Davinch Resolveで本編が完パケ[1]完成することした後、やって置いて損しないのがファイルの整理です。
プロジェクトに使ったファイルはパソコン内のフォルダに散らばっています。編集直後なら難なく探し出せる映像も、時間が経つにつれ思い出せなくなります。
そんなときに限ってかなり高い確率で追加の作業が舞い込むことがあります。
完パケの微調整とか、写真の切り出し、番宣用のミニ動画の制作など様々です。
整理しておかないと、行方不明の映像が確実に作業の足を引っ張ります。
パスが違うと映像は認識されない
編集中でもよくあるのが映像が行方不明になること。
Davinch Resolveでは一度プロジェクトに読み込んだ素材ファイルををパスで管理しています。
ファイルの置いてある場所で認識しているため、プロジェクトに読み込んだ後、勝手にファイルを移動してしまうとDavinch Resolveで認識されなくなってしまうのです。
認識されなくなったカットは赤い枠で表示されます。
プロジェクトは、そのアイコンの上で右クリックし、「ソースフォルダーを変更」で修正ができますがかなり面倒です。
使った素材はまとめてアーカイブする
ファイルを一箇所にまとめておくなりして、普段から整理整頓に心がけていればトラブルも起きません。
Davinch Resolveではプロジェクトで使った素材やツールといった環境を、パスごとまとめて保存する機能があります。
イメージで言うなら、机の上や引き出しに広がった原稿や道具をまとめてポリ袋にいれて片付けるような感じ。
アーカイブファイルにまとめておくと、必要に応じて環境を呼び出すことができるので便利です。
アーカイブの手順
プロジェクトを開いた状態で[ファイル][プロジェクトマネージャー]をクリック。※[プロジェクトの書き出し]と間違えないように。
適用する画面をクリックして[プロジェクトの書き出し]を選択。
アーカイブ先のフォルダを指定。拡張子はdraです。
私の場合、作業用フォルダは[ビデオ]に統一しているので素材の入った[test_project]とは別にアーカイブします。
格納する場所が決まればコピーが始まります。
アーカイブされたdraパッケージを覗くと、プロジェクトに使用したファイルが整然と並んでいることがわかります。
アーカイブされるファイルはプロジェクトに読み込んだものだけです。それ以外のファイルはアーカイブされないので、素材も含めて保存したい場合は素材も別に保存しましょう。
まとめ
しっかり撮影した映像素材は後々使い回しをする機会が増えます。わざわざ新規に撮影しに行かなくても、過去の素材を使いまわすことで奥行きのある編集が可能になります。
完パケが終わった直後は微調整など細かな作業が発生します。一段落したところでアーカイブし、まとめて保存用のハードディスクやクラウドなどに保存し、帳簿をつけておくことをお勧めします。
次の編集を広々とした環境で進めやすくなります。
References
↑1 | 完成すること |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 アーカイブ を書きます。