修正できる 万能テロップ の作り方Illustrator

1分でできるカラフルな動画テロップ
1分でできるカラフルな動画テロップ
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 万能テロップ を書きます。

編集ソフトに内蔵されたテロップに飽きたら泣くなった人いませんか。

そんに人にお勧めなのがグラフィック系のソフトを使ってテロップを自作すること。

自由にデザインできる上、細かな修正がしやすいので、凝った動画にはもってこい。

修正作業が発生しても楽々対応できます。

この記事では、Illustratorを使って自在にテロップづくりを楽しむ方法をご紹介します。

イラレを使ったテロップ作成テクニック

正確性と速報性が要求されるニュース・情報番組のテロップはシンプルです。でもそればかりでは味気がないので、タイトルやロゴ部分は装飾します。

Adobe CCに同梱されているIllustratorはポスターやチラシ作りに圧倒的なパワーを発揮するソフトです。

私の場合は 、Illustrator に新規ファイルで1920×1080のテンプレートを作り、それをテロップ台紙として使います。

Illustrator で作った文字データは Illustrator のAIファイルにします。 AIファイル そはPremiere Proなどの編集ソフトにそのまま取り込めます。

AIファイル は輪郭線が劣化しないので加工が楽です。テロップ入れはとても楽なのは目で見ながら位置や形を手直しすることができるからです。

取り込んだ後でも元になったデータファイルを修正すると、そのデータを編集ソフトが察知して新しい情報に書き換えてくれます。

Illustrator の文字フォントを変えてデータをセーブします。

同期中のPremiere Proの画面の文字が変わりました。

Illustrator の真骨頂はビジュアルな加工がしやすいこと。

テロップはPhotoshopでつくることもできますが、位置合わせなどの確認はこちらのほうが操作が楽です。

テロップの文字の背景レイヤーに、長方形ツールで作った長方形を置いてみました。

Premiere Pro の編集画面では位置合わせや拡大縮小ができます。編集データは一体化した一枚の画像データとして取り込まれています。

画像を使った特殊効果

Illustrator を使った効果の一例をご紹介します。

文字と黄色く着色したザブトンの長方形の間に、炎の模様のグラフィックを挟みました。

データをセーブした瞬間に Premiere Pro の編集画面に反映されました。

位置が微妙なところは枠線を表示して調整ができます。

拡大縮小も思いのまま。

Illustrator 上で文字を修正したりアピアランスを変えることもできます。シリーズタイトルの見出しや、ライツ表示用のアイコンなどに利用すると便利です。

凝ったテロップが必要な時に備え、背景のグラフィックスを変えたひな形をいくつか着くの置いておくと、急な備えになります。

位置合わせの裏技

Premiere Pro で動画の縦横比にあわせて画像をレイアウトしても、 Premiere Pro に取り込むと文字の位置が反映されません。

不便に感じるような場合は、 Illustrator 上 で一工夫すると Premiere Pro の位置あわせがしやすくなります。

文字とは別に、画角と同じ大きさの背景画像をつくりそれを面、線ともに透明にしてみましょう。

すると Premiere Pro がその透明な枠を認知して位置を合わせてくれます。

まとめ

カラフルなテロップは統一感を優先してデザインすることが肝心です。

また、統一感のないものを多用すると繁華街の看板のような印象を見ている人に与えてしまうので、使いどころにも注意してテロップを極めましょう。