【初心者向け】Google Vids とは?企画・編集をGeminiが支援する新しい動画作成アプリの使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Google Vids とは?を書きます。

  • 複雑な編集ツールを覚えるのは面倒だ
  • 思いついたことを即動画にしたい
  • とにかく簡単に動画をつくりたい

動画が普及するにつれ、簡単に動画を作りたいという流れが広がっています。

今回は、2024年に登場したばかりのGoogle Workspaceの新アプリ「Google Vids(グーグル・ビッズ)」について、初心者にもわかりやすく解説します。

動画制作の常識が変わる?Googleの新アプリ「 Vids 」とは

このツール、実は「動画版のGoogleスライド」と呼ばれるほど直感的に操作できて、企画から編集までAI(Gemini)が手伝ってくれる、まさに未来の動画制作アプリなんです。

撮影以外のほとんどの作業をAIにおまかせできる、Google流“動画作成の自動化”。

そんな可能性を秘めた「Google Vids」、さっそくその特徴や使い方、メリット・注意点を紹介していきましょう!

Google Vidsの主な特徴【これだけ知ればOK!】

✅ 1. Geminiが企画から編集まで支援

Google Vidsには、生成AI「Gemini」が統合されており、以下のようなタスクをサポートしてくれます。

  • 動画の構成提案(プロンプト生成)
  • ナレーション台本の作成
  • テンプレートの選定
  • 画像・テキストの自動挿入

まるで「動画プロデューサー」が一人ついてくれるような感覚です。

✅ 2. テンプレートで時短編集

デザインツールCanvaを使ったことがある人なら簡単に使いこなすことができるのもGoogle Vidsの特徴です。編集機能には、ビジネス向けに最適化されたテンプレート(定型フォーマット)が多数用意されています。

例えば:

  • 社内向けの告知動画
  • プレゼン用イントロ映像
  • プロジェクト進捗報告動画 など

クリック数回で雛形ができるので、PowerPointより早い!

✅ 3. Googleドライブと完全連携

素材の準備は、Googleドライブにアップするだけ。

  • 写真
  • スライド資料
  • PDF
  • Googleドキュメント

などをVidsが読み込み、自動で最適な形に配置・編集してくれます。

✅ 4. コラボ編集ができる

Googleドキュメントやスプレッドシートのように、複数人で動画を編集・確認できるのがGoogle Vidsの大きな強み。

  • 社内チームでの共同作業
  • 役員のレビューやコメント反映
  • リモート環境でのスムーズなやりとり

も、すべてオンラインで完結します。

Google Vidsの使い方【初心者向け5ステップ】

1. Google Workspaceにログイン

 GmailやGoogleドライブと同じアカウントでOK。

2. Google Vidsを開く

 (現時点ではベータ版の提供で、アクセスには順番待ちの可能性あり)

3. テンプレートを選ぶ or AIに提案してもらう

 プレゼン形式・スライド形式などが選べます。

4. テキストや画像を編集

 Googleスライドに近いUIで、直感的に操作できます。

5. 動画として書き出す or 共有リンクを発行

 ダウンロードはもちろん、URL共有も可能です。

注意点:Google Vidsは「万能動画編集ツール」ではない

現在(2025年5月時点)の無償版では、以下の点に注意が必要です:

AI機能(Geminiとの連携)は制限あり

 完全に活用したい場合は、有料プランや今後のアップデートを待つ必要があります。

デメリットについて

複雑な編集(ドキュメンタリー・YouTube企画など)には不向き

 カット編集、特殊効果、BGM挿入などは限定的。

 → あくまで「スライドベースのビジネス動画作成に特化」しています。

【比較】Google Vidsと他の動画AIとの違い

ツール名得意なこと特徴
Google Vidsビジネス動画・社内報告動画などGoogleドライブ連携、共同編集
Veo2高品質な自動生成プロモ動画Gemini搭載、4K対応
Sora(OpenAI)短尺のSNS向け動画生成高速生成、直感操作が特徴

「伝える」動画を素早く作りたいなら、Google Vidsはベストな選択肢!

Google Vidsは「Googleスライド以上、Premiere以下」

Google Vidsは今のところできることが限られている「おためしツール」的な位置付けです。しかし、複雑な編集を必要としないライトなユーザーには刺さる魅力が詰まっています。

こんな人におすすめ:

  • 社内向けに定型動画を素早く作りたい
  • Google Workspaceユーザーである
  • チームで動画を作りたいが、編集知識はない
  • 台本や構成をAIに助けてもらいたい

なので未経験のビジネスパーソンにこそ使ってほしいツールです。

まとめ Google Vidsにおける動画ビジネスの期待度

以上は、これから動画制作を始めたいという初心者向けの機能でした。プロの動画制作者の中には仕事が奪われるのではないかと不安を感じる人がいるかもしれません。しかし、裾野が広がることはチャンスに繋がるかもしれません。

✅ 1. 初心者向け動画市場の拡大

Google Vidsは、難しい編集スキルを必要としないライトユーザー向けの設計。これにより、ビジネス用途(社内報告・商品紹介・プレゼン動画など)で動画を活用する初心者層の参入が一気に進むと予想されます。

✅ 2. プロ編集者による「教えるビジネス」が成長

高度な映像制作には不向きですが、Vidsをきっかけに動画に興味を持つ人が増えることで、「チュートリアル」「テンプレート販売」「講座ビジネス」など、教える側の収益機会が広がります。

✅ 3. AI×動画時代の入り口としての価値

現時点では「おためしツール」の位置づけながらも、将来的にGeminiとの連携が本格化すれば、AI主導の動画生成市場の成長が見込まれます。

その入り口としてVidsが担う役割は大きく、動画業界全体に新たな需要を生み出す起点になる可能性があります。

この3点を押さえると、Google Vidsは単なる「簡易ツール」ではなく、動画ビジネスの裾野を広げる起爆剤とも言える存在ですね。

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