【Pr】 迷わない 字幕 の付け方Premiere Pro

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 字幕 を書きます。

外国映画などに使われる字幕をつくりたいけど、方法がわからない人いませんか。

翻訳や映像の説明などに字幕機能を使いこなせるようになると何かと便利です。

Premiere Proで字幕を作るには[キャプション]機能を操作すると簡単です。

字幕 とは

キャプションの操作は、様々な方法があるため初心者にはとっつきにくいので注意しましょう。
基本は外国映画風の必要に応じて画面に表示される字幕です。
必要に応じてオンオフできる字幕はクローズドキャプションと呼ばれます。DVDなどの字幕表示が代表的で、表示方式が放送規格で定義されています。

オープンキャプションとは、映像を観る人全員に見える字幕のことです。つまりは必ずしもキャプション機能を使用しなくても、レガシータイトルやエッセンシャルグラフィックスのテキスト機能でも作成できる字幕と言えます。

PremierePro|字幕を入れる方法 – 表示と非表示の切り替えができる字幕を作成したい! – モーションファイル

動画をタイムライン上に配置したら、プロジェクトパネル下部にある折り目のついたアイコン、[新規項目]をクリックして[キャプション]を選びます。

すると画面サイズなどが表示された[新しいキャプション]というウインドウが開くので規格やストリーミングを記入します。

規格はデフォルトでは608となっていますが、[CEA-708]を選択します。フルHDの画面の場合はワイドスクリーンにもチェックを入れます。

CEA-608は一世代前の受像機に使われていたサイズ(720×480)です。

ストリーミング表示は[CC1]から[サービス1]に変わるのでそれを選択します。タイムベースはシーケンス設定とおなじ[29.97fpsドロップフレームタイムコード]とします。

キャプションの設定が終わると、プロジェクトパネルにキャプションのクリップが作られます。

パネルを開くと編集画面が現れます。入りと出のタイミングの右側のスペースを使ってテキスト原稿を書いて行きます。

テキストの色や位置、行揃えは画面上のパネルで操作できます。
一通り書き込んだら、画面下部にあるプラスのマークを押すと編集完了。次の字幕が入力できるようになります。

※操作を誤り画面が消えてしまった場合は[プロジェクト]を選ぶと字幕ファイルが見つかるのでクリックします。

キャプションがあらかた完成したところで映像にキャプションを当ててみます。
キャプションのクリップをタイムライン上のクリップにドラッグするとキャプション情報が追加されます。

クローズドキャプションの場合、モニターに表示させるためには一手間必要です。
まず、プログラムモニターにあるレンチマークの[設定]をクリックします。
[クローズドキャプション表示]の[設定]を選びます。
ウインドウが開くので、[標準]には[CEA-708]、[ストリーミング]には[サービス1]を選びます。

続いて、[クローズドキャプションキー表示]の[有効]にチエックをつけると、プログラムモニター上に字幕が表示されるようになります。お疲れ様。

テキストの内容を編集する場合は、キャプションを選択してキャプションパネルを開くとテキスト編集画面が開くので適宜行います。

字幕つきクリップの書き出し

クローズドキャプションで作った字幕データは、動画に埋め込む方法と、別ファイルとして書き出す方法があります。

どちらにするかは[書き出し設定]の下にある[書き出しオプション]で選ぶことができます。

YouTube投稿に準拠するような一般的な動画なら「W3C/SMPTE/EBU タイム付きテキストファイル(.xml)」を選択します。

「書き出しオプション」を「キャプションのビデオへの書き込み」にすると字幕を画面に書き込まれてしまうので注意しましょう。

まとめ

映像の上にテキストを表示するテロップと違って、字幕はかなり複雑な工程となることから余裕をもって作業にあたりましょう。