最近、TikTokやインスタのリールでよく見ません?
空の上の高速道路を、スケボーに乗った女の子がスーーッと滑っていく、あの幻想的なアニメ調ループ動画。
「ああいうの作りたいけど、絵も描けないし…」
いや、大丈夫。全部AIでいけます。
今回のざっくりフローはこんな感じ👇
- Step 1:ChatGPTで「元になるプロンプト」を作る
- Step 2:Midjourneyで“映える”元画像を作る
- Step 3:KLING AIで動画化、ループっぽく仕上げる
しかも、
「動画用プロンプト」を静止画AIに逆輸入するという、ちょっとした裏ワザも使います。
TikTokでバズり中の「幻想スケボー loop動画 」はこう作る!

全体イメージ:どんな動画を作るのか
先に完成イメージを共有しておきます。
シーンの具体例(こんな動画を目指す)
- カメラは低め、スケボーのすぐ後ろから追いかける視点
- 女の子の後ろ姿だけ見える
- 足元のスケボーのタイヤがシアン色に発光
- 空中に浮かぶ高速道路を、ネオンだらけの海沿いの都市に向かって滑り降りていく
- 路面には虹色の光の軌跡が残る
- 空には分厚い雲と、天頂に渦巻く光の帯
- 画面全体は青×オレンジのハイコントラスト、アニメ調で高彩度
- 最後はカメラが少し近づいて、また最初の構図に戻るようなループ
これが一周4〜6秒くらいでクルクル回る感じ。
「永遠に見ていられるやつ」です。
Step 1:ChatGPTで“最強のプロンプト”を作る
いきなり自分でプロンプトを書くと、だいたいこうなります。
「スケボーで空を飛んでる女の子のアニメ画像」
…いや、悪くはないんだけど、
情報が足りなすぎる。
なので、まずはお手本探しをします。
① お手本動画 or 画像を探す
TikTokやPinterest、X(Twitter)などで、
- 「anime skateboard sky」
- 「neon city skate loop」
- 「幻想 スケボー 動画」
みたいなキーワードで探して、
「これいいな!」というのをスクショします。
② スクショをChatGPTに投げる
ChatGPTに画像をアップロードして、こんな感じでお願い👇
「この画像の雰囲気で、Midjourney用のプロンプトを作ってください。
日本語版と英語版の両方が欲しいです。
テーマは『後ろ姿の少女がスケートボードで空中の高速道路を夕暮れの都市上空へ滑り降りる幻想的なシーン』です。」
そうすると、いい感じに盛ってくれます。
例えば日本語版だと、こんな感じになります(例)👇
「後ろ姿の少女がスケートボードで空中の高速道路を夕暮れの都市上空へ滑り降りる。低い追従カメラ、強いモーションブラー、路面に虹色の光跡。雲は厚く、天頂に渦巻く光の帯。海沿いのネオン都市、湾と山並みの遠景。ジャケット+ショートパンツ、シアンに発光する車輪、リムライト。高彩度のアニメ調、青×橙のコントラスト、映画的。」
英語版も用意しておくと、MidjourneyやKLING AIで微妙なニュアンスを変えて試せるので便利です。
“Back-view anime scene: a girl skateboards down a sky-high road over a neon coastal city at dusk. Low chase camera near the board, strong motion blur, rainbow light trails on asphalt. Dramatic clouds with a swirling light ribbon overhead; bay and mountains in the distance. Hoodie, shorts, cyan-glowing wheels, rim light. High-saturation anime style, teal–orange contrast, cinematic.”
自分で一から考えるより、
「お手本画像 → ChatGPTに説明させる → それをプロンプトにする」
この流れが圧倒的に楽です。
Step 2:Midjourneyで“元画像”を作る
ここからが楽しいやつ。
① プロンプトをそのまま投入
Midjourneyに、さっきの英語プロンプトをそのままコピペして、
- アスペクト比:
--ar 9:16(縦動画用) - スタイル:
--style rawなど好みで
をつけて実行します。
すると…

「おお、雰囲気ある!いい感じ!」
っていう画像がだいたい1発目から出てきます。

② もっと“幻想的アニメ調”に寄せたい場合
ここでちょっとした裏ワザ。
「動画用のプロンプト」を作って、それを逆に静止画AIに入れると、
臨場感のある1枚絵になりやすいんです。
ChatGPTにこう頼みます👇
「KLING AIで動画を作るためのプロンプトを書いてください。
カメラワークや動きも含めて、アニメ調で、先ほどのシーン設定をベースにしてください。」
すると、
- カメラがどの方向に動くか
- 少女や雲、光の帯がどう動くか
- どこでクライマックスを迎えるか
みたいな“動画視点”のプロンプトが返ってきます。
これをそのままMidjourneyに入れると…
「うお、なんか一気に“映画のワンシーン”っぽくなった!」
っていう画像が出てきます。
動画用プロンプト→静止画AIに逆輸入、マジで侮れない。
③ でもAIあるある「体がねじ切れる問題」
で、めちゃくちゃ雰囲気いいのに、
- 上半身だけ変な方向に曲がってる
- 足が増えてる
- スケボーが地面に刺さってる
みたいな事故もよくあります。
「上半身がねじ切れてるんですけど!!」
みたいなやつ。
でも、ここで諦めるのはもったいない。
④ Midjourneyのエディット機能で修正
気に入った構図の画像を選んで、Midjourneyのエディット機能で、
- 変になっている上半身だけ塗りつぶす
- 「自然なポーズの少女の後ろ姿に修正」と短いプロンプトを入れる
これをやると、良い雰囲気はそのままに、破綻だけ直せることが多いです。
ここ、ほんと沼です。
気づいたら1時間溶けてます。
でも楽しいからOK。
Step 3:KLING AIで動画生成&ループっぽく仕上げる
さあ、ここから動画化。
今回使うのはKLING AIです。
① KLING AI用にプロンプトを“短く”する
KLING AI、めちゃ好きなんですが、
文字数制限がちょっと厳しめなんですよね。
ChatGPTで長文プロンプトを作ると、
ほぼ確実にオーバーします。
なので、ChatGPTにこう頼みます👇
「この長いプロンプトを、KLING AIで使えるように、意味を崩さず短くしてください。最大◯文字くらいで。」
ポイントは、
- シーンのキモだけ残すこと
- 「空中の高速道路」「ネオン都市」「夕暮れ」「後ろ姿の少女」
- カメラワークを1〜2個に絞る
- 例:低い追従カメラ → 少し引きで全体を見せる
- 色味・スタイルの指定は簡潔に
- 「high-saturation anime, teal-orange, cinematic」
日本語でも英語でも動きますが、
微妙なニュアンス調整をしたいときは英語版も用意しておくと安心です。
② 元画像をリファレンスに指定する
KLING AI側で、
Anime style. A girl seen from behind rides a skateboard down an elevated highway floating in the sky, descending toward a sunset city. Low follow camera at her waist height. Strong motion blur, intense speed, and rainbow-colored light trails on the road surface. The skateboard wheels glow softly. Her shadow stretches long. Thick sunset clouds fill the sky, and a swirling luminous band spirals at the zenith. A futuristic neon cityscape spreads in the distance. Wind blows her hair and hoodie. Cinematic wide-angle lens. The camera shakes subtly with the speed, adding natural handheld motion. High contrast lighting and vivid anime-style color grading. The shot ends as she accelerates toward the city.handheld camera motion.dynamic follow shot.slight camera tilt and vibration.anime film shading, soft rim light
- さっきMidjourneyで作ったお気に入り画像をアップロード
- それを「スタイル参照」「image prompt」として指定
これで「この絵の世界観を保ったまま動かす」ことができます。

シーン構成の具体例(プロっぽく見せるための工夫)
せっかくなので、もう一歩踏み込んで、
「こう構成するとそれっぽく見えるよ」という例も置いておきます。
パターンA:王道・追いかけカメラ
- 0〜1秒:
- カメラがスケボーの後輪のすぐ後ろからスタート
- シアンに光るタイヤ、虹色の光の軌跡がドアップで見える
- 1〜3秒:
- 少しカメラが引いて、少女の背中+空中高速道路+遠くのネオン都市が見えてくる
- 雲の隙間から渦巻く光の帯がチラ見え
- 3〜4秒:
- ほんの少しカメラが右上にパンして、空の光の渦を強調
- 光がふわっと画面を覆った瞬間にカット → 頭に戻す
パターンB:ちょっとドラマチックなやつ
- 0〜1.5秒:
- かなり引きのカットで、空中高速道路全体と都市、海、山々を見せる
- 遠くに小さく少女が滑っている
- 1.5〜3.5秒:
- カメラが少女に向かってグイーッと寄っていく
- タイヤの光、路面の虹色のラインがハッキリ見えるように
- 3.5〜4秒:
- ほぼ後ろ姿のアップになった瞬間でカット
- 最初の遠景カットに戻しても、「遠く→近く→遠く」のループに見える
こういうのを意識してプロンプトに
- “camera starts far away, slowly approaches the girl from behind, then slightly tilts up to the sky at the end”
みたいに書いておくと、かなりそれっぽくなります。
まとめ:AIで作る「幻想スケボーループ動画」は沼だけど最高
最後に今回のポイントをサクッとおさらい。
- Midjourneyはアニメ調&幻想的な世界観がめちゃ強い
- ChatGPTで
- お手本画像を言語化
- 動画用プロンプト → 静止画AIに逆輸入
すると、一気にプロっぽい1枚絵になる - 体の破綻はエディット機能でサクッと修正できる
- KLING AIで動画化するときは
- 短く圧縮したプロンプト
- 始まりと終わりの構図を似せる
これでループ感が出る - 気づいたらAIサブスクがまた1つ増えてるけど…
楽しいからOK!
さらにさらに、AIで作る「幻想スケボーループ動画」はNFTで販売も可能。An AI’s Dream – Collection | OpenSea
「絵が描けないから…」と諦めてた人ほど、
この組み合わせは刺さると思います。
ぜひ一度、自分だけの“空飛ぶスケボー世界”を作ってみてください。
そしてできたら、ぜひ自慢しに来てください。僕も見たい。











こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 スケボー loop動画 の作り方を書きます。