編集
という、超シンプルな構造。
iMovieのように
「どこに何があるの?」
と迷う時間がほぼゼロ。
● ちょっとリアルな“初心者あるある”シーン
家に帰って、Macの前に座って、
「よし編集するぞ!」と意気込む。
でも編集画面がごちゃごちゃしていて
何をどうすればいいかわからず、そのままNetflixへ……。
編集者あるあるです。
私も最初はそうでした。
でもVNは違います。
見た瞬間に“触れば動くUI”になっている。
これが初心者にとって一番の救いです。
◆ 得する人②:iPhone撮影 → SNS投稿の流れが多い人
VNはiPhoneとの相性がとにかく抜群。
AirDropで送った素材が
そのまま劣化なしで読み込まれてタイムラインに置ける。
iCloudで同期した素材は
「写真」アプリからすぐ使える。
縦動画を作るときも、設定でサクッと9:16に切り替えられる。
この“スマホ時代の動画導線”が、もう完璧なんです。
◆ 得する人③:iMovieの重さに疲れてしまった人
iMovieは優秀だけど、近年どんどん重くなってきました。
その点でVNの軽さは神。
◆ アプリ容量比較
- VN:約1GB
- iMovie:約3.5GB
MacBook Airユーザー、歓喜。
アプリを起動してから編集開始までの速度も、
VNの方が圧倒的に快適です。
◆ 得する人④:無料でできるだけやりたい人(課金しなくてOK)
VNは“無料でも全部使える”に近いアプリ。
- カット編集
- トランジション
- ファイル管理
- BGM・効果音
- テキスト
- フィルター
- 書き出し設定
課金してないのにここまでできるのは正直ヤバい。
有料版はプロジェクト共有やテンプレ無制限などが追加されるけど、
初心者は無料のままで十分すぎるほど編集できます。
◆ ここで重要:iPhoneとMacの連携が最強すぎる
これ!
正直、VNを選ぶ最大の理由と言ってもいい。
今どきの動画制作は
「撮影はiPhone、編集はMac」が最強。
VNはこの流れを完全にサポートしています。
◆ ① AirDropが速すぎて快感レベル
iPhoneの写真アプリで素材を選んで
→ MacへAirDrop
→ 数秒後、VNのタイムラインへドロップ
このスピード感が編集スイッチを入れてくれる。
「やろうと思った瞬間、もう編集できる」
この感覚は初心者の継続につながる本当に大事なポイント。
◆ ② 大容量素材はFinder(USB接続)が最強に安定
AirDropが不安定なときは、
USB接続してFinderから直接動画を取り込む方法が鉄板。
- 4K/60fps
- HEVC
- Dolby Vision
こうした“重めの素材”も安定転送できる。
案件動画をMacで作る場合は、この方法が一番安全です。
◆ ③ iCloud写真 ON なら、素材が勝手に揃ってくる
iCloud写真を使っているなら
iPhoneで撮った動画は自然とMacにも同期します。
VNの[写真]タブからそのまま使える。
ケーブルもAirDropも不要。
これは毎日ショート動画を作る人にとって、もはや革命。
◆ ④ VN Proの「マルチデバイス同期」で編集の自由度が爆上がる
有料版の話ですが、
iPhone・iPad・Macでプロジェクト共有が可能になります。
これがとにかく便利。
● シーン例:移動中に“編集の下ごしらえ”
電車の中でiPhone版VNを開く
↓
カット作業だけ進めておく
↓
家に帰ってMacでテロップと音入れ
↓
そのまま書き出しして投稿
もうね、これが現代の動画制作スタイル。
まとまった時間が取れない人こそ、
この編集分業が刺さるはず。
◆ ⑤ iPhoneへの動画戻しもAirDropで一瞬
書き出し → AirDrop → iPhone
で、完成動画がスマホへ速攻移動。
SNS投稿はiPhoneの方が手軽で画質も落ちにくいので、
Macで編集 → iPhoneから投稿が最適な導線です。
◆ 損する人①:カラーグレーディングを極めたい人
映画のような色調整、
LUTの細かな管理、
シャドウとハイライトの高度な調整。
こういう作業をしたい人にはVNは物足りません。
色調整は「簡易的」。
本格派はDaVinci Resolveを選ぶべき。
◆ 損する人②:VFX・マルチカム・高度な合成が必要な人
VNはあくまで“カジュアル編集向け”。
- 合成は弱め
- モーショングラフィックスは最小限
- マルチカムには非対応
YouTubeの案件動画や
複雑な演出が必要な動画には向きません。
◆ 損する人③:書き出しの細かい設定をいじりたい人
Apple ProRes
ビットレートの細調整
4:2:2書き出し
こういうプロ向け設定はありません。
「できるだけ簡単にしておく」
という VN の思想ゆえの割り切りです。
◆ VNは“動画編集を嫌いにさせないアプリ”
これが本質です。
動画編集は難しいし、
最初の挫折ポイントはUIの複雑さ。
その点VNは
- 見た瞬間に理解できるUI
- 無料でも機能が揃っている
- iPhoneとMacの連携が神
- 動作が軽くてストレスが少ない
だからこそ、
“動画編集って意外と楽しいかも”
と思わせてくれる。
初心者が最初に手を伸ばすアプリとしては
現時点でトップクラスです。
◆ 総評:初心者は“まずVNで始めて間違いなし”
動画編集はまず
「簡単でストレスの少ない環境で始めること」
これが本当に大事。
その条件をすべて満たしているのが
Mac版 VN − Video Editor。
iPhoneとの連携、動作の軽さ、無料で揃う機能。
初心者が一番躓きやすいポイントを、
どれも丁寧に取り除いてくれる。
結論:
動画をこれから始めるiPhoneユーザーは、
まずVNから始めてみてください。
編集が“楽しい”と思える最初の一歩になります。













こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Mac版 VN − Video Editor を書きます。