スマホで撮影した動画、保存したままスマホに溜め込んでいませんか?
データサイズの大きな動画ファイルは、パソコンに移動してバックアップを取ったり、編集に使ったりすると便利です。
実際、移行はとても簡単なので、用途や好みに合わせて活用できる4つの方法をご紹介します。手軽さ・速度・コストの3つの観点から、それぞれのメリットとデメリットも比較してみましょう。
スマホからパソコンに 動画データ を移す4つの方法
1. ケーブル(有線)で移動する方法
スマホとパソコンを直接ケーブルでつなぐ方法は、手軽で確実です。Androidスマホなら「DCIM」フォルダ内の写真や動画をコピーできます。iPhoneは、ケーブル接続後にiTunes(またはエクスプローラー)を使ってデータを取り出せます。
メリット
• 安定した接続で、高速にデータを移行可能
• ケーブルさえあれば追加費用がかからない
デメリット
• iTunesなどのインストールが必要な場合もある
• パソコンのUSBポートが空いていないと使用できない
例:旅行先で撮った思い出の動画を家族とパソコンで観賞したい場合、帰宅後にケーブルを使ってパソコンに移行すると、大画面で楽しめます。
2. Bluetooth・Wi-Fi(無線)で移動する方法
無線通信を活用すれば、ケーブルを使わずにスマホとパソコンをつなげます。AndroidとWindows PCではBluetoothでの転送が可能で、iPhoneとMacならAirDropで簡単に動画を送れます。
メリット
• ケーブルが不要で、スピーディーにデータ移行できる
• 家の中でスマホとパソコンを手軽に接続できる
デメリット
• Bluetoothはファイル転送速度が遅め
• 大容量の動画ファイルには少し時間がかかる
例:友人に送る動画を急いでパソコンに移したいとき、Bluetoothで転送してそのまま編集ソフトで加工できます。
3. 外部ストレージ(SSDやUSB)を使う方法
SSDやUSBメモリを経由すれば、データを一時的に保存してからパソコンに取り込みます。外出先で大容量ファイルを移動したいときに重宝する方法です。
メリット
• 大容量データでも高速に転送でき、持ち運びも簡単
• ストレージ容量を簡単に追加できる
デメリット
• ストレージ購入のコストがかかる
• 移動するたびに取り外し・接続が必要
現在主流となっているストレージと言えば、動画の短期的な保存に便利なSSD(ソリッドステートドライブ)。SSDとは、メモリチップに電子的にデータを読み書きしている記憶保存装置のこと。ストレージとは、パソコンの中でデータを長期保管しておく、倉庫のようなところです。
例:外出先で撮影した4K動画をUSBに保存してからパソコンで編集するなど、高品質なデータを扱いたい場合に便利です。
4. クラウドストレージサービスを利用する方法
クラウドストレージサービス(Dropbox、Google Drive、iCloudなど)を使えば、スマホで撮影した動画がWi-Fi環境下で自動的にクラウドにアップロードされます。パソコンでもクラウドアプリをインストールしていれば、すぐに同じファイルをダウンロードできます。
メリット
• Wi-Fiさえあれば自動でデータ移行が完了
• スマホのデータは削除してもクラウドに保存できる
デメリット
• 容量制限があり、無料プランでは保存できるデータ量に限りがある
• Wi-Fiが遅いとアップロードに時間がかかる
例:旅行中に撮影した動画を自動的にクラウドにバックアップし、帰宅後パソコンからクラウドにアクセスしてスムーズに動画を編集できます。
まとめ
スマホのデータをパソコンに移動する方法は、使い方に応じて選べます。
私の場合は、撮影した動画はスマホから有線接続でパソコンに移動・保存します。よく使う動画素材やプロジェクトファイルはパソコンに接続したHDDに数か月一時保存し、動きがなくなったころを見計らってクラウドに移動しています。
手軽さを重視するならクラウドストレージ、スピードと安定性ならケーブル接続、容量を気にせず高速移行なら外部ストレージが最適です。
- どの方法も一長一短。手軽さ・速度・コスト面で何を優先したいか自分に合った方法を
- PCにデータ移行すればスマホの空き容量確保になるメリットも
- オススメは何より手軽なクラウドサービスを活用しよう
スマホのデータをしっかりパソコンに移し、貴重な動画や写真を安心して管理できるようにしましょう。
フルタ二 元放送局プロデューサー・動画制作者&ブロガー
ご訪問ありがとうございます! 当ブログの管理人で元放送局プロデューサー・動画制作者&ブロガーのフルタニです。
放送局の退職を機会にAdobeやDaVinci、WordPressを独学して個人事業主になりました。動画制作で人生が豊かに変わったことをみんなに知ってもらいたいと一念発起。動画制作を通じた社会貢献と地域支援を他がけています。
●WordPressブログアクセス月10万達成。
当ブログでは、DaVinch ResolveやFilmora、CapCutなどを使った動画の制作方法をかいせつしています。動画を作りたいけど操作が苦手な初心者さんの『困った!!』を解決しています。
補足
5大ストレージサービスを徹底比較
基本的にはサーバー容量によって料金が変わりますが、複数のサービスを使えばかなりの大容量を課金なしで保存できます。
1.クラウドストレージの老舗格、Dropbox
無料容量:2GB
公式サイトへのリンク
有料版:Dropbox Plus=1TB/年額12000円、Dropbox Professional=2TB/年額24000円
便利に使えるクラウドストレージの代表格です。Dropboxを設定すると、PCのデスクトップや書類フォルダのような感覚で登録したPCのすべてで、指定したフォルダ内のファイルを同期できます。Dropboxフォルダを使うパソコンすべてで同じ環境が常に保たれシームレスに利用できるので、作業環境の違いを感じられなくなるほどです。
スマホアプリをインストールすれば、PCのデータをスマホからすべて閲覧できます。スマホにはデータがダウンロードされないので、必要なものをオンラインで参照するか、通信環境がない場所で作業したい場合は「オフラインで参照可能にする」オプションを使って予めファイルをダウンロードしておきましょう。近年は、Dropboxの容量が増えたことで、PCであっても常にDropbox全ファイルをダウンロードするのはハードディスクスペースを使いすぎるようになっていますが、スマホと同じようにファイル名だけ参照させ、不要なファイルはクラウドのみに保存しておく機能も付き、バックアップディスクとしても便利になりました。
また最近では、ファイルにDropboxの機能から直接コメントできる機能やタスク管理機能、転送ファイルの閲覧制限やダウンロード回数などを設定管理するDropbox Transferなど、Dropbox上で仕事をコラボレーションするための新機能が増えています。
注意点としては、グループで使う共有フォルダを設定した場合に、基本設定では1人のユーザーがファイルを削除または移動するとそのほかのユーザーの環境からもファイルが削除されること。ファイルの移動をする際は、全員にとって不要なのかどうかを考え、オプションを選択しましょう。
有料サービスでは1〜2TBの保存領域が得られるほかファイルの履歴保存が可能になるので、バックアップシステムとしても利用価値があります。法人向けにはDropbox ビジネス版があります。
2.Microsoft 365利用者なら1TB使えるOneDrive
無料容量:5GB。
公式サイトへのリンク
有料版は100GBで月額224円のプランあり。Microsoft 365 personal(Office 365 solo)を利用している場合は1TBまで追加料金なしで利用できる
ビジネス版のOffice 365 BusinessとMicrosoft 365 Businessがある(後述)
マイクロソフトのクラウドドライブです。Microsoft 365 Personal(Office 365 solo)に契約していれば、OneDriveは1TBが付いてくるので使わない手はありません。OneDriveでの機能面の特長は、やはり、Office 365との連携。WordやExcelなどを使う場合、OneDriveとOfficeオンラインの連携により、ブラウザベースのアプリやスマホアプリを使い、Officeのドキュメントの管理・作成・共有がスムーズに行えます。
ローカルディスクの容量にあわせ、「このデバイス上で常に保持する/空き容量を増やす」がファイルごとに選べます。
Windowd版だけでなく、Mac版のアプリでもデスクトップ上のフォルダやファイルと同じように同期ファイルを扱えます。スマホアプリはカメラ機能を備え、書類やホワイトボードを撮影して手早くオンラインに複数ページを保存するなど紙や手書きの資料を有効活用する機能が便利です。
Macユーザーが注意したい点は、ドライブに保存するファイルの圧縮方式がWindowsのみの対応となっている点です。Macで圧縮したzipファイルはWindowsと互換にならず、相手の環境で文字化けする場合があるので、必要な際はCleanArchiverなどのユーティリティを使います(圧縮ファイルはスマホで扱いづらくなるため、オンラインドライブでは全般的に、圧縮しないでファイルを保存するのがベターです)。
ビジネス版は、OneDrive for BusinessでOffice 365 Business/Enterprise もしくは Microsoft 365 Enterpriseとセットで利用でき、SharePointも接続できます。
無料で使える容量が大きい、Googleドライブ
無料容量:15GB(※ただしメールボックス、高解像度写真を含む)
公式サイトへのリンク
有料版は100GBからスタートし、2TB年額13000円などがある
オフィス系の統合サービス「G Suite」では30GB〜容量無制限の提供(後述)
Googleの提供するクラウドドライブです。Googleドライブと並行し、有料版では新ブランド名のGoogle One(1)という名称も使われています。
Gmail、Google Photo、Google Docsなどの各種オンラインツールと並んで人気があり、無料領域が大きいのが特徴です。Googleアカウントがあればすぐに利用開始できるのも手軽でよいところです。ただし、GmailやGoogle Photoと保存容量を分け合うので容量が足りないときはメールを削除したり、追加容量の購入といった手続きが必要になります。
スマホアプリはGoogle Driveという名前のままですが、デスクトップ用のアプリはGoogle バックアップと同期という名前です。アプリを入れるとブラウザを開かずともドキュメントのバックアップと同期、写真のバックアップがまとめて行えます。
Google Driveは、ファイルの共有をした際、作成者のドライブのみ容量が消費され、共有された相手は容量を消費しません。すべての人が容量を負担する必要がある他のサービスに比べて容量が節約できます。また、1ファイル単位の最大容量が決められているサービスが多いなか、Google Driveは5TBと非常に大きく、動画を含む大概のファイルは問題なくアップロードできるでしょう。
4.Amazon Primeと併用なら、Amazon Drive(Amazon Photos)で写真のバックアップ
無料容量:なし(Amazon Primeへの契約に付属するサービス)
公式サイトへのリンク
アマゾンプライム利用者に限り、Amazon Photosが適用され写真の保存が制限無しで保存可能。ビデオは5GBまで保存可能
有料版:追加のディスク容量として、1TBごとに年額13800円、2TB年間27600円
Amazon Drive(Amazon Photos)は、Amazon Primeを契約している個人向けやファミリーを対象とした追加料金なしで使える写真とビデオのバックアップクラウドです。以前はファイルバックアップ機能を提供していましたが、現在は写真とビデオをバックアップしアルバムサービスとしての色合いでサービス提供されています(過去にアップロードしたファイルは5GB保存可能で、削除されませんが)。
写真は、圧縮されずフル解像度で、容量制限なしでの保存が可能です。また1つのアカウントで5人までのユーザーを招待し写真を一緒に保存できるのので、まさに家族全員の写真をまとめてバックアップするのには最適でしょう。
AWSの人気に裏打ちされたクラウドですから、信頼度は高いサービスと言えるでしょうが、ビジネス向けやファイルのオンライン編集といった機能はありません。
スマホ、デスクトップ共に、Prime Photosというアプリがあり、バックアップと同期ができます。
- Mac・iPhoneユーザーに使いやすい、iCloud Drive
無料容量:5GB
公式サイトへのリンク(iCloudの一機能です)
有料版は50GBで月額130円、200GBで月額400円、2TBで月額1300円の3種類。
iCloud Driveは、個人とファミリーのためのデータバックアップとクラウドストレージです。利用者は基本、iPhone/iPad/Macユーザーに限られますが、OSレベルに統合されているところはさすが使いやすいオンラインストレージです。
macOS HighSierra(macOS 10.13)移行では、初期設定でMacの「デスクトップ」と「書類」フォルダは自動的にiCloud Driveと同期されるので、ノートPCとデスクトップPCを使い分けている場合も「うっかりデスクトップにデータを置き忘れ」の心配はありません。
iPhoneやiPadではiOSに付属する「フォルダ」アプリで、iCloud Driveのデータをすべて閲覧・編集できます。iPhoneからも「フォルダ」アプリで経由でPCにデータを送れます。
フォルダやファイルを共有してチームで共同作業するといった機能はあまり想定されていないですが、
難点は、写真の保存領域は無料ではないことです。スマホの写真や動画をクラウドにおくことができますが、すぐにディスクがいっぱいになってしまうことを考えると、容量が心配ならオフにする、大きめの契約する、定期的に別のクラウドにもデータをバックアップしておくなど策を講じるべきでしょう。
iCloud Driveのデータは、「ディスクの容量が少なければ最適化してダウンロードしない(ファイル名だけ参照する)」自動で調整する機能があり、何台もMacをもっている場合は、これも便利です。
クラウドストレージの便利さは、ふだん出先などで使ってみて実感できるものです。サービスによって料金や共有機能などに差があるので自分の目的・環境・予算にあったものを選ぼう。
https://bindup.jp/camp/web/trend/14263
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 動画データ を書きます。