【初心者OK】画像生成Adobe Firefly の使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Adobe Firefly を書きます※本ページにはPRが含まれます

画像生成AIで作った画像は著作権的にアウトで使いにくいとお悩みの方いませんか。

この著作権問題をクリアして、安心して使えるAI画像生成サービスがAdobeが提供する「Firefly」です。

試験運転を続けていたFireflyがこの秋、ついに正式版になりました。

Adobe Fireflyとは

Adobeが今年3月に発表した画像生成サービス「Adobe Firefly」

メリットは次の点です。

  1. 著作権的にセーフなので商用利用ができる
  2. フェイク対策がしっかりしている(生成された画像がどこで誰が作られたかがわかる)
  3. 膨大な学習モデルが使われているので画質が向上
  4. 手持ちの画像をもとに新たな画像を生成できる
  5. 線や色を自由に変更できるベクターデーターで画像生成できる
  6. google birdと連携可

使用にあたっては基本無料。(生成できる画像数はクレジット制限があります)

月間に利用できるクレジット数は25で、1クレジットで生成される画像は4枚です。つまり月間最大100枚の画像が生成できます。
それ以上生成したい人はプレミアム版(月680円で100クレジットが付与)が用意されています。

1,商用利用ができる

Adobe Fireflyでは、権利の問題が起きにくい素材を厳選した上、学習済みデータ量が半端ないことから安心して商用利用ができます。

学習に使われている素材は、ストックフォトサービス「Adobe Stock」の素材 やオープンライセンス、著作権切れ画像などです。その量は数億枚にのぼるといわれます。

3,新モデルで画質が向上

これまでのAdobe Fireflyで使われているモデルはAdobe Firefly Image1でした。アップデートでImage2になり、飛躍的に画質が向上しました。

ただし、「人物グラビア画像」についてはいまいちです。Stable Diffusion系のAI画像生成サービスには及びません。

5,ベクターデーターとして画像生成できる

イラストやデザイン系画像は劣化しにくいベクター形式での生成も可能です。

画像生成 Adobe Firefly の利用条件

アドビが提供する新たなジェネレーティブAI

Adobe Fireflyを利用するには、Adobe IDが必須です。

Adobe IDはAdobeCC(72,336 円/年)などの有料ソフトを契約することで手に入ります。

【PR】動画編集で使うAdobeCC。通常価格版よりも、約50%(約4万円)ほど安く利用できる方法があります。1年分のAdobeCC利用料込みでAdobeCCの使い方が学べる「Adobe CCライセンス付属 Adobeマスター講座」です。

毎年繰り返し学び直しもOK

学生・教職員個人版(アカデミック版)は学割価格で手に入ります。
次の年も継続して受講すれば、ソフトも引き続き学割価格で利用できます。

Adobe Fireflyの使い方

Adobe Fireflyは画像生成ツールです。

生成した画像は別サービス「Adobe Express」を使うことでさらなる画像加工や動画編集などに応用できます。

アドビが提供する新たなジェネレーティブAI

公式ページAdobe Firefly を開きます。

この時adobeIDの確認が入ります。

IDの確認が終わるとするとすぐに画像が生成できます。

画面下にある入力枠に生成したい画像のイメージを日本語で入力します。

生成ボタンを押すと数秒で画像が4枚生成されます。

右サイドパネルから作りたいイメージや設定を調整します。

  • 縦横比 正方形のほかに縦長、横長が指定できます。
  • コンテンツタイプ「写真風」「アート風」
  • 効果

Fireflyには Image 2 (Beta) モデル​とImage 1 モデルの二種類があります。ここでは自動的に Image 2 (Beta) モデルが選択されます。

Firefly Image 2 モデル (Beta) は「​テキスト​から​画像​生成」​のみ​使用​でき​ます。

気に入ったものがなければ生成し直します。

気に入ったものが見つかれば、その一枚をクリックして画面を拡大します。

生成した画像はさらに調整が可能です。

画面左上にマウスを持っていくと「編集」ボタンが現れます。

「編集」では以下のような加工ができます。

  • 画面の一部を生成し直す
  • よく似た画像を生成する
  • この画像を参考に別の画像を生成する
  • 背景を削除する
  • テキストを入力する

編集機能は別アプリである「Adobe Express」の機能を使って行われます。

それぞれ選択してクリックします。

上記の画像は「背景を削除」をクリックしたもの。自動的に背景と思われる部分をAIが判断して画像を編集します。

出力する

この画像でOKなら、右上にマウスを持っていくと「その他オプション」ボタンが出現します。

画像をダウンロードするほか、リンクをコピーする、画像をコピーする、Adobe Expressで別途編集する、ギャラリーに追加する、保存するなどが選択できます。

Adobe Expressと連携するとショート動画の制作などで作業効率があがるのでお勧めです。

ダウンロードの際、「生成された画像には認証情報が記載されている」という注意事項が表示されます。

ダウンロードした画像サイズは16:9の場合1800×1000程度となります。

手持ちの画像を参照して画像を作る

モデルとなる画像があればアップロードすることでAIが参照してくれます。この機能を使いたい場合は「画像​スタイル​を​一致​させる」をOKします。

画像は「画像をアップロード」の部分にマウスで持っていくと認識されます。

[続行]をクリックします。

すると質問欄に参照する画像として加わったのがわかります。問題なければ[生成]をクリックします。

すると絵のタッチに合わせて生成された画像のイメージが変わりました。

生成した画像は単体でダウンロードしてもいいですが、Adobe Expressを使うことで動画編集などにワンストップで作業を引き継ぐことができます。

無料デザインツールCanvaを使い慣れた人なら百倍パワーアップした機能が体感できるはずです。

ボタンチュートリアル動画

Adobe Fireflyとは? 著作権問題を解消した最新AI画像生成 | 321web

まとめ

Adobe Fireflyの最新情報やアップデートは、Discordコミュニティーより確認できます。

Adobe Fireflyの学習に使われた画像データは著作権的に安心なことから、ビジネス系ユーザーにとっては使えるAIツールと言えそうです。

Adobe Fireflyに関するよくある質問

商用利用可能ですか
2023年9月13日から商用利用可能になりました。Fireflyで生成されたコンテンツには、コンテンツの名前、日付、作成に使われたツールなどの情報、加えられた編集の内容などが記録されたコンテンツクレデンシャル機能が含まれています。
Adobe CCユーザーは何が利用できますか
Adobe Creative Cloudのコンプリートプランと一部の単体プランの利用者はFireflyのWeb版と、Adobe Expressの有料版が利用できます。
「クレジット」とは何ですか
クレジットとは生成AIを利用する際に消費されるガソリン代のようなものです。有料プランのユーザーでも手持ちのクレジットを消費すると画像の生成スピードが遅くなります。
無料ユーザーは一ヶ月に使えるクレジットが限られています。クレジットは毎月付与されますが、消費し尽くしたら翌月まで待つか、Adobe Expressの有料プラン(月額680円)を購入することで再び利用できるようになります。