オンライン会議やゲーム実況、ビジネス動画など、PCを録画したくありませんか。
そんな時便利なのが簡単にPC画面の録画ができるスクリーンキャプチャソフトです。
ここでは「EaseUS RecExperts」の特徴や機能、実際に使ってみた感想を書きます。
この記事でわかること
- EaseUS RecExpertsの特徴やできること
- EaseUS RecExpertsのインストール方法
- EaseUS RecExpertsの画面の見方や録画方法
- EaseUS RecExpertsのコスパ
EaseUS RecExpertsとは
「EaseUS RecExperts」は、PC画面をマイク音声とともにスクリーンキャプチャができる日本語対応の有料ソフトです。
「EaseUS Software Co., Ltd.」社は2004年設立の中国四川省成都市にあるソフトウェア会社です。データ復旧、バックアップ、パーティション管理などの実績があります。
EaseUSのソフトは株式会社インプレス窓の杜や株式会社ベクターなどが扱っているほか、三菱やYAMAHA、日立などでも導入実績があるので、安全性は担保されているといえます。
公式ダウンロードページはWindows版とMac版があります。
Windows/Mac対応の無料な画面録画ソフト
Windows/Mac対応の無料な画面録画ソフト
ゲーム画面のキャプチャ機能は、Windows10では標準ツール 「Xbox Game Bar」が用意されています。(詳しくはWindows10で画面録画をする5つの方法で解説されています)
しかし、使ってみるとわかりますが、使い勝手はイマイチです。
なのでゲーム実況などをする人は、専用の機材やソフトを使ってスクリーンキャプチャする傾向が強いです。専用ツールを使った方が使いやすいわけですね。
PC画面を「録画」できると、次のようなことができます。
- チュートリアル動画
- オンライン会議の記録
- ゲーム実況の録画2D/3Dゲームプレイのハイライトを遅延せずに記録
- Youtube 録画
パソコンの操作方法などを説明する際、画面を収録しておくことで、YouTubeを使って公開できます。
EaseUS RecExpertsの特徴は、
- 使いやすいインターフェース
- PC全画面、もしくは一部の画面を自由に収録できる
- ウェブカメラの映像もあわせてキャプチャできる
- 動きの早いゲームの映像も遅延が起きにくい
- 録画時間制限なし
- 編集機能内蔵
などです。
EaseUS RecExpertsの対応OSはWindows 7/8/8.1/10/11、Mac版(EaseUS RecExperts for Mac)はMac OS X 10.10以上です。
Free版は無料で録画時間に制限はなく使えますが、視聴できるのは一分間。さらに編集機能が使えないなどの制限があります。
なので、実用として使うにはPro版をお勧めします。
ユーザーの評判
画面録画ソフトには多数の種類があります。
中には無料の「OBS」というソフトもある激戦区です。
それだけに厳しいユーザーの目にはどのように映っているのでしょうか。
EaseUS(@EaseUS_Japan)さんのEaseUS RecExpertsを試用中!
— かぼしー★デジタルであなたの毎日をちょっとハッピーに!★ (@namespace_) December 5, 2022
EaseUS RecExpertsなら簡単にチュートリアル動画のような解説動画が簡単に作れて便利でした。
無料版のEaseUS RecExperts Freeでも1分間の動画ならウォーターマークなしで作成できるぽい!
▼ 無料版のEaseUS RecExperts Freeで作ってみた動画 pic.twitter.com/IjUTzViMkT
長時間だと有料だけどEaseUS RecExpertsってやつが使いやすくて私は好き。買い切り3000円弱だから割とリーズナブルだと思っています
— 火源🌸💸❌ (@Cthulhusakura) June 20, 2022
大学生はパソコンで何をしているのか? 常時画面録画して観察してみた【EaseUS RecExperts】 https://t.co/YLHAI7u3fv
— ばすてい (@morosaredo) December 9, 2022
記事を書きました。帰宅後から就寝前までの、私のパソコン画面を録画してみた。客観的に見てみると、結構大学生の夜って感じだな。 pic.twitter.com/F7bmCjlmLa
EaseUS(@EaseUS_Japan)さんのEaseUS RecExpertsを試用中!
— かぼしー★デジタルであなたの毎日をちょっとハッピーに!★ (@namespace_) December 5, 2022
EaseUS RecExpertsなら簡単にチュートリアル動画のような解説動画が簡単に作れて便利でした。
無料版のEaseUS RecExperts Freeでも1分間の動画ならウォーターマークなしで作成できるぽい!
▼ 無料版のEaseUS RecExperts Freeで作ってみた動画 pic.twitter.com/IjUTzViMkT
キャプチャする人は、当然編集前提で画面録画するでしょうから、別途専用の編集ソフトを持っている人は多いと思われます。
EaseUS RecExpertsはあくまで画面を録画するのが目的のソフトであるため、利用者は自分がよく使う編集ソフトを持っているはずです。
なので動画編集機能は必要最低限であっても構わないと思います。
Free版のインストール方法
インストール方法は簡単です。
公式サイトからEaseUS RecExpertsのインストーラーを無料ダウンロードします。
(Mac版はこちらかhttps://recorder.easeus.com/jp/screen-recorder-mac.htmlら)
画面が表示されるので「今すぐインストールする」ボタンをクリックします。
ダウンロードが自動で始まり、続いてインストールが始まるので作業が終わるまで待ちます。
「おめでとうございます!インストールが完成しました!」と表示されたらインストールは完了です。
「今すぐ始める」ボタンをクリックして起動します。
画面録画の手順
起動すると、操作パネルのような枠が画面中央に現れます。
画面収録や視聴、編集はすべてコントロールパネルからできるようになっています。
画面構成がシンプルで操作が分かりやすいですね。
デュアルディスプレイにも対応しています。
この画面は、収録用にデュアルディスプレイの片面を使って設定したものです。
PC画面の録画を開始するには、画面左上の画面の形をしたアイコンを選択します。
左側にあるアイコンは上から、収録、音声単独、ゲーム、ウェブカメラ、オンラインビデオ録画となっています。機能は切り替えて使います。
録画スタートはモード選択アイコンメニューの一番上にある「画面録画」アイコンを選択します。
録画する範囲は、「フルスクリーン」「エリア」を切り替えて行います。
フルスクリーンはモニター画面全体をキャプチャします。デュアルディスプレイの場合、どちらか一つしかキャプチャできません。
ディスプレイの切り替えもパネルから操作できます。
選択されたディスプレイの左上にアイコンが表示されます。
※F9とはファンクションキーを意味します。
ウェブカメラ、システムサウンド、マイクなど画面以外の録画対象があれば、詳細を選択します。※この場合ウェブカメラもマイクも接続されていないのでアイコンは表示されません。
エリアを選択します。
すると一瞬画面全体が暗くなり、範囲指定のアイコンが表示されます。
切り抜きたい画面を選択します。
切り抜きたい場面の設定ができたらRECボタンをクリックすると録画がスタートします。
録画を停止したい場合は、録画ツールバーの中の停止ボタンをクリックするか「F9キー」を押します。
録画を停止すると、プレビューウィンドウが自動で起動します。
録画ファイルの再生や編集、ファイル管理などを行う事ができます。
プレビューウィンドウの下部にあるアイコン群の左半分は編集機能が、右半分はファイル管理機能がそれそぞれまとめられています。
編集アイコンには、左からトリム、タイトル追加、音声ファイルの抽出、スクリーンショット、再生速度、ボリューム、画面拡大が割り当てられています。
機能が利用できるのはPro版にアップグレードする必要があります。
Pro版のアカウントの取得方法
Free版はライセンスコードを入力するだけで制限が解除され、Pro版の持つ機能が使えるようになります。
今すぐ購入からプランを選択して購入手続きを済ませます。
すると入力したメール宛にライセンスコードが送られてきます。
起動画面に戻ります。
右上にある「ライセンスを入力」をクリックすると枠が開きます。
ライセンスコードをコピペして、アクティベートをクリックします。
おめでとうございます!と表示されたら登録完了です。
起動後EaseUS RecExperts画面左上に「Pro」アイコンが表示されていればOKです。
Pro版の特徴
- 5つのモードで録画が可能
- 動画編集ができる
- 出力形式が豊富
- 画面録画をスケジューリングできる
- ゲーム録画モードでウィンドウの追跡録画ができる
- 録画中にアノテーションを入れられる
当然ながら、ウォーターマークが入らなくなるため収録画面が見やすくなります。
まず、Pro版の編集モード5つのモードで録画が可能です。
1.画面録画モード
「画面録画」モードは、PC画面のうち録画を行いたい領域を指定して録画するモードで、「フルスクリーン」と「エリア」の2種類があります。
「フルスクリーン」では全画面を対象に録画することができます。マルチモニター環境の場合は、どちらか一画面が録画できます。
「エリア」は画面の領域を指定して録画します。使い方は任意の領域をマウスでドラッグして領域を指定します。
2.オーディオ録画モード
「オーディオ録画」モードはオーディオのみの録画を行います。
YouTubeの音声を記録するには、「システムサウンド」を選択します。
「録画ファイル」を押すと、過去の画面録画データの一覧が表示されます。データを選択してモニター再生することが可能です
3.ゲーム録画モード
「ゲーム録画」モードはOpenGLやDirectXを使った比較的負荷の高いアプリケーションのキャプチャーに特化した録画モードです。
特徴は、指定したウィンドウの中身だけを録画することができること。
例えば画面収録中にうっかり別のウィンドウを開いてしまい、ゲーム画面が見た目さえぎられてしまっても指定したウインドウの収録は保障されます。
この機能に着目すれば「画面録画モード」よりも「ゲーム録画モード」の方が使いやすいかもしれません。
注意してほしいのはゲーム画面は処理が重くなりがちでPCもかなりのスペックが要求されます。
3Dゲームを画面録画する場合、4K解像度では動画が重くなる可能性がある。
3Dゲームを画面録画する場合、ゲームのフレームレートが低下する可能性がある。
4.ウェブカメラ録画モード
カメラアイコンは、WEBカメラの映像を録画することができる上、予約や動画のカットも可能です。
ウェブカメラは切り替えができます。
音声ソースとしてマイクとシステムサウンドの両方を指定可能。
解像度の変更や画面の回転です。
さらに、グリーンバックを利用した背景の変更なども行う事ができる他、カメラ映像のスクリーンショットもこの画面から簡単に撮ることができる。
5.オンラインビデオ録画モード
「オンラインビデオ録画」モードはライブストリーミングビデオの録画に適したモードです。
アイコンメニューにはYouTube、Netflix、Vimeo、Amazon Prime、Disney、Huluなどのサービスが登録されているので、好みのサービスを選択し、コンテンツと画角を決めたらエリアボタンから切り取るサイズを決めます。
あとは録画ボタンを押すだけです。
リンク先によっては、英語サイトの方につながるので日本人としてはあまりメリットを感じない。自分でストリーミングサイトにアクセスして「画面録画」モードで録画すれば事足りるので、この機能は正直必要性を感じることができなかったかも。
プレビュー再生
録画を完了すると自動的にプレビューウィンドウが起動します。
録画データのプレビュー再生をすぐに行う事ができます。
プレビュー再生速度は0.5倍~2.5倍速まで0.25刻みで再生速度を変更することができます。
動画編集
トリム機能や映像の追加(タイトルの入力、フォントの変更など)、映像から音声の分離といった簡単な動画編集ができます。
トリミングやタイトルの追加程度は物足りないかもしれませんが、より高度な動画編集を行いたい人は編集ソフトの機能を使った方が便利です。
出力形式が豊富
出力フォーマットは次の通りです。
- 動画:MP4/MOV/FLV/MKV/AVI
- 音声:MP3/AAC/WAV/OGG/WMA/FLAC
- 画像:GIF/PNG
YouTube投稿など一般的な使い方をしている分には問題ありません。
画面録画を予約できる
画面録画を予約するには「タスクスケジューラー」を使います。
タスクスケジューラー機能には、録画の開始時間、継続時間、停止時間、録画領域、音声入力、繰り返し指定などの指定ができます。
アノテーション機能
録画領域内に図形や線、テキスト等を書き込むことができる、ビジネス向けユーティリティソフトによくある機能です。
チュートリアル動画など、物事を説明する動画を録画する時便利な機能です。
例えば上記のように作業を収録中に、矢印や注釈のテキストを上書きして追加したい時などに利用できます。
細かく収録と停止を繰り返しながら、収録中に直接テキストを書き込んだりすることで、あとで編集いらずの動画を作ることも可能です。
これらの機能のほかにも、撮影した動画を直接共有メニューからYouTubeなどにアップロードすることもできます。
他社との比較
スクリーンレコーダーソフトは各社から様々な商品が発売されています。
当ブログではNHK+がキャプチャできるソフト「Bandicam」を紹介しました。
Bandicamは永続ライセンスが¥5,610です。商品を選ぶ場合は、他社のキャプチャソフトと比較して導入を検討することをおすすめします。
価格
Pro版は一ヶ月ライセンス、年間ライセンス、永久ライセンスの三種類があります。
Free版 | Pro版 | |
録画時間 | 制限なし | 制限なし |
再生時間 | 1分間 | 制限なし |
録画中にアノテーションを追加 | ○ | ○ |
GPUハードウェアアクセラレーション | ○ | ○ |
マイクブーストとノイズリダクション スケジュールの作成 自動的に録画を分割 自動的に録画を終了 ビデオをトリミング 動画から音声を抽出 イントロとアウトロの追加 24時間サポート 無料アップグレード | × | ○ |
タイトル | 無料 | 2,629円/1ヵ月 5,269円/1年 9,229円/永久 |
Windows/Mac対応の無料な画面録画ソフト/スクリーンレコーダーEaseUS RecExperts
最強のMac向け画面録画ソフト - EaseUS RecExperts Mac版
永久ライセンス版9229円は、一度購入すると永久に利用可能。
バージョンアップされた場合は、その都度無料で更新可能です。
まとめ
タスクスケジュール機能を使うと、録画したい時間や録画開始後に自動停止を設定できる点などの設定ができるので便利です。
録画中に注釈を入れられるアノテーション機能はチュートリアル動画や解説系動画に便利です。
Windows/Mac対応の無料な画面録画ソフト
Windows/Mac対応の無料な画面録画ソフト
EaseUS RecExpertsについてのよくある質問
- マイクをオーディオインターフェイスに繋ぎPCを接続録音しても何も聞こえません
- サウンド設定が「マイクとシステムサウンド」になっていますか?
- NHKプラスは録画できますか
- 放送番組は音声収録は可能です。画像はプロテクトがかかっているためキャプチャできませんでした。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 EaseUS RecExperts を書きます。