Nano Banana と Whisk 、どっちから始めればいいの

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Nano Bananaと Whisk 、どっちから始めればいいの を書きます。

超初心者からの動画制作についての質問です!

Nano BananaとWhisk、どっちから始めればいいの

👇いや〜みなさん、最近AIツールがどんどん増えてきてますよね。

これ、めちゃくちゃ多くの人が最初につまずくポイントなんですよ。

「どれが映像向きで、どれがクリエイティブ向きなの?」って、正直わけがわからない状態。

特に「Nano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)」と「Whisk」。

この2つ、名前も可愛いのに、やってることが全然違うんです。

Nano Banana と Whisk 、どっちから始めればいいの?

🍌 まずは「Nano Banana」=映像づくりのAI

Nano Banana(正式には Gemini 2.5 Flash Image)は、

“実写っぽい画像を、連続的に作る”AI です。

つまり、写真1枚だけじゃなくて、

「同じ人物」「同じ構図」「同じ世界観」で複数カットを作って、

あとで動画っぽく編集できる、映像制作用のAI なんですね。

▶ できることの例:

  • 同じキャストの表情・ポーズ違いを生成
  • 背景(ロケーション)を時間帯や季節ごとに変更
  • カット割りを意識した連番画像の出力

要するに、「撮影の代わり」になるAIです。

被写体もロケーションも全部AIで再現できる。

だから映像制作者・動画編集者向け

例えるなら「カメラの代わりになるAIカメラマン」。

🧠 一方、「Whisk」=アイデアづくりのAI

Whiskは方向性がまったく違います。

これは「アイデアのビジュアル化ツール」。

「こういう構図にしたい」「こういう世界観を作りたい」っていうラフスケッチ

画像でサクッと作ってくれるタイプです。

たとえば:

  • ダンス動画のコンセプトを考えたい
  • キャラクターの衣装やポーズ案を出したい
  • 背景のデザイン方向性をチームで共有したい

こういうときに、Whiskに「未来的なクラブで踊る女性、ネオンライト、青とピンク」とか打ち込むと、

“あ〜なるほど、この雰囲気ね!”っていうビジュアルがサッと出てくる。

つまり、Whiskは企画・構成段階で使うブレスト用AI

いや〜Whiskって、ほんと“監督ノート”を作るのが上手いんです。でも、Whiskだけで完成までいけるかって言うと…うん、そこはまだ人間の出番です(笑)
Whiskが作った設計図をもとに、Nano Bananaや動画編集ソフトで“動く作品”に仕上げていく感じですね。

Whiskは生成結果を 画像・短いモーション(数秒) の形で出すことはできますが、それ以上の映像編集や効果音・カット割りなどは外部ツールが必要です。

🔧 つまりこういう流れが理想です

1️⃣ Whiskでアイデアを具体化(キャラ・ロケ・構図・カット割り)

2️⃣ Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)で実写風の素材を生成

3️⃣ 動画編集ソフトでつなげて音を入れて完成

この流れだと、

  • アイデア段階でブレない
  • キャラクターや空間に一貫性が出る
  • 後半の映像制作がスムーズになる

というメリットがあります。

🎬 初心者はどっちから始めればいいの?

結論から言うと…

👉 まずはWhiskから!

理由はめっちゃシンプル。

Whiskは操作が直感的で、“完成度よりもアイデアの方向性”を重視してる。

だから初心者でも気軽に触れるんです。

「こんな感じのシーン作りたいな〜」って思ったときに、

Whiskでざっくりイメージを出す →

気に入ったビジュアルをNano Bananaで“実写レベル”に仕上げる。

この流れがベスト。

💡 例で見るとこうなる!

たとえば「街のカフェで踊るダンサーの映像を作りたい」とします。

  1. Whiskで構想づくり  → 「夜のカフェ、ネオンライト、踊る女性」でざっくり雰囲気を出す。  → 3〜4枚生成して、構図や光の感じを決める。
  2. Nano Bananaで実写っぽく再現  → Whiskのビジュアルをもとに、  「同じダンサーが笑顔で踊っている」「ライトが右から当たってる」など細かく指定して出力。

これで、“想像を現実に変えるAI連携ワークフロー”の完成です。

⚙️ まとめると

項目WhiskNano Banana(Gemini 2.5 Flash Image)
役割企画・構成・ビジュアル設計実写映像生成・カット作成
出力画像、AIストーリーボード、短いAIモーション高品質な動画シーン
得意分野世界観づくり、キャラ設定実写一貫性・映像演出
弱点完成映像までは作れないストーリー構成は不得手
最適な使い方Whiskで設計 → Nano Bananaで実写化

🗣️ まとめ

いや〜これね、どっちもすごいんです。

でも最初からNano Bananaに行くと、

「プロンプト(指示)」の精度がめっちゃ求められるんですよ。

Whiskはもっと“感覚的”。

「こういう感じがいい!」で通じる。

だから初心者さんはまずWhiskで遊びながら、

自分の“映像センス”を磨いて、

慣れてきたらNano Bananaで“実写クオリティ”を狙う。

これが一番スムーズな始め方です。

✅ 要するに…

  • Whisk:構想を形にするAI
  • Nano Banana:その構想を現実化するAI

この2つ、実はセットで使うと最強なんですよ。

映像クリエイターを目指すなら、まずWhiskで“頭の中の絵”を出すところから始めてみてください。

そこから、Nano Bananaで現実レベルに仕上げる──この流れ、最高です。