デストピアアニメーションの背景などによく使われるのが闇に点滅する蛍光灯の光です。After Effectsでいつか作ってみたかったグローに挑戦しました。
Glow とは
Glowは文字やロゴを光らせたい時に使うエフェクトです。文字が発行しているように見えるので高級な質感を感じることができます。
テキストに影をつける
[新規プロジェクト]に[テキスト]で光らせたい文字を書きます。 [エフェクトコントロール]から[遠近][ドロップシャドウ]を選択し、文字に陰を付けます。※文字色は任意の色にします。コントロールパネルで[シャドウのカラー][遠近][柔らかさ]を調整します。[距離]は0にします。
次ぎにドロップシャドウを右クリックして[複製]をつくります。
グローで影を発光させる
光らせる効果は[エフェクトコントロール][スタイライズ][グロー]です。
グローの設定は数が多く、細かな設定ができる分だけ初心者には難解です。とりあえず押さえたいポイントは次の5点です。
- グロー半径 数値を上げるとぼけの大きさが広がり、より大きな範囲で光ります。※上げすぎると光らなくなります。
- 閾値 低いほど明るくないところも光ります。
- カラー 二色選べ、二色の配分もA&B中間点により付けることができます。
- グローの方向 光の方向が調整できます。水平や垂直を選ぶと光が水平や垂直に広がります。
- カラーループ 2色の「A&Bのカラー」を設定した場合のみ選べます。縞模様を作るとき使えます。
今回は、[グローカラー]を[A&Bのカラー]、[からールーピング]を[のこぎり波B>A]として、[カラーA]の色をスポイトを使ってシャドーの色に設定し、[グローの強度]を2.5に変更します。
[グロー]を複製してできた[グロー2]の[グロー半径]を100に変更します。さらに[グロー2]を複製し、できた[グロー3]をリセットすると、より効果的なグロー効果になります。
点滅
点滅させるには、最初に作ったグローの[グローの強度]にランダムな動きを加えます。
動きを付けるためにはエクスプレッションという追加のプログラムを使います。[グロー強度]の上を[Alt]キーを押しながらクリックすると、数値が赤色に変わり、タイムラインにエクスプレッションを記述する欄が現れます。
[グロー強度]の欄に現れた記述をいったん削除して、[wiggle(10,50)]と書き換えます。すると背景の光の部分がランダムに点滅します。
まとめ
グローはよく使うエフェクトです。設定項目が多いので手間がかかりますが、工夫次第では様々な光らせ方をさせることができます。キーフレームを使ってアニメーション効果も出せるので身につけましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 グロー を書きます。