DaVinch Resolve が17になってずい分使いやすくなりました。
タイプライターのように文字が出てくるテキストアニメーションもその一つ。
テキストアニメーション制作に欠かせないFusion作業もできることが増えていきそうです。
動画の中で情報を補足するのがテキストアニメーションの役割の一つです。
中でも文字の動きを少し変えることでタイプライターのようにテキストを出現させると一目を引くことができます。
使うのは[shading]の4番目に実装された機能です。
文字と文字の背景に置くザブトンのような装飾を使って文字列を順番に出現させます。
下地の作成
[エディット]ページからタイムラインに[Fusionコンポジション]を配置し開きます。[Fusion]ページに飛ぶので[Background]と[Text]ノードを追加して[Margeout]に接続し、画面の[Text]ノードを指定します。入力欄に原稿を入力します。※図ではAnimationとしています。
[Inspector] の[Tools]の画面から[Shading]を選択し、[Select Element]を[4]にしEnableをチェックします。colorが選択できるようになります。
[Color]の[Alpha]を0にします。※図ではわかりやすいよう色を少し残しとています。 [T-Text]を選択します。 [Text]編集画面の空白部分を右クリックし、[Follower]を選択すると[Modifire]が入力できるようになります。 [Modifire]をクリックし、[Timing]欄の[Delay type] を[Between First and Last Charavter]とします。 [Delay] の値を[30]として[Shading]に戻ります。 [Shading]の[Select Element] を[1]から[4]に変更します。チェックは入れません。
インジケーターを始点の[0]にもっていき、[Opacity]の値を[0]にし、キーフレームを打ちます。1フレーム進んで[Opacity]の値を[1]にもどします。さらに1フレーム進み[Opacity]の値を[0]にします。
これで下地部分ができます。
テキストの調整
続いてテキスト部分の作業です。
[Modifire]の[Select Element] を[4]から[1]に変更し、[Enable] にチェックを入れます。インジケーターを1フレーム目にもっていき、[Opacity]の値を[0]にした瞬間、文字が消えます。
確認して、一フレーム進めて[Opacity]の値を[1]にします。これで完成。
[エディット]ページから再生すると、一文字ずつ現れるテキストアニメーションが出来上がっていることがわかります。まとめ
この方法でつくったテキストアニメーションは、背景に別の動画があるときはテキスト以外の部分が透過します。しかし、テキスト単独で動画に書き出すと透過すべき部分が黒くなって書き出されてしまいます。つまり書き出した動画は透過素材として使えないので注意してください。
比較的簡単になったFusionでつくるテキストアニメーション。とはいってもステップを一つ間違えると最初からやり直しに近いのはちょっとキツイかもです。中上級者向けの技かもしれません。
独立して稼げる動画クリエイターを目指すなら映像制作と実務案件を通して学べるスクールがあります
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 一文字ずつ を書きます。