同じシリーズの動画編集を行う場合、毎回最初から設定を作り直すのは時間がかかりますよね。そんな時に役立つのが「テンプレート化」です。
Premiere Proには、テキストやBGM、エンディングの設定を保存しておくことで、次回の編集作業を効率化できる便利な機能があります。この記事では、初心者向けにテンプレート化の具体的な方法をわかりやすく解説します!
テンプレート化で編集効率を劇的にアップする方法! Premiere Pro
1. テキストをテンプレート化する方法
【なぜテキストテンプレートが重要なのか?】
動画シリーズでは、タイトルや字幕など、統一感のあるテキストデザインが必要になります。同じフォントやサイズ、カラーを毎回設定するのは手間ですが、テンプレート化すれば一発で適用可能です!
【手順】
1. テキストを作成する
• タイムライン上で「T」ツールを使い、テキストを入力します。
2. エッセンシャルグラフィックスパネルでデザインを調整
• フォント、カラー、シャドウ、背景などを自分好みに設定します。
3. プリセットとして保存
• エッセンシャルグラフィックスパネル右上のハンバーガーメニューから「名前を付けてテンプレートとして保存」を選択。
• テンプレートに名前を付け、ライブラリに保存します。
4. 次回以降に再利用
• 保存したテンプレートは、エッセンシャルグラフィックスパネルの「参照」タブからドラッグ&ドロップで使えます。
2. モーショングラフィックステンプレートの活用方法
【モーショングラフィックステンプレートとは?】
アニメーション付きのテキストやロゴを、テンプレートとして保存・再利用できる機能です。シリーズ動画のイントロやアウトロに最適!
【手順】
1. After Effectsでモーショングラフィックスを作成(または既存の素材を使用)
• 既にデザインされたテンプレートは、Adobe Stockや無料配布サイトからもダウンロード可能です。
2. Premiere Proに読み込む
• 必要なモーショングラフィックステンプレートをライブラリに追加します。
3. 編集内容をカスタマイズ
• テキストやカラーを自分の動画に合わせて調整可能。これにより、テンプレートにオリジナリティを加えられます。
3. BGMやエンディングをテンプレート化する方法
【テンプレート化のメリット】
• 動画シリーズに一貫性を持たせられる。
• 毎回同じBGMやエンディングを探す手間が省ける。
【手順】
① プロジェクトファイルをテンプレート化する
1. BGMやエンディング素材をタイムラインに配置。
2. 編集内容を調整したら、「名前を付けて保存」からテンプレート用プロジェクトとして保存します。
3. 次回新しい動画を編集する際は、このテンプレートを開いて内容を上書きすればOK。
② プリセットとして保存する
BGMや効果音の音量調整をプリセットとして保存しておけば、再利用も簡単です。
1. オーディオクリップを右クリックして「オーディオゲイン」などの調整を行う。
2. エフェクトパネルで設定を右クリックし、「プリセットとして保存」を選択。
4. Premiere Proプロジェクト全体のテンプレート化方法
1. 基本構成を作成
• シーケンス設定、トラック構成、頻繁に使う素材(ロゴやBGMなど)をタイムラインに配置します。
2. テンプレートとして保存
• 「名前を付けて保存」でテンプレート用プロジェクトを作成します。
3. 使う時は上書き保存
• 新しい編集を始める際はテンプレートを開き、「別名で保存」して作業します。
5. 初心者におすすめのテンプレート運用のポイント
• 一度作ればずっと使える!
時間をかけて設定したテンプレートは何度でも使えます。特にシリーズ動画では大きな効率化が期待できます。
• 必要に応じて微調整
テンプレートを使っても、動画ごとに細かな調整は必要です。完成後の見直しを忘れずに!
• クラウドに保存しておく
Adobe Creative Cloudに保存すれば、複数のデバイスやチームで共有可能です。
まとめ
Premiere Proでのテンプレート化は、初心者でも簡単に作業を効率化できる強力なツールです。
テキスト、モーショングラフィックス、BGM、プロジェクト全体など、テンプレートを活用することで、同じシリーズ動画のクオリティを保ちながら時間を節約できます!
ぜひテンプレート化を取り入れて、編集作業をもっとスムーズに進めてみてください!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro テンプレート化で編集効率を劇的にアップする方法を書きます。