でも、自分で録音するのは大変。
プロに頼むとコストもかかるし、修正も面倒…。
そんな時に使いたいのが、AI音声読み上げツール「ElevenLabs」です。
しかも最近のアップデートで、なんと感情表現まで可能に!
この記事では、初心者の方でもすぐに使えるように、ElevenLabsの登録から音声生成、感情表現までをわかりやすく解説します。
【ElevenLabsの使い方】感情まで表現できるAI音声で、動画のクオリティを一気に上げよう

無料テキスト読み上げ&AIボイスジェネレーター | ElevenLabs
🎙 ElevenLabsとは?テキストが“話し始める”AI音声ツール
「ElevenLabs」は、テキストを自然な音声に変換してくれるAI技術を使った音声合成サービスです。機械的な読み上げではなく、人間が話しているような自然な抑揚や感情表現ができる点が大きな反響を呼んでいます。
できることは大きく分けて以下の通り:
- テキスト読み上げ(Text to Speech)
- 自分の声をコピーしてAI化(Voice Cloning)
- 他言語への自動吹き替え(Dubbing Studio)
- 効果音をテキストから生成(Sound Effects)
- 長文コンテンツ管理(Studio)
これだけでナレーション制作・吹き替え・音作り・台本読み上げすべてが完結できます。
🔰 ElevenLabsの始め方(登録〜基本操作)
① アカウントを作成
公式サイト(https://www.elevenlabs.io)にアクセスし、
• Googleアカウント
• またはメールアドレスとパスワード
で簡単に無料登録できます。
② 音声を作る(Text to Speech)
1. ログインするとダッシュボードが開きます。

2. 「Text to Speech」タブを選びます。

3. 大きなテキストボックスに、喋らせたい文章を入力(日本語対応)。
4. 右側の「Voice」で声を選びます。
• 「Japanese」などで検索すると日本語対応の声が表示されます。
5. 下部の「Generate」をクリック。
6. 数秒で音声が生成され、気に入ったものをダウンロードできます。
🎭 感情を操る「オーディオタグ」でナレーションが劇的に変わる!
ElevenLabsの真骨頂は、感情まで演出できるオーディオタグです。
例えば以下のように入力するだけ:
[sighs] でも、やるしかないか。[laughs]
このように、AIがため息をついたり笑ったりする音声を生成してくれます。
使えるタグの一例:
• [sighs] ため息
• [laughs] 笑い声
• [whispers] ささやき
• [shouts] 叫び声
まるで声優が演じているような仕上がりになるので、ナレーションだけでなくAIドラマやYouTubeのキャラ演出にも最適!
🌍 多言語・多声対応で世界展開も夢じゃない
ElevenLabsには、目的に合わせて選べる3種類の音声があります。
「スタンダード音声」「プレミアム音声」「オリジナル音声」です。
スタンダード音声は無料プランで使用可能。基本的な音声で無料でも使えます。
プレミアム音声は有料プランから利用可能。より自然で感情豊かな声、しかも多言語対応で感情表現が豊かです。
オリジナル音声は自分の声や特定の声をコピーするなどした世界に一つだけの声です。
- 声の種類:年齢、性別、アクセントごとに豊富
- 言語数:70言語以上対応
これにより、日本語のナレーションをそのまま英語やスペイン語に吹き替えることも可能です。世界に向けた動画配信を考えるなら、必須のツールになるでしょう。
できないこと
- 感情表現には限界がある – 人間のような複雑な感情表現までは完全に再現できません
- 専門用語や人名の発音が不正確なことも – 特に日本語の固有名詞は読み方が難しい場合があります
- 処理に時間がかかる – 長い文章の場合、音声生成に数十秒〜数分かかることがあります
- 声のコピーは完璧ではない – 自分の声を元に作成しても、微妙な違いは残ります
- 無料プランでは使用量に制限がある – 本格的に使うなら有料プランの検討が必要です
これらの点を理解した上で使えば、ElevenLabsは音声コンテンツ制作の強力な味方になります
🆕 最新機能の活用方法(応用編)
● ① Dubbing Studio:自動吹き替え機能
動画やポッドキャストをアップロードし、別言語に自動翻訳&吹き替え。わずか数分の音声サンプルから特定の人の声を再現する「声のコピー」機能も搭載しているため、元の声のトーンを保ったまま生成することができます。
● ② Sound Effects:効果音生成
「car」「wind」「button click」などキーワードを打つと、そのイメージに近い効果音が自動生成されます。
もう素材探しに時間をかける必要はありません!
● ③ Studio:長尺コンテンツ制作に最適
• 台本全体の読み込み
• 話者ごとの声の割り当て
• セクションごとの再生成
が可能。オーディオブックや企業研修教材の制作に特に便利です。
💡 活用アイデア:こんな人におすすめ!
- YouTuber(ナレーション、キャラボイス)
- 教育系コンテンツの制作者(eラーニング、教材)
- 海外展開を目指す動画クリエイター
- ゲーム・アニメの音声素材制作
- 音声配信(Podcast、オーディオブック)
了解しました。それでは、ElevenLabsの料金情報と商用利用に関する注意点を加えた記事の追記パートをご提案します。
💰ちなみに料金ですけれども…
ElevenLabs、無料で使えるプランもありますが──
商用利用を考えているなら、有料プランへの加入が必須です。

ここで各プランの価格をざっとご紹介します:
プラン名 | 月額料金(USD) | 商用利用 | 特徴 |
---|---|---|---|
Free(無料) | $0 | ❌できない | 月に10,000文字まで読み上げ可能。あくまで試用。 |
Starter(スターター) | $5 → $1(現在割引中) | ✅可能 | 月に最大30,000文字まで。商用OK。個人用途に最適。 |
Creator(ブロ版) | $22〜$99 | ✅可能 | プロジェクトが多い方向け。複数ボイス、音声クローンなど対応。 |
Business | $330〜$1,320/月 | ✅可能 | 法人・制作会社向け。APIや吹き替え機能もフル活用可能。 |
⚠️ 注意点
無料プランでは、商用利用が認められていません。
YouTube動画のナレーション(収益化あり)、「動画のナレーションに使いたい」「広告に使いたい」「商品紹介に使いたい」など、営利目的、商用目的で使う場合は無料プランではなく有料プランを選びましょう。
✅ 結論:商用で使うなら最低でも「Starterプラン」へ!
「まずはちょっと使ってみたい」という方は、今だけ割引中のStarterプラン(月額$1)で試すのがおすすめ。
いずれにしても、商用で使うなら課金必須なので、早めに登録しておくと安心です。
✅ まとめ:AIが「感情」まで話し始める時代へ
ElevenLabsは、ただの読み上げツールではありません。
「人のように話し、笑い、ささやく」ことで、表現の幅を無限に広げる武器になります。
動画・音声コンテンツの質をグッと引き上げたい方は、ぜひ試してみてください。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ElevenLabs でAIが“感情”を話す時代へを書きます。