知らないと損する! DaVinci Resolve の時短テク10選【初心者向け編集効率化術】

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve の時短テク10選を書きます。

DaVinci Resolveは機能が多すぎて「どれを覚えたらいいの?」と迷う初心者も多いですよね。今回は、現場で実際によく使われる「時短ワザ」を10個厳選してご紹介します。

🎬 絶対に知っておきたい!DaVinci Resolveの時短機能10選

① フォルダ階層を継承して素材を整理

素材を読み込む際、Finder(エクスプローラー)でフォルダ分けされていれば、その階層をそのままMedia Poolに読み込めます。

手順:

• Mediaページで「フォルダをインポート」→「フォルダ構造を保持」にチェック

• 撮影日別やカメラ別に自動整理できて超便利!アーカイブ(.dra)化する際も、素材が一つのフォルダに整理されるのでリンク切れの心配がなくなります。

② Alt + ドラッグでクリップ複製

クリップの複製、コピー&ペーストしてませんか?

Alt(Option)キーを押しながらドラッグするだけで複製できます。

作業スピードが一気にアップするショートカットです。

③ 再生ヘッドより後ろを全選択

シーンの後半を一気に動かしたいときに便利。

再生ヘッド以降のクリップを全部選択する方法があります。

方法:

• EditページでAキーを2回押して「トラックの前方選択ツール」に切り替え

• 再生ヘッド以降のクリップを一括で選択・移動

④ クリップの表示・非表示切り替え(有効化)

一時的にクリップを非表示にして比較・調整したいとき、削除ではなく「無効化」しましょう。

やり方:

• クリップを右クリック →「有効化」のチェックを外す(または Dキー)

⑤ クリップカラー・フラグを活用する

「後で直したいクリップ」や「音が要注意」など、目印をつけておくと編集がスムーズになります。

使い方:

• 右クリック → クリップカラー/フラグを設定

• フィルタリングやソートにも便利!

⑥ タイムラインとプロジェクトを同時に開く

複数のプロジェクトやタイムラインを同時に開いて比較・コピーができます。

方法:

• Shift + Command(Ctrl)+ O でプロジェクトをもう一つ開く

• タイムライン間でクリップをコピペ可能!

⑦ リップルトリミングで自動調整

編集後のタイムラインを自動で詰めてくれる便利機能。

操作:

• 編集したい端をドラッグ+Alt(Option)で「リップルトリム」

• 時間調整が一発で完了!

⑧ 属性を一括ペースト

エフェクトやサイズ調整を複数のクリップにまとめて適用したいときは「属性ペースト」が便利です。

やり方:

1. 調整済みのクリップをコピー(Command + C)

2. 他のクリップを選択

3. 右クリック → 属性をペースト

⑨ クリップの位置をサクッと入れ替え

編集中の前後クリップを入れ替える作業もショートカットで可能です。

方法:

• 入れ替えたいクリップを選択 → Alt + Shift + 左右矢印キー

⑩ ワンクリックでキーフレーム設定

インスペクタの各パラメータ横にある菱形マークをクリックするだけで、即キーフレームが設定可能。

位置やスケール、カラー補正などにも有効で、アニメーション作業が楽になります。

❓ よくあるFAQ

Q1. 無料版でもこれらの機能は使えますか?

→ **すべて無料版でも使用可能です。**一部AI機能やノイズ除去などはStudio版が必要です。

Q2. トラックの前方選択ツールが機能しません

→ トラックがロックされていないか、対象トラックが選択されているか確認してください。

Q3. タイムラインを複数開いても素材がコピーできません

→ 同一プロジェクト内ならコピー可能ですが、別プロジェクト間ではアーカイブ経由でやり取りする必要があります。

チュートリアル動画

🎯 まとめ

DaVinci Resolveの時短機能を使いこなせば、作業時間は30%以上短縮も夢ではありません。

ちょっとした操作の積み重ねが、完成スピードとクオリティに大きく影響します。

初心者こそ、こうした便利ワザを武器にして、プロのような効率的な編集を目指しましょう!