YouTubeで人気の高い「ゆっくり解説動画」。初心者でも簡単に始められるうえ、顔出し不要でプライバシーを守れる点が大きな魅力です。必要なツールは無料で手に入るものが多く、独自のキャラクターとストーリーで他チャンネルとの差別化も可能。
この記事では、初心者向けにゆっくり解説動画を作るための手順やポイントを分かりやすく解説します!YouTubeチャンネルを立ち上げて収益化を目指したい方、ぜひ参考にしてください。
ゆっくり解説動画 の作り方完全ガイド:顔出しなしで始めるYouTube成功法
顔出しなしで手軽に解説動画を作成できる「ゆっくり解説動画」は、「ゆっくりムービーメーカー4」と合成音声ソフト。立ち絵と呼ばれるキャラクター絵の素材があれば、初心者でも簡単に解説動画が作れます。
ゆっくり解説動画アカウントの作り方
はじめてチャンネルを作る人は、自分が取り扱いたい動画のジャンルに特化したアカウントを作りましょう。
ゆっくり解説に限らず YouTubeチャンネルでは多くの場合ジャンルに特化したチャンネルを作るのがいいといわれています。これはYouTubeの アルゴリズムによるもので、今いる登録者にお勧めして様子を見る仕組みになっているからです。
1. Googleアカウントの用意: 普段のアカウントと分けたい場合、ブランドアカウントを作成します。 YouTubeトップ画面 → [アカウント] → [チャンネルを追加または管理する] → 新規チャンネル作成で作成してください。。
2. テーマ設定: 一つのジャンルに絞るのが成功の秘訣。技術系、歴史系、オカルト系などの人気ジャンルがおすすめです。
必要なツール
- ゆっくりムービーメーカー4(公式サイトからダウンロード)無料版のLite版にはAquesTalkが搭載されていません。ですがLite版はゆっくり以外の声を 使う人間さんには最適。結論からいいますと基本的な性能はどちらも一緒です。
- 合成音声ソフト(CeVIO、VOICEVOXなど)
- 立ち絵:フリー素材サイトからダウンロード、もしくは自作。立ち絵は表情差分付きがおすすめです。
ストーリー作成
ストーリーとは動画のテーマを決める作業です。テーマに沿って個別の作品を作ります。
チャンネルのテーマを「アニメの裏話を解説する」とするなら、個々の動画は「作品ごとの井戸端話」です。なのでよほど特定の分野に自信がある場合以外は個々のストーリーは初めの頃は幅広く 作ることをお勧めします。
例えばアニメであれば、ジブリや京アニ、劇場版やTV版など色々 作ってみるなどですね。日本のアニメという軸 を持っていればある程度内容の幅を持た せることで新しい視聴者を獲得することや 既存の視聴者に飽きさせない動画になる ことを期待できます。
テーマがメジャーであればあるほど競合も多くなります。視聴者の関心を惹きつけチャンネル登録を獲得するには、誰も知らない情報を正確かつ深く掘り下げる必要が出てきます。
なので下調べが必要 ですチャットGPTなどネット検索を駆使して、場合によっては自分の目で確かめるなど、信頼性を高める努力をしましょう。
ここまでの内容を整理すると動画の柱となるストーリーが見えてきます。動画の長さは15 分以上を目指しましょう。YouTubeは一瞬が勝負のショート動画と、視聴者の滞留が目的の長尺ものの二極文化が進んでいます。
ゆっくり解説は後者です。なのでストーリーはなるべく熱く作り ましょうストリーができれば台本の作成は楽になります。
台本作成
ストーリーを構想とするなら、台本は言語化されたコンテンツです。ストーリーの時点では単に事実の羅列でしかありませんが、台本には視聴者の興味を惹きつける仕掛けや最後まで見てもらう工夫が詰まっています。
台本作りはプロが生業とするほど大変な作業です。しかし、ゆっくり解説は二人のキャラクターがボケ進行とツッコミ解説役となって掛け合いをしながら進めるというのが主流ですので、初心者でも会話が盛り上がるような内容が思いつけばOKです。
台本作成には ExcelやGoogleスプレッドシートを使用すると作業が楽になります。やり方は簡単で
• A列:キャラクター名(例:霊夢、魔理沙)
• B列:セリフ内容。
以上のような枠をつくり、B列を使って会話文のやり取りを綴っていきます。ポイントは「セリフは短めにし、テンポよく進める」「15分程度の動画を目指し、200行以上を目標に」という二点を念頭に書きましょう。
台本が完成したらCSV形式で保存します。動画編集ソフトにはCSV形式しか読み込めない場合が多いためファイル形式にはご注意ください。2. 基本の手順
動画編集
プロジェクトの作成
YMM4を起動し、新しいプロジェクトを作成します。編集画面が開くので、タイムラインを確認しましょう。
動画編集の流れは大きく以下の4段階に分かれます。「キャラクターの音声」「立ち絵」「台本」「字幕と背景」です。
1. キャラクター音声の設定
読み上げる音声を設定します。二人のキャラクターの読み上げるスピードや音程、字幕の設定などを行います。
• YMMでキャラクター(霊夢・魔理沙)の音声を調整(速度、音量、ピッチなど)。
• 「ずんだもん」を使う場合、VOICEVOXで音声を生成し、ファイルをYMMに取り込む。
左下にある[新規作成]から新たなキャラクターを作成します。名前はそれぞれ台本ファイルのA列に設定した名前を記入します。音量や読み上げ速度、再生速度、字幕の設定などキャラクターの設定が終われば音声の設定は完了です。
2. 立ち絵の導入
「立ち絵」のキャラクターは多数のクリエイターさんがネット上に作品を提供しているので、使わせてもらいます。例えば「魔理沙霊夢立ち絵」と検索するとたくさん見つかります。作者のサイトからキャラクターをダウンロードします。
• 無料素材サイト(例: ニコニコモンズ)から霊夢・魔理沙の立ち絵をダウンロード。
• 「動く立ち絵」として表情やアクションを設定。
ゆっくり ムービーメーカーに戻り、キャラクターの編集に進みます。
下にスクロールしていくと「立ち絵」という項目があります。種類を「動く立ち絵」として素材の場所を先ほどダウンロードしたZIPファイルの置き場所 に指定します。「立ち絵」アイテムの設定をすることで表情目口などのパーツをアニメーションさせることができます。
3. 台本の読み込み
キャラクターの設定が終わったら、台本の取り込みに移ります。[ファイル][台本ファイルを開く]と進んで先ほど完成した台本のCSVファイルを 選びます。タイムラインに追加を 押すと台本に書かれたテキストが読み込まれます。
• 台本(CSV形式)をYMMにインポートし、セリフをタイムラインに配置。
この段階では「立ち絵」が反映されていません。人型をしたボタン立ち絵アイテム を選択します。すると「立ち絵」が出てきます。タイムラインの音声ファイルを聴きながら、立ち絵の位置や大きさを調整します。音声と立ち絵、字幕の調整が終わったら背景画像をタイムラインの最背景に置けば出来上がりです。
4. 字幕と背景の設定
• セリフに対応する字幕を挿入。
• 背景素材をタイムラインに追加(例: 和室のフリー素材)。
定番のお茶の間のイラストは和室フリー素材などに多数掲載されています。
最終調整と書き出し
- 動画全体をプレビューして流れを確認します。
- 問題がなければ「動画出力」機能を使って動画を完成させます。
補足:初心者が注意するポイント
- タイムライン管理:音声、立ち絵、字幕を整理。
- 音量バランス:BGMや効果音がセリフを邪魔しないよう調整。
「ゆっくりムービーメーカー4」は初心者にも優しい操作性で、短時間でクオリティの高い動画を作れます。このガイドを参考に、ぜひ解説動画作りに挑戦してみてください!
まとめ
ゆっくり解説動画は、初心者でも短期間で制作可能なうえ、視聴者の支持を得やすいジャンルです。自分らしいテーマを探しながら楽しんで制作することで、YouTubeでの成功につなげましょう!