なにもない画面の中から、突然テキストが出現するアニメーション。
シンプルで効果のあるアニメーション技法のひとつです。
映像デザインを得意とするAfter Effectsでは、テキストレイヤーに長方形ツールで枠を引くだけで、その枠の中だけテキストを出現させることができます。
Fusionという映像デザイン機能を持つDaVinch Resolveでもこうしたアニメーションテロップは作れます。
先日ご紹介したテロップの加工法を例にとりながら作り方を見ていきます。
画面の途中からテキストを出現させるアニメーション
一枚のテロップに複数の文字列をパッケージ化するには、[Fusion]ページで編集する方法をご紹介しました。
手順は次の通りです。
1.[Text+]でベースとなるテキストテロップを作ります。
2.テロップを指定したまま[Fusion]を開きます。
3.[Nodes]の画面に、[Text+]を追加します。
4.追加した[Text+]のノードの右横にある四角形を[Marge]でつなぎます。
例では、「ぶいろぐ」にマスクを掛けるため、長方形(レクタングル)アイコンをドラッグして「ぶいろぐ」に接続します。
範囲が確定したら、テキストをアニメーションさせるための手順を行います。
まず「ぶいろぐ」ノードを選択します。ノードを選択すると[Inspector]の表示も切り替わります。
まず動きの始点と終点にキーフレームを打ちます。
始点では、テキストは隠しておきたいので、座標の値を動かしてマスクの枠の外に配置します。
終点では、マスクの中に出現させたいので、文字が枠の中に納まる値に座標の値を調整します。
これでアニメーションができあがります。
Y軸の方向にアニメーションさせたのが上の動画です。
まとめ
After Effectsでアニメーションづくりに慣れると工程が複雑で多いことに気づかされます。しかし、一つのアプリケーションの中で完結できるのはDaVinci Resolveの魅力の一つです。
簡単なアニメーションであればそれほど大変な作業ではないので何回か練習して身に着けてください。
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