YouTubeサムネイルはいくらするのだろう。そんな悩みをお持ちの方はいませんか。
サムネイルデザインを始めたばかりの人にとっても、いくらで売れるか相場が知りたいはず。
先日こんなツイートをしました。
#サムネ の制作費は #テンプレート の有無で変わります。#ランサーズ や #クラウドワークス の中には5枚で1000円などという悪条件なものもありますが、テンプレートの文字を変えるだけなら作業時間は10分もかかりません。最低賃金の時給千円で請け負ったとしたら原価はおよそ一枚180円です。
— フルタニケンジ@動画制作者 (@kenfru3) October 8, 2021
そもそもサムネイルというデザイン分野は始まったばかりで歴史がありません。
そのため作る側も買う側も、適正価格で取引している人が少ないのです。
物差しとなる「サムネイル相場」があれば、作り手側も買い手側ももっと楽に交渉ができます。
そこでサムネイルデザインの値段についてまとめました。
サムネイルの値段
結論から言うと、サムネイルの値段は「作業」つまり労働時間とするか「作品」つまり品質とするかです。
飲食店で例えるなら、レトルト素材を温めるだけのバイトと、素材から調理するシェフの違いのようなものです。
作業とは、手順さえ覚えれば誰でもできる仕事のこと。
あらかじめ用意されたひな形を使って、文字を入れ替えるだけのデザインなら特別なスキルも不要なうえ作業時間もコントロールできます。
発注者の要望に応え、様々な提案ができるレベルのデザインが必要になると価格は変わります。
サムネイルの適正価格は作業なのか作品なのか。プロレベルのスキルが必要か否かで判断することから始めるとわかりやすいです。
価格の目安
自分なりの判断基準を作りたい人におすすめなのは、まず自分が作りたいサムネイルを作ってみること。
動画編集を自分で行うYouTyberさんならAdobeCCを使う人も多いと思います。
同梱されているIllustratorやPhotoshopを使って自分が作りたいサムネイルを作ってみるとおおよその作業量がわかります。
依頼したいサムネイルが作業レベルの仕上がりでいい場合は、テンプレートを試してみましょう。
テンプレートはイラストACのような素材サイトで見つけることができます。
テンプレートに沿って文字を入れ替えるだけなら一枚あたりの作業時間を元に時給換算で価格交渉ができます。
反対に、見栄えのするオリジナルサムネイルを作りたい場合は、デザインスキルのあるプロの手を借りることになります。
プロに頼むメリットは、依頼者の要望に応じて訴求力のあるサムネイルデザインが作れることです。
サムネイルの良し悪しは集客に密接に結びつきます。
プロのデザイナーはクライアントに様々な提案をしてくれる存在なので、長期的にみると成果の向上が期待できます。
サムネイルの市場価格・相場
YouTubeサムネイルの相場はいくらなのでしょうか。ネット上で取引されているデータを元にまとめたおおよその市場価格がありました。
価格 製作者レベル 詳細
1,000円 レベル1・2 サムネイル初心者・初心者動画編集者
1,500円 レベル3〜5 経験を積んだサムネ職人
2,000円 レベル7〜9 付加価値や提案ができるサムネ職人
3,000円 レベル10 デザイン会社出身のプロサムネ職人
サムネイル研究所|サムネイル研究所
※3000円が必ずしもデザイン会社出身者とは限りませんが、クライアントに様々な提案できる人です。
ランサーズやクラウドワークスの中には5枚で1000円と言う制作者側から見たら「買い叩き」同然の悪条件なものもあります。
こうした価格のばらつきは制作者も依頼者もサムネイル製作にかかる作業コストを知らないことから生じていると思います。
コストをかけず、低価格・低品質で作る動画でよければ一山いくらの価格で制作を請け負っても構わないと思います。
これから売り出したい駆け出しサムネデザイナーは【税込1,000円/枚】で営業を始めましょう。ただし単価の安い仕事を続けると消耗するので経験を積みクオリティを高めましょう。
クオリティを求めたい動画が作りたいのであれば、当然サムネイルに制作費にもそれなりの費用を見込むのが適正です。
職人がつくるサムネイルはさすがに目立つ
クオリティが高いサムネイルはネット上にまとめられているので研究できます。
サムネイルそのものの持つ価値が知られるにつれ、実力のあるサムネイルデザイナーの名前も知られるようになりました。定評あるサムネデザイナーは【税込3〜4,000円/枚】を見込むといいでしょう。
ハイジ@サムネイルに入魂(@haizichedouga)
ハイジ@サムネイルに入魂🔥さん (@haizichedouga) / Twitter
ノグチ@デザイン講座(@n_seitan)
NOGUCHI DESIGN|note
ひよこサムネの意識改革(@samune_tips)
むっち|シンプルデザイン(@mucch_design)
サムネイル制作者がわから見た場合、成果物の品質に責任を持つ代わりに、価格設定は作業量とスキル、つまり技術料に応じた請求をすることが大切です。
契約に際しては口約束ではなく、きちんと書面などでお互い納得した上で行いましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、適正な価格を理解するためには、依頼者自身が一度サムネイルを作ってみること。
リックさせるための仕掛けやコンセプト、制作期間や費用、効果など作ることで世界が見えてきます。
その経験はデザイナーに仕事を依頼するときに役立つはずです。
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