動画を 高画質化 する HitPaw Video Enhancer (ヒットポービデオエンハンサー)の使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 HitPaw Video Enhancer (ヒットポービデオエンハンサー)を書きます。

編集した動画を見たら、ピントがボケて困ったことありませんか。

  • 画面のノイズを消してきれいにしたい
  • 昔の動画の解像度を上げたい
  • モノクロ動画に着色したい

など、補正したくても、手間やコストがかかるため、編集者の悩みであった動画の修正作業

これがHitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー)を使うことで自宅のPCでもできるようになりました。

HitPaw Video Enhancer (ヒットポービデオエンハンサー)の使い方

動画の高画質化とはどんなものなのでしょうか。

右側がオリジナル動画。左側がオリジナル動画を変換した動画です。

低解像度だった動画が高解像度になったことがわかります。

HitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー)の特徴

このソフトを開発したのはHitPaw社。

2019年に創業された動画・音楽の編集ソフトウェアメーカーです。

所在地は発信者の意向により非公開ですが、代表者にはマイク・リーとあることから中華系のソフト開発企業のようです。

公式サイトにあるように静止画・動画関連のソフトをいくつもリリースしています。

この会社が今、力を入れているのが、動画のクオリティアップに特化したソフトHitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー)です。

HitPaw Video Enhancer お試し:http://bit.ly/3J78Rg2

できることは大きく分けて次の三つ

  • ボケた映像をシャープに修正
  • 低解像度の動画を高解像度に変換
  • モノクロ映像をカラー化

ボケた写真をシャープにする機能は、Photoshopなどのグラフィック系ソフトではよく見かけますが、動画ではあまり見かけません。

さらに、モノクロ映像のカラー化も、放送局などで昔の動画を着色した番組をみかけることはありました。

どちらにしても、自宅のPCでやりくりしようと思ったら結構大変なパワーが必要になります。

それができることをウリにするだけでも大したものだと言わざるを得ません。

それが簡単にできるようになったのは驚きです。

AIによる画質改善サービスは最近様々なものが誕生していますが、このサービスの特徴は初心者に超やさしいこと。

  • シンプルな機能
  • 日本語に対応
  • 解像度は8Kまで対応

海外のサービスにも関わらず、ストレスなく操作ができるのも魅力的です。

ワンタッチで左のような動画を右のような仕上がりにしてくれます。

それでいて多彩な機能を持っている点にも注目です。

  • 最高のノイズリダクションを実現
  • 専用に設計されたAI技術を搭載
  • ワンクリックで動画を高画質化
  • 30種類以上のフォーマットに対応
  • 大量の動画作業を可能にするバッチ処理機能を搭載
  • AI搭載により処理は完全自動で安全

例えばどんなことができるか。

解像度が足りないフィルムで撮影された動画もシャープに見せることだってできるのです。

動画の補正にお悩みの人には、欠かせないツールになりそうです。

HitPaw Video Enhancerの導入方法

結論から言うと、使い方は超簡単です。

公式サイトからソフトをダウンロードしてPCにインストールするだけ。

あとはソフトの指示に従って操作するだけです。

動画の解析と修正はクラウド上のAIが行います。

PCにインストールしたソフトは、動画をアップロードすること、それにクラウド上で解析されたデータを動画に書き出す二つの役割を担うという仕組みです。

導入方法

まず[公式] HitPaw Video Enhancer – 最高のAI動画高画質化ツールを開きます。

【無料体験】をクリックし、ファイルをダウンロードします。

HitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー)はWindows版とMac版の二つあります。Mac版を使う人はこちらからお入りください切り替えましょう。

インストールはインストールアイコンをクリックするだけで完了します。

※インストール先を変更するにはインストール設定をクリックします。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールします。

インストール中は上記のようなアニメーションが表示されます。

しばらくするとインストールが終わり、確認のための表示が現れます。

今すぐ購入とありますが、まずは体験版を試して見て考えることをおすすめします。

終了するとデスクトップにアイコンが作られます。

このアイコンをクリックするとコントローラーが起動します。

上記がHitPaw Video Enhancerのホーム画面です。

これでインストールと起動までの流れが完了しました。

無料体験版でできるのはここまで。

ここでは画質確認のため吸うフレームの変換はでき、画質を比較することまでできます。

しかし、書き出しはできません。

HitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー)の使い方

ここからは有料版の画面を解説します。

実際に動画を高画質化してみましょう。

まず、加工したい動画をPC内の任意のフォルダに格納します。

HitPaw Video Enhancerの起動画面を開きます。

「動画をこちらにドラッグ&ドロップしてください」の下記にある「ファイルを選択」をクリックし、加工したい動画を選択します

選択した動画ファイルはクラウド上にアップロードされます。

この情報をAIが解析し、修正作業が始まります。

修正したい動画ファイルを読み込みます。

画面右のサイドバーから適用したいモードと、解像度を選択し画面右下の「エクスポート」をクリックします。

保存ファイルの置き場所を指定すると画面が切り替わり、解析が始まります。

解析中の画面が表示されます。この画面には変換モードのほか保存場所、解像度や動画形式、書き出しにかかる時間などが表示されています。進行状態はファイルの右横にある数字で確認ができます。

処理には相当時間がかかります。進行状況はわかりやすく色で表示されます。

途中で「終了する」もしくは「すべて停止」は触らないようにしましょう。

720×400の2分の動画を1920×1080に変換するのに37分かかりました。

作業時間は素材やモード、使用するPCのスペックによって変わります。
例えば画質の粗い5分間の1920×1080の画像を同じ1920×1080の動画に「ポートレート専用モデル」モードで変換するのに約6時間かかりました。

長尺の動画を修正する場合は、作業中に予期せぬトラブルが発生する場合があります。

その場合、初めからやり直しになるためリスクが大きくなります。

対策としては変換する動画を編集ソフトなどで数分単位で小分けしてバッチ処理で変換する方法があります。

万が一途中で止まってしまった場合はそこからやり直せます。

変換した後再編集して一本化するのが遠回りのようですが正解かもしれません。

書き出し中止まってしまった場合の対策

書き出し中に通信エラーが起きたのかフリーズしてしまうことがありました。

すべて停止を押して書き出しを継続するとフリーズした箇所を読み込み直して先にすすむことができました。

動画を高画質化する方法

HitPaw Video Enhancerでできる修正作業は大きく四つあります。

それぞれ得意な分野を受け持つAIが希望のイメージに動画を高画質化してくれます。

  • ジェネラルデノイズモデル
  • アニメ切り替えモデル
  • ポートレート専用モデル
  • カラー化

以上の機能は右のサイドバーに表示されていて、それぞれを選択するだけで作業が始まります。

なので、初心者でも迷うことはありません。

ジェネラルデノイズモデル

輪郭の識別や、物体の表面の彩色などに秀でた機能です。

金属などの表現や風景動画に最適です。

アニメ切り替えモデル

アニメの修正に特化した機能です。

手元に古いアニメがあったので試してみました。

VHSなどで録画した古いアニメーションは、輪郭がぼやけたりブロックノイズなどが載っている場合が少なくありません。

アニメ専用モデルでは、輪郭や着色などアニメ特有のバランスにAIの機能が強化されています。

作業の進捗はプレビューモニターの右下にある「効果のプレビュー」ボタンをクリックすると画面が切り替わるので、比較して確認することができます。

ポートレイト専用モデル

続いて、解像度が低い動画素材を試します。

人物を中心とした動画を修正するには「ポートレイト専用モデル」が強力です。

ガイドにあるように、AIが人間に特化して学習していることが感じられます。

人間の肌の質感をAIが判断するため、動画を解析する時間はアニメよりやや時間がかかります。

しかし、見た目でわかるほどの結果が出ました。

左が元素材の動画。右が修正後の動画です。

上が元素材

下が修正後です。

修正は一コマ一コマ行われるのでPCによっては作業時間にばらつきが出ます。

肌の質感はAIが行うため若干人工的な感じになることは否めません。

例えて言うなら、整形した美女を見たような印象です。

「ポートレイト専用モデル」の強みは髪の毛など、人間の姿をしっかり学習していること。

素材ではぼやけて見える紙の生え際などはしっかり再現されています。

微妙な部分は残りますが、解像度は格段に向上していることがわかります。

カラー化

白黒動画をAIが勝手に判断して彩色してくれるモードです。

HitPaw Video Enhancerのスペック

動作環境はCPUとGPUそれに仮想メモリに依存します。

windows10,11

  • Intel i3 第4世代またはAMD Ryzen 3相当以上
  • NVIDIA GTX 950またはAMD Radeon 460相当以上

Mac10.15

  • Intel i3 第4世代またはApple M1相当以上
  • Intel UHD 630またはApple M1相当以上

HitPaw Video Enhancerのテックスペック。対応する形式、デバイス、サイトなど

HitPaw Video Enhancerの無料体験版と有料版の違い

無料体験版は変換したデータを書き出すことができません。

他社製品との比較

動画高画質化ソフトはほかにも数社からリリースされています。

  • Topaz Video Enhance AI
  • AVCLabs Video Enhancer
  • DVDFab動画加工
  • Aiseesoft 動画強化

【100%有効】おすすめの動画を高画質化するサイト TOP5 ‼動画画質の悩み さようなら‼|HitPaw Japanのプレスリリース

その中からTopaz Video AIv3.0と比較しました。

タイトルHitPaw Video EnhancerTopaz Video AIv3.0
提供元HitPawTopaz Labs
価格永久アカウント 49,500円
一年プラン 15,400円
一か月プラン 6,600円
299ドル(約40.000円)
日本語対応×
AI対応
カラー化対応×
8K出力対応

ライセンスの登録

HitPaw Video Enhancerはライセンスを購入することでインストール済みの試用版の制限を解除することができます。

購入手続きはこちらから行えます。

HitPaw Video Enhancerの購入プランはサブスクと買取の二通りです。
サブスクはさらに月払いと年払いに分かれています。
購入する際は、自分の利用方法に合わせて選択してください。
ソフトは随時バージョンアップされます。バージョンアップ版は買取版にも対応します。

購入画面から自分のメールアドレスを登録すると、アドレス宛にライセンスキーが届きます。

登録画面を開きます。

ライセンス購入時に入力したメールアドレスと送られてきたライセンスコードをそれぞれ入力し右下の登録をクリック。

これで有料版になります。

先ほどの鍵のアイコンが無くなっていれば有料版です。

ウェブサイトも反応して登録されたことがわかります。

チュートリアル動画

まとめ

HitPaw Video Enhancer(ヒットポービデオエンハンサー)のメリットは次の点です。

・自分の意図で映像の中にある見せたくない汚れた部分を改善できる。
・不鮮明な輪郭、ノイズ、色の滲みなど気になるところを低コストで改善できる。

デメリットは、映像はAIがオリジナル素材をもとに生成された画像であること。

修正された画像の中にはところどころ不思議な画像が混じっていたりします。

とはいえ、自宅の環境で使えることを鑑みると魅力的な機能がそろっています。

  • 最高のノイズリダクションを実現
  • 専用に設計されたAI技術を搭載
  • ワンクリックで動画を高画質化
  • 30種類以上のフォーマットに対応
  • 大量の動画作業を可能にするバッチ処理機能を搭載
  • AI搭載により処理は完全自動で安全

少しでも動画の質を改善したい人には検討の余地があるサービスといえそうです。

HitPaw Video Enhancerに関するよくある質問

  • 対応するOSはWindowsとMacだけです。したがってスマホからの利用はできません。なので、購入する前に試用版でお試しすることをおすすめします。
  • 試用版では動画の一部分の変換まで実演できますが、動画の書き出しはできません。
  • インストールのあとライセンス登録が完了すると変換と書き出しが行えるようになります。
GIFの高画質化はできますか
高画質化することはできますが、HitPaw Video Enhancerは現在MP4とMOVフォーマットのみ出力をサポートしているためGIFでの出力はサポートしていません。