今日は「動画編集の営業文」について。これね、初心者の方が一番つまずくところだと思うんですよ。
動画編集スクールを卒業したからって、仕事が自動的に降ってくるわけじゃない。
クラウドソーシングを開いてみたら「案件はいっぱいあるのに、応募しても全然通らない…」ってこと、めちゃくちゃ多いんです。私も最初、打率ゼロの日々が続きました。
しかも、やっと通ったと思ったら「時給換算で数百円」みたいな案件。最低賃金以下です。正直、心折れます。いやほんとに。
じゃあ何が悪いのか?
「ポートフォリオがしょぼいから?」「実績がないから?」「営業文が下手だから?」…全部原因っぽいし、どれも自信ない。だから余計にモヤモヤするんですよね。
でも、落ち込む必要はありません。
営業文には“ちょっとしたコツ”があるんです。 そのコツを押さえるだけで、同じ実績でも採用される確率は一気に上がります。
今日はその具体的なポイントを、僕が実際に試して「お、通った!」と実感できたやり方を交えて紹介します。
案件獲得!動画編集初心者の営業文の書き方【完全ガイド】
なぜ営業文で落ちるのか?
まず、発注者の立場を想像してみましょう。
クラウドソーシングで案件を募集したら、20件とか30件とか、一気に応募が来ます。正直、全部丁寧に読むのはしんどいです。
だから、発注者はパッと見て「読みやすいかどうか」でふるいにかけちゃうんです。
ここ、重要です。
つまり、スキル以前に「営業文の読みやすさ」で落とされることが多い。
「いやいや、内容で判断してよ!」って思いますよね。でも、読みづらい文章って、それだけで不信感につながるんです。
読まれる営業文の具体例
まずは、悪い例と良い例。
悪い例
はじめまして。動画編集できます。Premiere Pro使えます。よろしくお願いします。
うーん…短すぎるし、発注者からすると「で?」って感じですよね。
良い例
お世話になります。動画編集マンと申します。
このたびは◯◯様の案件に興味を持ち、ご応募させていただきました。
【自己紹介】
私は動画編集に熱中しており、クライアント様のご要望を映像に丁寧に反映することを得意としています。
特にビジネス系の動画編集が得意で、視聴者に伝わる編集を心がけています。
【ポートフォリオ】
① 大学入学案内用紹介動画 URL:ーーー
② 著名人トーク動画 URL:ーーー
【使用ソフト】
・Premiere Pro 2024
・Photoshop 2024
・After Effects 2024
お互いに利益となるよう、丁寧に対応させていただきます。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
これ、すごくシンプルだけど、ちゃんと伝わりますよね。
ポイントは3つだけ。
- 挨拶をちゃんとする
- 改行を入れて読みやすくする
- スマホでも見やすい文字量にする
これだけで「お、この人ちゃんとしてるな」と思われやすいんです。
営業文に入れるべき内容リスト
営業文には必ず入れておきたい定番の項目があります。これを押さえておけば抜け漏れで落ちることはなくなります。
- 冒頭の挨拶
- 自己紹介
- ポートフォリオ(URLは2つまで!)
- 使用ソフト
- PCスペック(メモリ・CPUは武器になる!)
- 対応可能な時間(できるだけ具体的に)
- 意気込み
- 結尾の挨拶
発注者が募集要項で指定している内容は、必ずここに反映してください。書き忘れがあると「読んでないんだな」と思われて即落ちします。
募集要項をどう組み込むか?
例えば、募集要項に「ポートフォリオ」「実績」「対応可能時間を記載してください」とあったら、こうです。
【募集要項】
・ポートフォリオ:URL①、URL②
・実績:YouTube動画編集 5本
・対応可能時間:平日19時〜23時、土日終日
こうやってまとめて書くと、発注者がパッと確認できて親切です。
ポートフォリオの出し方
ここも初心者がやりがちな失敗ポイント。
よくあるのが「ポートフォリオまとめサイト作ったので、こちらから見たいのを選んでください」スタイル。
これ、発注者からすると 「選ぶのが面倒」 なんです。
ベストは 案件に合った2つだけを出す こと。
たとえばビジネス系案件なら、ビジネス動画のポートフォリオを。エンタメならエンタメ系を。
全部見てほしい気持ちはわかります。でも、それは逆効果です。
PCスペックの書き方
PCスペックなんて関係ないでしょ?と思う人もいますが、意外と重要です。
編集はPC性能に直結するので「この人なら納期遅れなさそう」と思われやすい。
例:
【PCスペック】
OS:Windows11
CPU:Core i7(第13世代)
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD
高性能ならガンガン書いてアピールしてください。
営業文の最適文字数は?
これも気になるところ。
長すぎても読むのがダルいし、短すぎても信頼感がない。
僕の経験上、600〜650文字くらいがちょうどいいです。スマホで読んだときにスクロールが1〜2回で収まるイメージ。
シーン別の実感エピソード
ここでちょっと僕の体験談を。
ある日、クラウドソーシングで「週1本、ビジネス系YouTube動画編集」という案件に応募しました。営業文はシンプルに書いたんですが、いつも通り「返信なし」かなと思っていたんです。
そしたら翌日「すごく読みやすい営業文でした。実績はまだ少ないようですが、試しにお願いしたいです」と返信が!
そのとき思ったんです。
実績よりもまずは営業文。
読みやすさが信頼につながって、実績不足をカバーしてくれるんだって。
これがあるから、営業文は絶対に手を抜かない方がいいんです。
優良な依頼者を見つけるための5つの方法
営業文の書き方ももちろん大事ですが、そもそも「どこに営業するか」を間違えると、どんなに丁寧に書いても結果は出ません。
クラウドソーシングは初心者にとって仕事を得やすい場所ですが、依頼者や案件は玉石混交。中にはブラックな依頼者も普通に混ざっています。
- 作業時間に比べて明らかに単価が低い
- 仕事内容があいまいで、あとから追加作業が出てくる
- 修正依頼が無限に続く
- 反社や風俗などダーク系の案件
こんな“はずれクジ”を引いてしまうと、精神的にも時間的にも消耗するばかり。
じゃあ、どうやって優良な依頼者を探すか?
ここでヒントになるのが、プロの営業マンが普段やっている手法です。動画編集者にもそのまま応用できます。
1. 紹介営業を活用する
一番信用度が高いのが「紹介」です。既存のクライアントから別のクライアントを紹介してもらう。これは営業マンがよく使う鉄板の方法です。動画編集も同じで「◯◯さんからの紹介で…」という案件は、最初から信頼がある状態でスタートできます。
2. 顧客のいる場所に足を運ぶ
オンラインだけに頼らず、リアルの場に出ていくのも効果的です。僕自身、地域の商工会議所のセミナーや異業種交流会、名刺交換会などに参加して直接営業しました。顔を合わせて話すと安心感があり、長期的な取引につながりやすいです。
3. 自分の専門ジャンルを打ち出す
営業マンは「なんでもできます」より「これが得意です」と専門性をアピールします。動画編集でも同じ。「ビジネス系YouTubeが得意」「美容サロン向けPR動画が得意」と絞ることで、依頼者から選ばれやすくなります。
4. 小さな仕事でも全力で対応する
営業マンは小口の顧客でも大切に扱い、そこから口コミや追加発注を広げていきます。動画編集も同じで、単発案件を丁寧にやり切ると「次もお願いします」と声をかけられる確率が上がります。
5. 情報発信で信頼を作る
プロの営業マンは名刺やニュースレターで常に自分を思い出してもらえる仕組みを作っています。動画編集者なら、ブログやSNS、ポートフォリオサイトを更新して「この人はちゃんと活動してる」と見せるのが効果的です。
こういう視点を持つと、「どこで誰に営業するか」を意識できるので、ブラック案件を避けつつ、長く付き合える優良顧客に出会える確率がぐんと上がります。
まとめ
- 営業文は「読みやすさ」が最重要
- 書くべき項目は8つ(挨拶・自己紹介・ポートフォリオ・ソフト・PCスペック・対応時間・意気込み・結び)
- ポートフォリオは2つまで。案件に合ったものを。
- PCスペックは武器になる
- 募集要項には漏れなく答える
このあたりを押さえておけば「返信ゼロ地獄」から抜け出せます。
動画編集の仕事って、スキルだけじゃなくて“信頼して任せてもらえるかどうか”が大事。その第一歩が営業文なんです。
あなたもぜひ、自分の営業文を今日から見直してみてください。きっと返信率が変わるはずです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。案件獲得!動画編集初心者の 営業文 の書き方【完全ガイド】を書きます。