その TikTok 収益化、ちょっと待って!情報商材屋の「裏ワザ」を本気で検証してみた

TikTok
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 TikTok を書きます。

──”誰でも簡単に、TikTokで月収100万!”

はい、出ました。情報商材の常套句。

TikTokで収益化に挑戦してみたい!という気持ち、めっっちゃわかります。

でもその前に、一呼吸置いてください。

僕自身、動画編集やSNS運用を長年やってきましたが、「収益化」は甘くない。でも無理でもない。

この記事では、よくある情報商材の「うたい文句」や仕組み、実際に効果があるのか、そして真っ当な方法でTikTokから収益を得る方法まで、リアルな目線で語っていきます。

📹情報商材屋が有料で教える TikTok 収益化の真実とは

📦情報商材って何?なぜ売れてるの?

まず、「情報商材」っていうのは、PDFや動画などで「ノウハウ」をまとめて、それを有料で売るビジネスです。

TikTok系でよくあるのは:

  • 「再生数が爆上がりする投稿テンプレを公開」
  • 「AIで自動投稿して月◯万円」
  • 「伸びるジャンル一覧・今すぐ始められるテーマ」

……正直、どれも一理あるんです。

でも、それって無料でググっても出てくる内容ばかりだったりします。むしろ、X(旧Twitter)やYouTubeで公開されてる情報のほうが最新で精度高かったりする。

にもかかわらず、なぜ売れるのか?

答えは簡単、「楽して稼ぎたい」という人間心理を突いてるから。

💸情報商材の中身、リアルにどうなの?

これは僕の知人が5,000円払って買った商材の中身(※本人許可済)ですが…

  1. TikTokアカウントは複数作れ
  2. 海外のトレンドを翻訳して投稿
  3. 投稿時間は18時と22時が狙い目
  4. AI音声を使えば顔出し不要
  5. リンク誘導でアフィリエイトにつなげろ

いや…うん……。全部知ってる。しかも無料で。

むしろ、TikTokの規約違反ギリギリの運用も含まれています。これ素人がやったらBANリスクありです。

TikTokの「規約違反ギリギリの運用」とは

TikTokの「規約違反ギリギリの運用」とは、一見するとバレにくいけれど、TikTokのコミュニティガイドラインや利用規約に明確に抵触する、またはリスクが非常に高い手法のことを指します。

✅1. AI音声・自動投稿だけで動画量産 → スパム扱いリスク

音声読み上げツール(ゆっくり、VOICEVOX、Siri風など)やAI動画生成ツールを組み合わせて、1日20〜30本投稿する運用方法です。

ツールを使って投稿にかかる作業を軽減することについては問題ありませんが、常識はずれの行為に使われることがあります。

狙いは、とにかく再生数を稼いでバズらせてリンク誘導すること。いわば動画スパムですね。

🔻問題点:

  • TikTokはスパム的投稿(量産・自動化・質の低いコンテンツ)を禁止しています。
  • 「中身がない」「人間味がない」投稿が連発されると、アカウントがシャドウバン(表示制限)されたり、凍結されたりする可能性あり。

✅2. 著作権フリーではないBGM・映像素材の無断使用

商材では「このサイトから落とせば大丈夫」「海外TikTokから翻訳して流用しろ」などと紹介されることもあります。当然、商材側では責任は取りません。

🔻問題点:

  • TikTokで提供されていないBGM(YouTubeからDLした音楽など)や映画の一部などを無断使用すると、著作権侵害に該当します。
  • たとえ「海外で使われてる」素材でも、日本国内での著作権規制は厳しく、削除やアカウントBANの対象になります。

✅3. 別人のコンテンツを切り抜き再投稿(無断転載)

「インフルエンサーの名言」「有名人の動画切り抜き」「海外のトレンド動画を翻訳して投稿」など。勝ち馬に乗って再生数を稼ぐやり方そのものは合法ですが、人の褌を使って相撲を取るような行為はグレーゾーンです。

🔻問題点:

  • 本人の許可なしで再編集・転載すると、著作人格権や著作隣接権の侵害になります。
  • TikTokはオリジナリティ重視のプラットフォームであり、通報があれば即削除されることも。

✅4. 外部リンク誘導ばかりのアカウント運用

TikTok側の管理が緩いためか、特殊詐欺が闇バイトを募集する時使うような告知をする動画を見かけることがあります。このような「このURLを見てね」「LINE登録で無料テンプレ配布」など、投稿の目的がアフィリ誘導に偏っている場合は要注意です。

🔻問題点:

  • TikTokは「過剰なプロモーション」や「詐欺的な誘導」を規約で禁止しています。
  • LP(ランディングページ)やLINE誘導があからさまだと、リンクが非表示になったり、動画がアルゴリズムに載らなくなることがあります。

✅5. TikTokの仕様・アルゴリズムを逆手にとった不正操作

再生数を増やすため、TikTokの仕様の穴をつくような手口を教えることで報酬を得るような商材です。自分で再生ループを回す・海外サーバーで再生ブースト・購入したフォロワーで信頼性を偽装などがあります。

🔻問題点:

  • TikTokは機械的な操作や不自然な伸び方を検出できる仕組みを持っています。
  • アカウントの信頼度が下がると、新規投稿のインプレッションが極端に落ちる(シャドウバン)ことがあります。

規約ギリギリは「ギリギリじゃない」

TikTokのルールに“グレーゾーン”は基本的にないと思ったほうが安全です。

「ちょっとバレなきゃOKでしょ」は、今のTikTokには通用しません。

  • AI投稿はOK → でも乱用・量産すればアウト
  • 音楽使用はOK → でもTikTokライブラリの範囲外はアウト
  • 他人のコンテンツは参考に → でも無断転載は即アウト

結局、自分の頭で考えて、自分の言葉で動画を作るのが一番安全で、長く収益化を続けられる道です。

👨‍🏫本当に稼いでる人がやっている「現実的な」収益化方法

情報商材に頼らなくても、TikTokで稼ぐ方法はちゃんと存在します。代表的なのは以下の通り。

✅1. TikTok Creator Fund(クリエイターファンド)

→ ただし日本は未対応。将来的な導入に期待。

海外ユーザー限定ですが、再生数に応じてTikTok側から報酬が支払われる制度。

✅2. ライブ配信(ギフティング)

→ TikTokライブでファンから投げ銭を受け取れる。

ただし、最低フォロワー1,000人と年齢制限あり。

収益化できるようになるまでは、地道な投稿活動が必須。

✅3. アフィリエイト・PR案件

→ 成果報酬型のリンクを貼ったり、企業からのPR依頼を受ける。

これがいちばん現実的な収益源です。

例えば、「Amazonアソシエイト」「楽天アフィリエイト」などを動画内に紹介すれば、報酬が入ります。

✅4. 自分のサービス販売(講座・商品など)

→ 自分で売るものがある人にとっては最強の方法。

TikTokは集客ツールとして優秀なので、LINEやインスタに誘導して販売、という流れ。

⚠️メリットとデメリットを冷静に見よう

視点メリットデメリット
情報商材活用時間短縮になることもある中身が薄い/詐欺まがいも
自力で収益化知識が定着/長く稼げる時間がかかる/継続力が必要

まとめ こんな情報商材は絶対NG!

  • ✅「再生回数◯万保証」系(保証できるわけがない)
  • ✅「買った人限定でフォロー・拡散します」系(それって違法グレー)
  • ✅「返金不可、特商法ページなし」→ 悪質です

基本的に、「この内容は他では絶対に手に入りません!」みたいな商材ほど、9割がガセです。

「楽して稼げる方法」なんて、動画の世界には存在しません。

むしろ、コツコツ地味なことを継続してる人が、結局勝ちます。

  • 誰に向けた動画なのか?
  • どんな価値があるのか?
  • その動画を見て、誰がどう動くのか?

これを意識して地道に投稿を続ければ、収益化のチャンスは必ず巡ってきます。

情報商材を全否定するわけじゃないですが、「これ買えば人生変わる!」って思うのはちょっと危ない。

「知ってるかどうか」より、「やり続けられるかどうか」。

それがTikTok収益化の、リアルな答えです。

付録 TikTok の収益化方法

TikTokでは複数の方法で収益を得ることができます。ここでは、収益化の方法と、特に初心者におすすめのアフィリエイトについて詳しく解説します。

TikTokの収益化方法としては以下の方法があります。

  • Creator Rewards Programで収益を得る
  • LIVEギフトで視聴者から投げ銭を受け取る
  • サブスクリプション機能で動画配信を行う
  • アフィリエイトを活用する
  • 企業案件で収益を得る

しかし、TikTokで稼げるには、強力なコンテンツが必要で、初心者には結構ハードルが高いのが現実です。なお、詳細な方法はTikTokの公式ページで確認できます。

そんな中、初心者でも手を出しやすいのがアフィリエイトです。

アフィリエイトとは?

アフィリエイトとは、「成功報酬型広告」の一つです。SNSやブログを通じて商品やサービスを紹介し、視聴者が購入・契約すると、紹介者に報酬が支払われる仕組みです。TikTokでのアフィリエイトは主に以下の2つの方法で行うことができます。

プロフィール欄に商品リンクを貼る

他のSNSに誘導して成約を狙う

1. プロフィール欄に商品リンクを貼る

TikTokのプロフィール欄にアフィリエイトリンクを設置し、視聴者を誘導する方法です。

方法:

• 動画で商品やサービスを魅力的に紹介

• 動画内で「プロフィール欄のリンクをチェック」と呼びかけ

• ジャンルを統一して固定ファンを獲得

メイク用品を扱う場合、メイク動画に集中して投稿することで、視聴者の関心を引きやすく、成約率が向上します。

2. 他のSNSに誘導する

TikTokに直接アフィリエイトリンクを貼らず、YouTubeやInstagramなど他のSNSへ誘導し、そのSNSに設定されたアフィリエイトリンクを利用する方法です。

メリット:

• 広告感を抑え、視聴者を自然に引き込める

• 他のSNSでより多くの情報を伝えられる

手順:

1. TikTokのプロフィール欄に他SNSのリンクを貼る

2. SNSで商品の詳細情報を提供

3. アフィリエイトリンクから購入を促す

Instagramのストーリー機能で商品レビューを投稿し、リンクを貼ることで視聴者を直接誘導できます。

アフィリエイトリンクの導入手順

売り手と直接やりとりをすることもできますが、一般的に使われるのはアフィリエイトサービス(ASP)です。ASPとは、アフィリエイターと広告主を仲介するプラットフォームのことです。

登録して、広告主の案件を選ぶことで成約すれば対価が支払われます。有名なASPは、「A8.net」「もしもアフィリエイト」「バリューコマース」などがあります。

アフィリエイトASPに会員登録を済ませたら、次に掲載する広告を探してアフィリエイト広告を取得します。最後に、そのアフィリエイト広告をプロフィール欄や概要欄に掲載することで完了です。

アフィリエイト報酬を得るにはTikTokのアカウントの設定も必要です。

TikTokのアカウントには種類が2つあります。それは、「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」です。ビジネスアカウントに登録すると、ウェブサイトの欄にリンクでアフィリエイト広告を掲載できます。それぞれの切り替えは無料ですが、「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」ではできることが異なるので確認しましょう。

TikTokアフィリエイトを成功させるコツ

TikTokでのアフィリエイトのCVR(成約率)は1〜3%程度とされています。100人がリンクをクリックした場合、そのうち1〜3人が実際に購入してくれるイメージです。

1. フォロワーと再生回数を伸ばす

TikTokではエンゲージメント率(反応率)が非常に重要です。価値あるコンテンツを提供し、定期的に投稿することでフォロワーを増やしましょう。

2. 商材の選定

競合が多いジャンルでは埋もれてしまう可能性があります。例えば若年層に人気のファッションやガジェットに関しては競争が激しいため、視聴者層に合った商品を慎重に選ぶことが重要です。

3. 広告感を抑える

商品やサービスを「売ろう」とするあからさまな広告感を避け、情報提供の形式を意識することが大切です。リンクを貼りすぎないようにし、自然な形で商品を紹介しましょう。

注意点

ASP利用の確認

ASP(アフィリエイターと広告主をつなげるプラットフォーム)の利用規約を事前に確認しましょう。TikTokや他のSNSで利用可能かをチェックすることが重要です。

禁止商品

TikTokのガイドラインでは、以下のジャンルの商品はアフィリエイトできません。これらに違反すると、アカウントが制限されたり、投稿が削除される可能性があるので、注意が必要です。

• 成人向けの性的な商品やサービス

• 酒類、タバコ、薬物関連商品

• ギャンブル、金融商品

• 政治的なコンテンツ

• 偽造品など

アフィリエイト以外の収益を上げる裏技

収益を上げる裏技はほかにもあります。

  • TikTok Liteで動画を視聴することで得られるポイントを貯めて収益を得る
  • 指定アーティストの音源を使うことで再生数に応じて報酬を得る
  • 収益が期待できる動画コンテンツを作る(詳しくは「blanderビー玉動画」「睡眠動画」「フラワーランゲージ」などのキーワードを検索してください)
  • VrewやNoLangでショート動画を驚くほど簡単に量産しアフィリエイト作業を効率化する(血液型動画、占い動画、スピリチュアル動画など)
  • TikTokクリエイターのリサーチ代行をして業務委託料をもらう

などです。

まとめ

TikTokアフィリエイトは無料で始めやすく、他の収益方法と併用も可能です。

まずはフォロワー1,000人を目指し、TikTokとASPの規約を守りながらコンテンツを充実させましょう。