29.97?24?迷わない Premiere Pro フレームレート完全ガイド

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro フレームレート完全ガイドを書きます。

〜「なんかカクつく…」の正体、ちゃんと知ってますか?〜

今日はですね、初心者さんがほぼ100%一度は沼るテーマについて話します。

そう。

フレームレート、どれにすればいいの問題。

29.97?
30?
24?
60?

……いやもう、最初これ見た時点で
「なにその小数点、怖っ」
ってなりますよね。

Premiere Proでフレームレートが違う素材を扱う時の注意点

結論:YouTubeなら、正直どれでもいい

いきなり身もフタもないこと言います。
私の投稿動画のフレームレートは気分によって変わります。
なぜなら、

YouTubeに投稿するだけなら、フレームレートはどれでもOK。

  • 29.97fps
  • 30fps
  • 24fps
  • 60fps

どれで書き出しても、YouTube側がいい感じに処理してくれます。

じゃあなぜ、こんなにフレームレートで悩む人が多いのか。

理由はシンプルで、

素材のフレームレートがバラバラだから

ここなんですよ。

日本と海外、そもそも文化が違う

まず前提として。

  • 日本のテレビ・Web動画 → 29.97fps が主流
  • 映画 → 24fps
  • ヨーロッパ圏 → 25fps

という背景があります。

なので最近よくあるのが、

  • 日本で撮ったカメラ映像(29.97fps)
  • 海外素材サイトの動画(25fps)
  • 映画風Bロール(24fps)
  • スマホの60fps素材

これが全部同じタイムラインに混ざるケース。

もうね、Premiere Proからしたら
「いや、どれに合わせんの?」
って状態です。

フレームレートが違うと、何が起きる?

一番多いトラブルはこれ👇

❌ 映像がカクつく

特に、

  • 24fps
  • 25fps

の素材を、
29.97fpsのシーケンスにそのまま置いた時。

パン(横移動)
人物の動き
車の走行シーン

ここで
「ん?なんか滑らかじゃないぞ?」
って違和感が出ます。

これ、気のせいじゃありません。

フレームの数が足りないのに、
無理やり日本仕様に合わせてるからです。

実際によくある編集シーン例

① 海外フリー素材 × YouTube動画

海外サイトから買った
おしゃれな街並みの映像(25fps)。

これを29.97fpsのVlogに入れたら、

  • 歩行者の動きがカクッ
  • カメラのパンが微妙

「素材はいいのに、なんか安っぽい…」

これ、フレームレート変換ミスあるあるです。

② 映画風Bロールを入れた時

24fpsのシネマティック素材。

カット単体で見ると超かっこいいのに、
自分のトーク動画(29.97fps)に挟むと、

あれ?急に違和感…

これもフレームレート差が原因。

なら、最初から自分のトーク動画のフレームレートを
29.97fpsから24fpsにすればいいじゃんと言われそうですが、
自分の編集ルーティンを崩すとそれが縛りになってしまうのでそれも面倒です。

対処法①「補完」を使う(超重要)

でも、Premiere Proには救世主があります。

それが
時間補間(補完)

やり方は簡単👇

  1. タイムライン上のクリップを右クリック
  2. 「時間補間」
    • フレームブレンド
    • オプティカルフロー

を試すと悩みが解決します。

フレームブレンドとは?足りないフレームを
前後のフレームを混ぜて補う方法です。

軽めの動きなら、
これだけでかなり改善します。

オプティカルフローとは?

Image

Premiereが
「たぶんこう動くでしょ?」
新しいフレームを予測生成する方式。

✔ パン
✔ 人の動き

ここはめちゃくちゃ滑らかになります。

ただし。

⚠️ 注意:万能ではない

オプティカルフロー、

  • 激しい動き
  • 手ブレ
  • 複雑な背景

だと、

  • 物体が溶ける
  • 変な残像が出る

ことがあります。

必ず書き出して目視チェック。

これ、プロでも毎回やります。

対処法② シーケンス警告、絶対にミスるな

素材をシーケンスに入れた時、
こんな警告、見たことありません?

「クリップに合わせて
シーケンスを変更しますか?」

初心者さん、ここでよくやります。

❌ 「変更する」をクリック

これをやると、

  • シーケンスのfpsが勝手に変わる
  • 後から素材を足すと地獄

になります。

正解はこれ👇

「現在の設定を維持」

理由は簡単。

主役のフレームレートは最初に決めたものだから。

途中でブレると、
編集も書き出しもグチャグチャになります。

59.94fpsシーケンスでも同じ考え方

最近多いのが、

  • 60fpsで撮影
  • 59.94fpsシーケンス

ここに29.97fps素材を入れるケース。

これも実は、

  • 補完(フレームブレンド or オプティカルフロー)

めちゃくちゃ効きます。

スローだけじゃなく、
フレームレート変換でも使える

これ、意外と知られてません。

初心者さんへの現実的なおすすめ設定

迷ったら、これ👇

  • YouTube用 → 29.97fps
  • 映画風にしたい → 24fps
  • 動き重視(ゲーム・スポーツ) → 59.94fps

で、
素材が違ったら補完で調整。

これでOK。

フレームレートは「正解」より「目的」

最後に一番大事な話。

フレームレートって、

正解を探すものじゃない

んです。

  • 誰に見せる動画か
  • どこに投稿するか
  • どんな雰囲気にしたいか

ここで決める。

YouTubeなら、
多少違っても致命傷にはなりません。

でも
違和感の正体を知ってるかどうか
ここが初心者と一歩抜ける境目です。

まとめ:これだけ覚えて帰ってください

  • フレームレートは混ざるとカクつく
  • 補完(特にオプティカルフロー)が超有効
  • シーケンス警告は「現在の設定を維持」
  • 必ず目視チェック

これを知ってるだけで、
編集の完成度、確実に上がります。