DaVinci Resolve で使い回し素材を一元管理! パワービン で時短編集を実現

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 パワービン を書きます。

動画編集をしていて、毎回使う「タイトル」「ロゴ」「テロップ」などの素材を、都度読み込んで配置して…という作業、地味に面倒ですよね?

シリーズものの動画を作っている人なら、編集を始めるたびに同じ素材を探して並べるのが億劫だと思ったことがあるはず。

そんなときに超便利なのが DaVinci Resolveの「パワービン」 機能です!

パワービン とは?使い回し素材を一元管理できる神機能 DaVinci Resolve

パワービン(Power Bins)**とは、DaVinci Resolveの中で「複数プロジェクト間で素材を共有」できる機能です。

例えば、

• いつも使うBGM

• 決まりのオープニング動画

• 定番のロゴアニメーション

• テンプレ化したエンディングテロップ

などを 一度登録しておけば、どのプロジェクトでもすぐに使える! という、まさに時短編集の味方。

パワービンを表示する手順(初期設定)

実はパワービン、最初からは表示されていません。以下の手順で有効にしましょう。

1. メディアプールを開く

2. 右上の「…」ボタン(オプションメニュー)をクリック

3. 「Show Power Bins(パワービンを表示)」にチェックを入れる

✅ これで、メディアプールの下の方に「パワービン」が表示されるようになります。

パワービンへの素材の入れ方

使い方はとても簡単です。

1. メディアプールから、使いたい素材(映像、音楽、画像など)を選ぶ

2. ドラッグ&ドロップでパワービンへ移動するだけ!

するとメディアプールに「パワービン」という項目が追加されます。

フォルダで素材を整理しよう

素材が増えてくると、パワービンの中がごちゃごちゃしてきます。そんなときは:

• パワービン上で右クリック → 新規ビン(フォルダ)を作成

• 例えば「BGM用」「ロゴ用」「タイトル用」など、用途別に分類

• フォルダの中に素材を入れて整理

シリーズ物の動画を編集する際とか、オープニングタイトルとか、決まりロゴとか、決まりテロップなどを一括して保存しておくと楽ですよね。階層構造にもできるので、大量の素材でもスッキリ管理できます。

注意点:元ファイルの移動はNG!

パワービンに入れた素材の元データの場所を移動したり、削除したりすると「メディアオフライン」エラーが出ます。

うっかりフォルダ整理してリンクが切れると、再設定が必要になります。

そんなときは:

• 素材を右クリック

• 「選択したクリップを再リンク…」を選択

• 正しいファイルを再指定すればOK!

パワービンは「完プロ」も保存できる!

完成形のテンプレート(タイトルやテロップのアニメーション)なども、そのままパワービンに入れておけば、

• テキストだけ差し替える

• 音だけ変える

などのアレンジで超時短が可能です。動画のクオリティを落とさずに編集効率を上げられるのが魅力です。

パワービンと似ている「パワーグレード」も便利!

カラー調整したノードを他プロジェクトで使い回したいときは、「パワーグレード」を使いましょう。

カラーページで「スチル」を保存し、「パワーグレード」にドラッグ&ドロップすれば、カラーグレーディングの設定も共有できます。

まとめ:パワービンを活用して編集の時短を!

• パワービンを使えば、何度も使う素材を一括管理&再利用可能

• 新しいプロジェクトを作っても、すぐに必要な素材を使える

• 編集効率が爆上がり!シリーズ動画や定番フォーマットに最適

特にYouTubeのシリーズ動画や、企業の定例動画などを扱う人には必須級の機能です。

ぜひ、あなたのDaVinci Resolveワークフローにもパワービンを取り入れてみてください!