ちょっと変わった字体や文字の装飾をでタイトルロゴを作りたい時ってありますよね。
そんな時、Illustratorを使うと文字を加工することができます。
Illustrator 文字の要素をバラバラにする
Illustratorを起動します。
フルハイビジョンの動画の素材に使う場合はあらかじめ1920×1080のアートボードを設定すると面倒がありません。
さっそく任意の文字を作成します。
文字を個別のオブジェクトにすると文字の輪郭をいじったりする編集ができるようになります。
そのためテキストデータをパスデータに変換します。これをアウトライン化と言います。
アウトライン化とはフォントの情報を失い文字が図形化されることで、テキストをシェイプに変換することと同じ意味です。
アウトライン化すると文字の打ち直しやフォントの変更ができなくなります。
文字列を選択し右クリックして[アウトラインを作成]を選択します。
[アウトラインを作成] すると塗りの情報が失われるので、改めて色を指定して塗りつぶします。
アウトラインが終わったら、変更したい文字をダブルクリックします。すると文字が選択されます。
さらにダブルクリックすると、文字のパーツを選択することができます。
※文字列はひと塊となって認識されています。個別に分解することはできません。文字を選択中はその文字以外の文字は触れなくなります。
選択したパーツはマウスで移動したり、拡大縮小したりすることができます。
着色する
さらにカラーパレットを使って着色もできます。
色の選択に困った時などに使える便利なウェブツールがあります。
Adobeが提供するAdobeカラーです。カラーホイール、カラーパレットジェネレーター| Adobe Color
類似色や補色などベストな色の組み合わせが選べるので初心者でもワンランク上の配色を作ることができます。
使い方は記事にまとめました。
分割した文字を選択して好みのカラーパレットをタッチするだけで着色できます。
注意する点は、見た目には文字が分割されているように見えますが、データ上はひと固まりとして認識されているのでパーツごとに塗りを変更することはできません。
偏やつくりなどの分解
辺やつくりなどオブジェクトの重なりでデザインを作り上げている部分は[オブジェクト]から[分割・拡張]を使って分解することができます。
まとめ
Adobe系のソフトと DaVinci Resolve17はPhotoshopで連携することができます。
残念ながらIllustrator では作ったアウトラインデータは読み込めませんが、ひと手間かければ活用できそうです。
DaVinci ResolveはIllustrator形式のファイルはダイレクトに読み込めませんが、SVG形式は読み込めるんです。ただ、インポート時にラスタライズがかかるので、ずっとベクターデータを維持できるわけではありませんけど。知ってると便利です。
— yamaq (@yamaq) July 30, 2019
デザインを検討する際知っておくと便利です。
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