こんにちは!最近、本当にすごいですよね、動画生成AI。
「えっ、これAIが作ったの!?」なんて動画が毎日のように流れてきます。……が。実際に自分で作ってみると、
「なんか顔が崩れた。」
「手が6本ある。」
「勝手にズームした。」
「途中で別人になった。」
あるあるです(笑)。
実はこれ、AIの性能というよりプロンプトの書き方が原因だったりします。
今回は、初心者でもすぐ真似できる「AI動画が劇的にうまくなるプロンプト術」を紹介します。
AIは「監督の指示待ち」
まず覚えておきたいことがあります。
AIって意外と真面目なんです。こちらが何も言わないと、「じゃあ適当にいい感じで作りますね!」となります。
でも、その「いい感じ」が毎回違う(笑)。
だからAIには、映画監督が撮影現場で出す指示くらい細かく伝えると、一気にクオリティが上がります。
プロンプトはこの順番で書くだけ。
世界観↓被写体↓表情↓動き↓カメラ↓光↓背景↓物理↓禁止事項

では順番に見ていきましょう。
① 世界観を最初に決める
時代、場所、空気感(例:「戦後の日本で」「火に照らされながら」など)を細かく指定することで、単調さやAIっぽさを排除します。
いきなり「男性が歩く」だけ書くのはもったいない。例えば、
1950年代の日本。
雨上がりの夕暮れ。
映画のようなシネマティックな雰囲気。
これだけで映像の空気感がガラッと変わります。
AIも「あ、この世界で作ればいいんですね。」と理解してくれます。
映画風、ドキュメンタリー風、アニメ、SFなど、作品の方向性をジャンル名や「シネマティック」などの言葉で伝えるとクオリティが跳ね上がります。
朝・夜の時間帯、光の加減、晴れ・雨などの天候を明記することで、動画の雰囲気(世界観)をコントロールします。
② 主役をしっかり紹介する
人物も適当ではダメです。
例えば、
30代の日本人男性
黒髪短髪
ネイビーのスーツ
黒い革靴
さらにImage to Videoなら、
Appearance remains unchanged.
Clothing remains consistent.
も追加。
これだけで途中から別人になる確率がかなり減ります。
③ 表情は「笑顔」だけじゃない
AIは表情も勝手に決めます。なので、
笑顔
より、
安心した笑顔
少し緊張した表情
優しく微笑む
希望を感じる表情
このくらい具体的に書いた方が自然になります。
人間や動物がメインの場合、表情を指定しないと演出とズレて違和感が生じます。「不安」「笑顔(慈愛の微笑み)」など具体的に指示することで、生成ミスや破綻を格段に減らせます。
④ 動きは欲張らない
初心者ほど、「あれもこれも動いて!」と言いたくなります。
でも実は逆。成功しやすいのは、
ゆっくり歩く
立ち止まる
軽く振り返る
これくらい。
人間も一度に10個の動作はしません(笑)。AIも同じです。
⑤ カメラは固定がおすすめ
ここ、本当に重要。AIは放っておくと、勝手に寄ったり、勝手に回ったり、勝手にズームしたりします。
なので最初は、
Fixed camera
Static shot
No zoom
No pan
これだけ入れてみてください。映像がグッと安定します。
⑥ 光は映像の命
同じシーンでも、
Golden Hour
Soft Lighting
Warm Light
これだけで映画っぽくなります。
逆にSFなら、
Blue Lighting
Neon Light
Cyberpunk
なんて指定もおすすめ。
⑦ 背景も少しだけ動かす
人物だけ動くと、なんだか止まった映像に見えます。
例えば、
木々が風で揺れる
雲がゆっくり流れる
遠くを電車が走る
背景に少し動きを入れるだけで、一気に映像らしくなります。
⑧ 現実の物理を思い出させる
AIは物理が苦手です(笑)。
なので、
Natural human movement
Realistic physics
Natural gravity
を書くだけでも、「なんか変…」が減ります。
AI特有の非現実的な挙動を防ぐため、現実世界の物理法則を意識させます(例:月面なら「無重力で少し浮いている」など)。
⑨ 最後に禁止事項を書く
ここがかなり効きます。
例えば、
No extra fingers
No extra arms
No body deformation
No duplicated people
No face distortion
No teleportation
No sudden camera movement
No flickering
AIに「これは絶対やらないでね。」と先に伝えておくだけで、失敗がかなり減ります。
(ChatGPTやGeminiに事前に禁止事項を出させるのも有効)。
初心者はこのテンプレートを丸ごと使おう!
迷ったら、このテンプレートをコピペして使ってみてください。
【世界観】
1950年代の日本。映画のようなシネマティックな雰囲気。夕暮れ。
【被写体】
30代日本人男性。黒髪短髪。ネイビーのスーツ。服装・顔は最後まで固定。
【表情】
穏やかな笑顔。少し希望を感じる表情。
【動き】
ゆっくり歩きながら周囲を見る。最後に軽く振り返る。
【カメラ】
固定カメラ。ミディアムショット。ズームなし。
【ライティング】
ゴールデンアワー。暖かい自然光。
【背景】
木々が風で揺れる。遠くを電車が通過する。
【物理】
自然な人体の動き。現実的な重力。
【禁止事項】
人数を増やさない。
手足を増やさない。
顔を崩さない。
体を変形させない。
瞬間移動しない。
カメラを急に動かさない。
このままベースとして使い、世界観や人物だけ変えれば、さまざまなシーンに応用できます。
まとめ
AI動画は「センスがある人だけがうまく作れる」と思われがちですが、実際はそうではありません。
大切なのは、AI任せにせず、「どんな映像を作りたいのか」を順番に伝えることです。
世界観を決めて、人物を設定し、表情や動きを指定し、カメラを固定して、最後に「やってほしくないこと」まで伝える。
たったそれだけで、生成結果は驚くほど安定します。
最初から100点を目指す必要はありません。まずは今回紹介したテンプレートをそのまま使って、1つずつ世界観や動きを変えながら試してみてください。
きっと、「おっ、急にAI動画っぽさが消えた!」という瞬間を体験できるはずです。
5秒〜8秒以上の長い尺(15秒〜30秒など)を作りたい場合、動画の最後のフレーム(シーン)をスクリーンショットで保存し、それを「開始画像」として続きを生成させることで、動画編集ソフトで繋げてもカクつかない滑らかなロング動画が作れます。










