タブ機能を使って タイムライン を複数 つくる方法 | DaVinci Resolve

タイムライン追加
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 タイムライン を複数管理する方法を書きます。

複数のシーンを同時に編集したい時どうしていいかわからなくて困ったことありませんか。

  • 編集1は残しながら別バージョンの編集2を作りたい
  • インタビューの入れどころをシーンの前にするか後にするか迷う
  • 長すぎる編集尺を大胆に削ってみたい

などです。

DaVinci Resolveでは、タブ機能を活用することで複数のタイムラインを効率的に管理し、切り替えながら作業することが可能です。この機能を使えば、大きなプロジェクトでも整理しながら作業を進められるため、初心者にもおすすめです。

この記事では、初心者向けにタイムラインを複数作成する手順を詳しく解説します。

タブ機能とは?

タイムラインを複数 つくりたい時、便利なのがDaVinci Resolveのタブ機能です。

タブ機能は、複数のタイムラインを一度に開いて切り替え作業をスムーズに行えます。

  • 一つのプロジェクトですべて管理できる
  • 元のタイムラインは残しつつ新規のタイムラインがつくれる
  • タイムライン間のコピペができる
  • タイムラインを比較する Diff 機能が付いている

Webブラウザのタブ切り替えに似た操作感で、タイムライン間を素早く移動できます。

複数タイムラインを作成してタブで管理する手順

1. 空のタイムラインを作成:

1. 新しいタイムラインを作成

• メディアプールを右クリックし、**[Create New Timeline](新しいタイムラインを作成)**を選択します。

• タイムライン名を入力し、必要な設定を行います。

2. クリップを選択してタイムラインを作成:

• メディアプールでクリップを選択。

• 右クリックして [Create New Timeline Using Selected Clips](選択したクリップで新しいタイムラインを作成) をクリック。

2. タブ表示を有効にする

1. メニューから [Timeline] → [Stacked Timelines](タイムライン → スタックタイムライン) を選択します。

• スタックタイムラインを有効にすることで、タイムラインがタブ表示されます。

• 上部に複数のタブが並び、ワンクリックで異なるタイムラインに移動できます。

編集画面から、編集ページのタイムラインの左上にあるアイコンをクリックします。

[タイムライン表示オプション]で、[スタックタイムライン]の[スタック表示]をクリックします。

3. タイムラインの管理

タブをドラッグ&ドロップして並べ替える。

• タブ上で右クリックして [Close Tab](タブを閉じる) を選択し、不要なタイムラインを閉じる。

• 新しいタブを追加するには、同じ方法でタイムラインを作成します。

タブの右横にある+を押すと新しいタイムラインが表示されます。

タブの列の右にあるマークを押すと、timeline3が新規に作成されタイムラインの下に並びます。

タブ機能を使った作業のコツ

1. タイムラインを役割ごとに分ける

• 例えば、メイン編集用のタイムライン、BGM編集用のタイムライン、エフェクト検証用のタイムラインなどを作成して切り替えながら編集できます。

2. ネスト機能と組み合わせる

• タイムラインを他のタイムラインにドラッグ&ドロップすることで、1つのシーケンスとして統合できます。プロジェクトが複雑な場合に便利です。

3. 切り替えショートカットを覚える

• タブ間を素早く移動するショートカット(Ctrl + TabやShift + Tab)を活用すると、効率が向上します。

初心者向けヒント

タイムライン設定を統一する

複数のタイムラインを作成する場合、フレームレートや解像度の設定を揃えておくと、エクスポート時のトラブルを防げます。

名前を付けて管理

タイムライン名に役割や内容を記載することで、タブが増えても迷わず管理できます。

まとめ


タブ機能を使ったタイムライン管理は、大規模プロジェクトや複雑な編集において特に有効です。以下の手順を試してみてください。

1. 複数のタイムラインを作成

2. タブ機能を有効にして切り替えながら編集

3. 必要に応じてネストやショートカットを活用。

DaVinci Resolveの柔軟な管理機能を駆使して、編集をスムーズに進めましょう!