After Effects は難しい。そう思っている初心者の人は多いですよね。
私もそうです。触るところが多いのでなにがなにやらわからなくなるからです。
そんな人はテキストアニメーションをいろいろ動かしてみるといいと思います。
いろいろいじっているうちにソフトの仕組みがわかってきます。
「この作業にはこのツールが使える」とか「あの道具は この引き出しにしまってあったっけ」などと同じ理屈です。
まずはテキストからはじめましょう。
アニメーター でテキストを動かすには
テキストをアニメーションさせるには二つの方法があります。
一つは[テキストレイヤー]の[アニメーター]です。
「▶アニメーター」と表示されているだけなので、初心者は必ず見落とします。
隠し扉みたいなものです。しかし、この中にテキストを自在に操る”操縦桿”が隠されているのです。
「文字単位の3Dを使用」からはじまって「ブラー」まで、テキストの縮小拡大や移動、色の変化など、アニメーションに欠かせない項目が一覧になっています。
まずは「すべてのトランスフォーム(動作にかかわる操作)」をクリックします。
すると[詳細オプション]の下に新しく[アニメーター1]の項目が追加されます。番号が振ってあるのは、アニメーターは何個でも追加ができることを意味します。
キーフレームの操作に慣れる
各項目には、頭文字の左側に時計のようなアイコンが配置され、左には数値が見えます。
右側のタイムラインを操作して、任意の場所を指定し、時計のようなアイコンをクリックするとキーフレームという合図が記録されます。この場所で数値を操作すると、その数値に著される動作が記録されます。
別の場所で数値を変えてキーフレームを打つと、その間の時間をかけてテキストの動きが変化するのです。
タイムラインにランダムにキーフレームを打って再生してみると、テキストがこんな動きをするようになりました。
シェイプ でアニメーション
テキストをアニメーションさせる方法はもう一つあります。
それはテキストをバラバラに分解して、一文字単位の図形にしてしまい、その図形に動きを付けるものです。
この方法を、図形にすることから[シェイプ]アニメーションといいます。
テキストの[アニメーター]は大量の文章を使ったり、同じ動きを付けるのに便利です。
しかし、一つ一つの文字を四散させたり、部首ごとに動かしたりするのはこちらの方法が使われています。
用途に応じて使い分けることができるようになると応用範囲がぐっと広がります。
まとめ
アニメーションの世界はさらに深く、「ヌル」と呼ばれるレイヤーを使ってアニメーションさせたり、立体の3Dアニメーションの世界も広がっています。
覚えなくてはならない知識や、具体的な操作手順などは独学で進めるにはかなりの時間がかかります。
なるべく時間をかけずに習熟したい人は上級者に習うのが10倍早道です。
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