スピードランプとは速度の緩急。注目させたい映像の一部にスローモーションをかけたり、突然スピードアップさせるエフェクトのことです。
- 長い動画の尺を詰めてコンパクトに見せることで、視聴者を飽きさせずに全部を見せることができる。
- 視聴者の意識を特定の動作や表情に集中させることができる。
- 映像に緩急を付けることで制作者の意図を伝えることができる。
編集ソフトで簡単に緩急がつけられるので覚えておくと超便利です。
スピードランプの付け方 DaVinci Resolve
DaVinci Resolveでは編集ページのタイムラインを操作するだけで映像に緩急を付けることができます。
この動画では、カーブの部分を4倍速にしました。
タイムライン上に映像を配置したら、スピードランプの作業をするための環境をつくります。カットを右クリックして[リタイムカーブ]と[リタイムコントロール]を表示します。
三角形が並んでいるタイムラインは[リタイムコントロール]、右肩上がりの線が表示されているのが[リタイムカーブ]です。
まずはスピードを切り替えたいポイントを選びます。
始点を決めたらキーフレームを打ちます。キーフレームはリタイムカーブの右上にある<・>です。
続いて終点を決めキーフレームを打ちます。[リタイムコントロール]を見ると100%とあります。速度が通常であることを示します。終点の[キーフレーム]を右クリックするとこの位置は19秒04フレームであることがわかります。
タイムコードの左上に表示されているタイムコードは実時間なので、これと比較することでスピードランプの修正ができます。
マウスを[リタイムコントロール]に持って行くと左右表示に変わるので、ドラッグして縮尺を変えます。するとキーフレーム以降の縮尺だけが変化します。
縮尺の変化は、[リタイムコントロール]の上部にある三角形の変化や、「%」の値の変化で分かります。もし間違って速度を変えてしまった場合は、右クリックして100%にリセットで戻すことができます。
キーフレームを打っただけでは、速度の変化が唐突になるので、変化をなめらかにする必要が出てきます。その場合はキーフレームを選択して、リタイムフレームにある表示をクリックします。
するとキーフレームが変化して腕が生えます。この腕の部分を左右に引き延ばすことで速度の変化がなめらかになります。
Premiereを使ったスピードランプの付け方
まとめ
速度を早くする分には問題ありませんが、スロー再生する場合は撮影した動画のフレームレートにより、カットのブレが気になることがあります。
撮影する段階からスローにすることを前提で120や60fpsで撮影しておくことをお勧めします。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 スピードランプ を書きます。