CapCut で文字レイヤーを画像レイヤーの下に入れる方法 【中級編】

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CapCut で文字レイヤーを画像レイヤーの下に入れる方法を書きます。

文字レイヤーを画像レイヤーの下に入れたいのですがやり方が分かりません。
「はめ込み(オーバーレイ)」と「ステッカーで追加」のどちらを選んだらいいのでしょうか。レイヤーの順番を変える方法を教えて。

CapCutでテキストレイヤーを画像レイヤーの下に配置したいという場合、

レイヤー(階層)の操作が自由にできるのは「はめ込み(オーバーレイ)」方式です。

  • 「はめ込み(オーバーレイ)」を選んでください。
  • ステッカーではレイヤー順を入れ替えることはできません。

「ステッカーで追加」ではレイヤー順の調整ができないため、今回のような使い方には向いていません。

🛠 レイヤーの順番を変える方法(スマホ版 CapCut )

CapCutでテキストレイヤーを画像レイヤーの下に配置する手順は次のとおりです。

  1. 「画像」も「テキスト」も、はめ込み(オーバーレイ)として追加します。 (タイムライン上に個別のレイヤーとして表示されます)
  2. タイムラインを確認して、 「上にあるレイヤーほど画面上では前面に表示」されます。
  3. テキストを画像の下にしたい場合:
    • テキストレイヤーを長押ししてドラッグし、
    • 画像レイヤーの下の位置に移動してください。
  4. 位置が変えられない場合は、いったんレイヤーを削除して、 先に文字 → 後から画像を追加すれば、自然と画像が上に乗る構造になります。

ヒント:レイヤーは時間軸+階層で表示される
CapCutは動画編集アプリとしては珍しくPhotoshopのようなレイヤー順を視覚的に操作できます。タイムライン上で上に積んだ素材=前面に表示される素材と覚えておくと便利です!

🖼 CapCutの「はめ込み」と「ステッカー」の違いとは?

さて、ここで問題になた「はめ込み(オーバーレイ)」と「ステッカーで追加」についてですが、その違いがわかりにくくて困っている人いませんか。

ここでCapCutで画像を追加するときに出てくる二つの違いについて深掘りします。

✅ ①「はめ込み(オーバーレイ)」とは?

用途:画像を「動画の一部」として扱いたいときに使う

  • 画像をレイヤーとして動画に重ねる
  • 位置やサイズ、透明度、アニメーションを細かく調整可能
  • テキストや他の画像と同じようにタイムライン上で自由に配置できる

📝 例:

・動画に別カットの映像や写真を重ねて表示したい

・キャラクターの立ち絵を入れてアニメのように演出したい

・アイコンやロゴを入れたい場合

✅ ②「ステッカーで追加」とは?

用途:画像を「スタンプのように軽く使いたい」ときに使う

  • 素材パネル内の「ステッカー」と同じ扱いになる
  • タイムラインでの編集は限定的(レイヤー制限あり)
  • 回転やサイズ変更はできるが、細かいアニメーション設定はできない
  • タップ感覚でポンと貼りつけて使える

📝 例:

・「いいね!」マークや装飾スタンプとして画像を貼りたい

・吹き出し素材や手描きアイコンを一瞬表示したいとき

・TikTok風のデコレーションをしたいとき

📌 違いをざっくり比較表で!

項目はめ込み(オーバーレイ)ステッカーで追加
編集自由度高い(タイムラインで細かく操作)低め(シンプル操作)
主な用途映像の一部に組み込むスタンプ的に装飾する
アニメーション詳細設定可能なし or 簡易的
レイヤー操作自由に重ねられる一部制限あり

💡 どっちを使うべき?

項目説明
使用すべき追加方法✅ はめ込み(オーバーレイ)
ステッカー追加では?❌ レイヤー順を変更できないので不向き
レイヤー順の変更方法タイムライン上でレイヤーをドラッグ or 順番に追加する
  • じっくり編集したい画像やロゴ →「はめ込み」
  • 軽く貼り付けたいデコ素材 →「ステッカー」

文字を背景画像の下に入れる特殊な表現は少し応用的ですが、CapCutなら「はめ込み」で自由にできます。

ぜひレイヤーの構造を意識しながら、表現の幅を広げてみてください!