AIグラビア画像 違う顔 の作り方Stable Diffusion

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 違う顔 を書きます。

Stable DiffusionでAIグラビア画像を作ってみたけど、出来上がってくるのは同じ顔ばかり。

こんなことで悩んでいる人いませんか。

基本AIは気まぐれで、毎回別の結果を出すのが当たり前です。

でも、Stable Diffusionの場合は一度作った顔を変えずにそれ以外を変える傾向が強いです。

しかし、各種値(プロンプトやサンプラー、サンプリングステップなど)を調整することで違う顔をいくつでも作ることができます。

Stable Diffusionの使い方・・・前提条件です

Stable Diffusionは、自分のパソコンから使う方法と、Googleのサービスを借りて使う方法のふたつあります。

Stable Diffusion

自分の思い通りの画像を作るには、それぞれ一長一短があるので、余裕があれば両方できるようにしておくといいです。

Stable Diffusionで人物画像を生成する

初心者でもグラビア級の人物画像を作ることができるので、若い男性ユーザーが急増しています。

しかし、Stable Diffusionに自分が欲しいイメージを正しく伝えることは結構大変苦労です

苦労して遠回りをしたくない人には近道があるので利用しましょう。

Stable Diffusionで人物画像を生成するために、使われるのがモデルという一種の指示書です。

カッコいいモデルは有志の手で調整され、秘伝書のような形で公開されています。

生成される画像の傾向はモデルによって大きく変わります。

そのため好みの画像を生成するには、まず質のいいモデル探しが重要です。

人気のモデルを探すには

よく使われる実写系モデルが公開されているサイトがCivitaiです。

アジア人に特化したモデルは「BRA(Beautiful Realistic Asians)」やChilloutMix、RealDosMix、Realistic Visionなどを選ぶといいでしょう。

BRA(Beautiful Realistic Asians) V3 | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai

アジア系美人女性モデルを多数収録されています。

ChilloutMix | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai

実写と間違えるほど高画質の日本人女性モデルが多数収録。最も話題性を集めています。

RealDosMix | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai

アジア系少女系のモデルが多数収録されています。

Realistic Vision V2.0 | Stable Diffusion Checkpoint | Civitai

いかにも欧米系の画風がてんこ盛り。人物や風景、動物などが投稿されています。

アニメ系イラストに特化したモデルは下記の通りです。

  • Counterfeit
  • waifu-diffusion
  • Anything V3
  • Anything V4
  • Pastel Mix
  • Anime Pastel Dream

違う顔 の作り方

異なる顔 のAIグラビア画像をつくる方法

理想の美女が生成できたとします。

でもそのまま生成し続けているよく似た顔ばかりになってしまいます。

別人に変えてみたい時は、パラメーターを変えることで異なる画像を生成することができます。

上記の画像は右の絵が最初に生成されたものです。

「服装」のプロンプトを変えただけで左のような画像になりました。

選択した画像は右クリックからダウンロードすることができます。

設定情報が収録されたsafetensors形式のファイルは画面右上の「Download」をクリックすることでダウンロードできます。

個々の利用条件はThis model permits users to(このモデルがユーザーに許可すること)を確認してください。

ダウンロードした設定情報は、stable diffusionの[models]フォルダにコピーしたのち、stable diffusionを起動します。

異なる顔 のAIグラビア画像をつくる時、調整するパラメーターは次のとおり

  • pronpt
  • sampling method
  • sampling steps
  • seedの値
  • 画像のサイズ

などです。
以上のパラメーターは単独でも、組み合わせでも効果が出るので、パターンは無限と言ってもいいかもしれません。

prompt

pronptを変えると人物の印象・全体像に影響がでます。

pronptの中身を確認ながら、顔の輪郭に関する単語(short hair,close up of face shot,など)とか、年齢を指定する単語(20 yo :20 yearsの略など)を手直しします。

主なプロンプトは下の通り、衣装は下記参照

  • profile(横顔)
  • front(正面)
  • beautiful face(美しい顔)
  • detailed eyes(細い目)
  • detaild mouth(小さい口)
  • Realistic(リアリズム)

画質のプロンプト

  • 4K
  • Playstation5
  • Unreal Engine
  • Taken by Canon EOS 5D Mark4
  • Taken with Canon 5D Mk4

sampling method

好みに合わせ以下の数値を調整します。

  • Euler a
  • Euler
  • DPM++ SDE Karras
  • DDIM

sampling steps

値を高くすると生成される画像の品質が高くなります。

目安となる数値は20です。20から50の範囲で調整します。

プロンプト(指示文)の扱い方

美女を描くための鉄板コースは、ChilloutMixChilled_re-generic、BRAなどのモデルを使って生成すること。

両モデルとも日本人好みの美女にチューニングされているので、欧米風の美女にはなりません。

次に押さえるべきことは、モデルをチューニングするコツはプロンプトを選ぶこと。

初心者はプロンプトの記述から埋めていきがちですが、それは遠回りです。

コツは「ネガティブプロンプト」をまずはじめに貼り付けて様子をみることです。

ネガティブプロンプトは基本的に使いまわすことが多いので、ネガティブな要素をまとめて指定できる「EasyNegative」を活用すると作業が楽になります。

EasyNegativeはCivitaiからダウンロードできます。

EasyNegative – EasyNegative | Stable Diffusion Textual Inversion | Civitai

ダウンロードしたファイルは、[webui]フォルダ直下にある[embeddings] に入れると自動的に実行されます。

プロンプト(指示文)はうまく生成された画像の記述を使ってみることです。

衣装のプロンプト例

  • Tunic チュニック
  • Overall オーバーオール
  • Shirt dress シャツワンピ
  • Apron dress エプロンドレス
  • Charleston dress チャールストンドレス
  • Flapper dress フラッパードレス
  • Shift dress シフトドレス
  • Bohemian dress ボヘミアンドレス
  • Empire dress エンパイアドレス
  • Ball gown dress ボールガウンドレス
  • Sheath dress シースドレス
  • Corset dress コルセットドレス
  • Kimono 着物
  • Yukata 浴衣
  • Cheongsam チャイナドレス
  • Ao dai アオ・ザイ
  • Sari サリー
  • Dashiki ダシキ
  • Maid clothes メイド服
  • Catsuit キャットスーツ
  • Mermaid dress マーメイドドレス
  • Nurse Uniform ナース服
  • Flight attendant キャビンアテンダント
  • Gothic lolita ゴスロリ

まとめ

Stable Diffusionで異なる顔 のAIグラビア画像をつくるには

まず土台となるモデルを選択し、

  • pronpt
  • sampling method
  • sampling steps
  • seedの値
  • 画像のサイズ

などの数値をこまめに調整することがポイントです。

seedとは乱数のことで、固定しておかないと毎回別の結果がでることになります。

なので、Stable Diffusionで同じイメージを再現したい場合は、同じpromptとseed値を設定すると同じ絵の生成が再現されやすくなります。

Seed値とは、生成画像ごとに割り当てられている固有の番号です。
ゲームの内部処理で扱われる、乱数に近いイメージですね。
イラストAIでキャラ固定する考え方!Seed値を知れば差分も簡単に作れる!Stable Diffusion Novel Ai お絵描きAI | たのシェア

よく間違えられるのが、画像サイズです。画像サイズを変えると別の画像が生成されます。

いろいろ試しながら画像生成をお楽しみください。

Stable DiffusionでAIグラビア画像をつくる時よくある質問

ポーズや構図を変えたい
ポーズや構図を指定するためには[img2img]を使って、お手本になる画像を読み込ませる方法もありますが結構苦労します。
ControlNetを使用することで苦労していたポーズや構図の指定が可能になります。
参考記事 【Stable Diffusion】 ControlNetを導入でポーズや構図を指定してイラストを生成 | ぺんぎんや
AI生成物の権利侵害について気になります
著作権は人間が創造したものを対象にした権利です。人間でないものが生成したものは権利にあたりません。しかし、既存の著作物に類似したものが生成された場合は、偶然の類似なら著作権侵害にはならないものの、使用すると商標権侵害に該当するおそれがあります。
処理速度を速くしたい
自分のPCにStable Diffusion(AUTOMATIC1111)を導入して画像生成する場合、演算の負荷に耐えられるグラフィックボードが必要になります。
メモリも12GB程度は欲しいところ。NVIDIAのRTX3060を基準にして選びましょう。
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画像が保存される場所はどこですか
Google DriveにコピーしたColab版は、Colabの管理画面を開いて左のサイドバーにあるフォルダをクリックします。
stable-diffusion-webui/outputs/
以上のフォルダに保存されます。
Google Colab版はランタイムの接続が切れるとアウトになります。再接続と同時にリセットされてしまうからです。なので保存忘れには十分気をつけてください。