FFシリーズの背景などによく使われる光の粒がゆっくりと上昇していく映像。
作り方を探す初心者の人も多い効果です。
After Effectsではパーティクルを使うことで簡単に作ることができます。
光の粒が上昇する背景の作り方
まず、タイムラインにCtlr+Nで平面を二つ用意します。
上のレイヤーの平面を選択して[エフェクト][シミュレーション][CC Particle World]を適用します。
すると3D空間を表す座標が出現。画面の中心から火花のような光が流れ落ちる映像が映し出されます。
これが初期画面です。
色や形を整える
この画面を調整することで光の粒の動きや形、色など変更していきます。
[エフェクトコントロール]パネルを開き[CC Particle World]の[Particle]タブを開き[Particle type][Faded Sphere]を選択します。すると光の輪郭がぼやけます。
光の出現と消失時のサイズと色を調整する
出現時の大きさを意味する[Birth Size]と、消失時を意味する[Death Size]を共に「0.05」にします。
色の調整は「Opacity Map」を使います。[Birth Color]と[Death Color]を好みの色にします。
出現する範囲を調整します。
パーティクルは3D空間のエフェクトなので縦横奥行きの値を調整して光の粒の範囲を決めます。
[Producer]を開き、[Radius X]を「0.600」、[Radius Y]を「0.300」、[Radius Z]を「0.800」にします。
スピードと重力を調整する
光の粒の速度を調整するには[Physics]を調整します。
速度を表す[Velocity]を「0.01」に、重力を意味する[Gravity]を「-0.001」にします。
重力をマイナスにすることで画面の物体は落ちていかずに上昇するようになります。
次に光の点の継続時間を調整し、程よく光り始め、程よく消滅させます。
[Longevity(sec)]をとりあえず「10.00」にします。
これで光の粒が緩やかに上昇する効果を作ることができました。
発光させる
光の粒が発光するように見せるには、[グロー]を使います。
[エフェクト][スタイライズ]から[グロー]を選択します。これで光の粒が発光して見えるようになりました。
まとめ
パーティクルを使うことで、花火や火の粉のような輝くものから雨や雪、煙など印象的なカットを自由自在に作ることができるようになるのでぜひマスターしましょう。