YouTubeで注目を集めているのが「融合動画」。融合動画の人気は急上昇しており、数千万〜数億再生を獲得するものも増えています。
この記事では、動物や人間を融合させた動画の作り方と収益化に成功するためのポイントを詳しく解説します。
YouTubeで人気の「融合動画」の作り方
融合動画とは
融合動画とは、異なる要素(主に人物や動物など)を組み合わせて、視覚的に新しいキャラクターや形態を生み出す動画のことを指します。
例えば、通常の動物の画像に人間の顔や身体の一部を融合させることで、現実には存在しない独特なキャラクターを表現します。
こうした手法は視覚的なインパクトが高く、SNSやYouTubeなどで人気のトレンドになっています。
融合動画の特徴
融合動画が作られるようになった背景にあるのが生成AIの進化です。これまで見たこともない映像が手軽に作れることからクリエイター系の人たちによって脳内イメージが映像化されるようになりました。
1. AI生成ツールの活用: 融合動画はAIを使った画像・映像生成ツール(例えば、MidjourneyやRunwayなど)を活用することが多く、生成された静止画や動画を組み合わせて変化をつけます。
2. 変化の過程を重視: 単なる切り替わりではなく、変身前と変身後が自然にスムーズに移行することが視覚的な満足感を与えるポイントです。変化の過程をなめらかに見せることで、視聴者に驚きと楽しさを提供します。
3. 視聴者の関心を引く要素: 融合動画は「普段見られないものを見せる」という点で視聴者の関心を引きやすく、好奇心を刺激するため、ショート動画やリールでバズりやすいコンテンツの一つです。
- 動物と人間の融合: 動物の顔や身体に人間の特徴を取り入れる。
- キャラクターの変身動画: アニメや映画のキャラクターが現実の人物と融合するシーン。
- 異なる動物同士の融合: ライオンと鳥、魚と哺乳類などを組み合わせて新しい生物を作り出す。
融合動画の使い道として考えられるのは、「認知拡散」「コンセプトの伝達」「差別化」の三点です。視覚的にインパクトが強く、非日常的なイメージが表現できるため、短時間で人目を引く動画はSNSを中心に活用が期待されます。
融合動画の作り方
融合動画を作るにあたっては次のものが必要です:
1. 変身前の画像
2. 変身後の画像
3. 変身前後をつなげる動画
4. 視聴者の興味を引き付けるリアクション動画
上記の要素を揃えることで、視覚的にインパクトのある動画を作ることができます。
コストをかけずに画像を生成するなら気軽にWEBアプリを無料で試すことができるAdobe Fireflyがお勧めです。高品質な画像を生成したいならMidJourneyが人気です。
まずは画像生成AIを使って変身前の画像を生成します。
画像と動画の生成にはChatGPTなどの生成AIを使います。融合したい動物やスタイル(「かっこよさ」や「美しさ」など)を指定し、変身後の画像のプロンプトを作ります。このプロンプトを使い、再度画像生成ツールで融合後の写真を作成します。
作成にあたっては対象のサイズと背景をなるべく同じものにする点が重要です。サイズや背景が違うと映像に不自然さが出るので、融合に適した環境を作ります。
静止画を動画にする
変身前後の画像ができたら、2枚の画像素材をスムーズに繋げます。画像を繋げるためには動画生成AIサービスが必要です。代表的なサービスは次のとおりです。
• Runway: 動きやエフェクトを自然に加え、無制限プランもあるため、初心者でも扱いやすい。
• Dream Machine: 変化を強調した動画生成が得意で、AIによる自然な融合を実現。
• Kaiber: 激しい動きがある動画にも対応できる。
ここではRunwayを使って解説します。runwayの解説については別記事をご覧ください。
RunwayGen-3での動画生成手順
1. Runwayにログインし、プロジェクトを作成します。 プロジェクト画面で「Upload Files(ファイルをアップロード)」をクリックし、用意した変身前後の画像をアップロードします。
今回は実験で画像を別々に用意しました。
2. Gen-3の画像から動画の機能選択し、アップロードした2枚の画像をタイムライン上に配置します。
3. 融合したい動物と人間(または動物同士)がスムーズに変身するように、プロンプト(指示文)を設定します。
• たとえば「猫から犬へとゆっくり変身する」という日本語を左画面下のプロンプト枠に入力して、下段の[Generate]をクリックします。
すると、画面右のプレビュー枠で生成が始まります。生成にかかる時間はわずかで、一生成あたり50クレジットが消費されます。
生成が終わるとプレビュー画面になります。再生すると猫の一部が犬の体になる動画になりました。
気に入ったら画面右上からmp4でダウンロードできます。
思い通りの動画ができるかはプロンプト次第です。
プロンプトの設定ポイントは、変身の際に「徐々に変わる」ように設定すると、自然な融合動画になります。プロンプト作成がわからない人は、ChatGPTにプロンプト作成を手伝ってもらいましょう。
4.エフェクトとトランジションの設定します。
- カメラの動きやズーム効果を追加すると、より動きが出て、視覚的に面白い動画になります。
- Runway内で提供されているエフェクトやトランジションを使い、動画の開始から終了までスムーズな変化を演出します。
5.プレビューと微調整で完成形にします。
必要に応じて、プロンプトの内容やエフェクトを微調整し、よりスムーズな融合になるよう調整します。視聴者の好奇心を引き付けるために、驚いたりリアクションしているシーンを入れます。このリアクション動画は、自分で撮影するか、無料素材を使用して作成しましょう。
編集ポイント
• リアクション動画と融合動画の配置: 動画編集ソフトで融合動画とリアクション動画を交互に組み合わせ、テンポ良く配置することで視聴者の興味を引きます。
収益化するためのポイント
融合動画がYouTubeで注目を集めている背景にあるのが注目度の高さです。再生数やチャンネル登録数の拡大により収益化が期待できると考えられています。
YouTubeで収益化するためには、ただの融合動画ではなく、「独自性」が重要です。下記のポイントに注意し、収益化のハードルを超える工夫をしましょう:
• パターン化を避ける: 同じ形式の動画を量産するより、動画のテーマや表現を少しずつ変えることがポイント。
• オリジナルコンテンツの作成: 他のチャンネルの素材を使いすぎると収益化が難しくなるため、自分で作成したリアクションや素材を活用すること。
• 創造性を意識: YouTubeはオリジナリティを重視しており、創造性を感じられる動画が好まれます。
まとめ
動物と人間を融合した動画はトレンドとなっており、多くのYouTuberが注目しています。
シンプルなプロセスで制作できるため、初心者にもおすすめですが、収益化を目指すならパターン化や他者の素材の使い過ぎに注意しましょう。
フルタ二 元放送局プロデューサー・動画制作者&ブロガー
ご訪問ありがとうございます! 当ブログの管理人で元放送局プロデューサー・動画制作者&ブロガーのフルタニです。
放送局の退職を機会にAdobeやDaVinci、WordPressを独学して個人事業主になりました。動画制作で人生が豊かに変わったことをみんなに知ってもらいたいと一念発起。動画制作を通じた社会貢献と地域支援を他がけています。
●WordPressブログアクセス月10万達成。
当ブログでは、DaVinch ResolveやFilmora、CapCutなどを使った動画の制作方法をかいせつしています。動画を作りたいけど操作が苦手な初心者さんの『困った!!』を解決しています。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 融合動画 を書きます。