たとえば、16:9の横長動画を9:16の縦長に編集するとき、動く被写体を常に中央に収めるのは大変です。
しかし、有償版DaVinci Resolveの「スマートリフレーム」機能を使えば、左右に動く被写体も自動で縦長画面の中央に配置してくれます。この記事では「スマートリフレーム」 の使い方を解説します。
被写体を常に中央に補正する スマートリフレーム の使い方 | DaVinci Resolve Studio
DaVinci Resolve 19 | Blackmagic Design
スマートリフレームとは?
DaVinci Resolveの「スマートリフレーム」は、AIが映像内の被写体を自動的に追尾し、縦長の画面でも被写体が常に中央に収まるようにフレームを調整してくれる機能です。この機能は、アスペクト比が異なる複数のプラットフォーム向けに動画をリフレームする際に便利です。
使い方
1. プロジェクト設定
• メディアプールでリフレームしたいタイムラインを選び、右クリックして「タイムラインの設定」を選択。
• 「タイムライン解像度」を希望のアスペクト比に変更し、チェックボックス「プロジェクト設定を使用」を外します。
• 「解像度が一致しない際の処理」を「最短辺をマッチ: 他をクロップ」に設定。
2. クリップのリフレーム
• リフレームしたいクリップを選択し、インスペクタで「ビデオ」タブを開き、「スマートリフレーム」を展開。
• 「関心対象」を「自動」に設定し、「リフレーム」を押下。DaVinci Resolveが自動で分析し、被写体を中央に配置します。
手動リフレーム
自動リフレームがうまくいかない場合は、手動で被写体を選ぶことも可能です。「関心対象」を「リファレンスポイント」に切り替え、ターゲットアイコンをクリックし、ビューア内で対象を囲むボックスを設定します。
まとめ
DaVinci Resolveの「スマートリフレーム」は、AIが自動で映像内の被写体を追尾し、縦長の画面でも中央に収める画期的な機能です。異なるアスペクト比に対応し、手間をかけずに効率的にリフレーム作業を行えます。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 スマートリフレーム を書きます。