映像制作のプロが評価する動画編集ソフトDaVinci Resolveが2年ぶりにメジャーバージョンアップして番号が18になりました。
AfterEffectsのような映像制作ができるFusion、映画のような色彩を作るColor、ノイズカットや音の加工ができるfairlightと欲しい機能がオールインワン。
それでいて無料のソフトをこの際使ってみたくなる人も多いはず。
インストールは簡単です。この記事では最新バージョンのダウンロード方法。それにダウングレードがしたい人向けに、旧バージョンのダウンロード方法をご案内します。
DaVinci Resolve18 無料版のインストール
公式サイトからDaVinci Resolve18のファイルをダウンロードします。
アップグレードする場合は大切なプロジェクトデータを保護してから更新しましょう。
現在DaVinci REsolve17で編集中の人は、万が一に備えてプロジェクトデータを保存してから18にアップグレードしてください。
4月20日現在の最新版の18、それに現行バージョンの17がそれぞれ無償版、有償版の計4つのダウンロードができます。左上のDaVinci Resolve18 無料版からダウンロードします。
DaVinci Resolve18 無料版は現在βバージョン。つまりテスト版です。インストールして思わぬ不具合がある場合もあります。
自分のOS環境を選んでダウンロードしてください。
新規・継続にかかわらず、公式サイトからダウンロードするには、名前・住所・メールアドレスなどの個人情報が必要になります。
右側の枠には利用目的を記入します。私は「YouTube投稿動画の編集のため」としました。
「登録&ダウンロード」ボタンを押して次に進みます。
ダウンロードリンクが表示されるのでボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
パソコン上に実行ファイルのアイコンが現れたらダブルクリックしてインストーラーを起動します。
バージョン18では本体とVisual Cの計3つのファイルをダウンロードします。チェック項目がありますが、ユーザーは選択できません。そのままinstallを押して先に進みます。
「Next」ボタンを押して進めます。
ライセンス項目の同意にチェックを入れて、「Next]ボタンをクリックします。
これでようやく本体へのインストールの準備ができました。Installをクリックします。
インストールする場所を指定します。
windowsから確認を求められるのでOKを押して進めるとインストールが完了します。
DaVinci Resolve18無料版 の起動と日本語化
インストールが完了すると、デスクトップに以下のショートカットが作成されます
起動すると以下のような画面が立ち上がります。新機能の説明です。右上の[English]をクリックすると言語が選択できます。日本語を選択しましょう。[Continue]をクリックして先に進みます。
起動画像が流れ
セットアップメッセージが表示され、プロジェクトのアップグレードについて許可が求められます。
新規インストールの場合は何も表示されません。編集中のプロジェクトがある場合はバックアップを取った上で[アップグレード]をクリックすると準備完了です。
DaVinci Resolve18 の初期設定
任意のプロジェクトを選択して起動します。
これで新しいプロジェクトを作成して開いた状態になったら環境設定を行います。
もし、インストール時に言語設定を見逃してしまった場合は英語で表記されてしまいますが、日本語に直すことができます。
DaVinci Resolve を起動した状態で、左上メニューから[DaVinci Resolve][環境設定]を開いてください。
次は、プロジェクト設定を行います。
右下にある歯車のマークをクリックして開き、マスター設定から以下の設定を行います。
- タイムライン解像度
- タイムラインフレームレート
- 再生フレームレート
タイムライン解像度は、動画を編集する際に表示する解像度です。
動画のそざいと同じ解像度にする必要はありません。
作業速度を重視する場合は解像度を低く設定するとサクサク編集画面を動貸すことができます。
タイムラインフレームレートと、再生フレームレートは、動画素材と同じフレームレートを指定します。
普通はテレビと同じ30か、映画やアニメと同じ24の二択がポピュラーです。
私は30にしています。たまに29.xxなんて細かな数字が出てきて迷うことがあるかもしれませんが、プロでなければ気にせず30で問題ありません。
アップグレード時の注意点
古いバージョンからアップグレードする場合は、それまで使っていた「プロジェクトファイル」をバックアップしておきましょう。
なぜかというと、一度更新してしまったプロジェクトファイルは古いバージョンに戻すことができないからです。
DaVinci Resolve はメジャーバージョンアップの際、自動でデータベースを最適な状態にアップグレードしてくれます。
よほどのことでないと問題はありませんが、後からバージョンダウン出来なくなってしまうと困る人は「プロジェクトファイル」の保存に注意しましょう。
過去バージョンが使いたい場合は
さまざまな機能がブラッシュアップされたDaVinci Resolve18ですが、問題点がひとつあります。
それは、旧式のPCではOSが対応していないためインストールできないことです。
それでもDaVinci Resolve が使いたい人は旧バージョンをダウンロードすることができます。
公式ページDaVinci Resolve 18 | Blackmagic Designからダウンロードできるのは最新版です。
インストールに使ったZIPファイルは削除してもOKですが、もし過去バージョンも含め再ダウンロードしたくなった場合は、サポートセンターのページから可能です。
サポートセンターにはDaVinci Resolveの開発元Blackmagic Designからも辿れます。
トップページの左上に「最新のダウンロード情報」という項目があり、そこをスクロールダウンすると過去バージョンのダウンロードリンクが掲載されています。
一番古いリンクは「ソフトウェアアップデート2014年5月9日DaVinci Resolve 10.1.5」なので、例えば旧型のMacユーザーに人気のDaVinci Resolve15などもダウンロードできます。
ダウンロード時の注意点
旧バージョンのダウンロードをする際は、公式もしくはサポートセンターからダウンロードすること。
なぜかと言うと、怪しいダウンロードサイトがあるからです。
Googleで検索すると「古いバージョンのDaVinci Resolve (Windows) | Uptodown」などというDaVinci Resolve旧版のまとめリンクが最上位に表示されます。
ですが、このサイトはuptodown.comってなんだ?危険?怪しくないか?の記事にあるように、WindowsOSも扱う微妙なサイトなので要注意です。
参考動画
まとめ
ざっくりインストールから設定までの流れをおさらいしました。
初めてDaVinci Resolve18を触る人は不安があるかもしれませんが、細かな調整は後からでもできるので、簡単な編集から初めて積み上げていきましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 インストールと初期設定 を書きます。