書店に並ぶガイド本を使って独学でAfter Effectsを学んでいると、あるところで壁にぶつかります。
その壁とは初心者から一つ階段を上がったところに潜んでいます。
「一気にビギナー卒業! 動画でわかるAfter Effects 教室」
書店に並ぶガイド本に共通するのは、どの本にも載っているようなソフトの使い方などの掲載されている情報が似通っていること。
知っているつもりでも実は意味不明な用語の解説や、使いたいテクニックなど、初心者が本当に知りたい情報が薄いものも少なくありません。
そうした悩みにこたえるのが、自身も動画クリエイターで、After Effectsのチュートリアル動画の投稿をつづけているサンゼさんが出版した解説書です。
動画でわかるAfter Effects 教室
たとえば「タイムコード」。タイムコードが使えるとチームで仕事をするときに便利です。
デザインではよく聞く「CMYK」これは印刷用のカラーモードなので映像系には向いていません。
などなど、類書ではあまり解説されていないけど、知っておくと便利な情報が簡潔にまとめられていて、躓いたときすぐに確認できるAfter Effectsの学びが深まるような内容になっています。
サンゼさんとは
オフラインエディター・モーショングラフィッカーとして10年以上WEB・TV コマーシャル・企業VPの編集をしている映像クリエイターです。
サンゼの After Effects 教室 – YouTube
本書の見どころとは
初心者が当面の目標にしたい「テキストアニメーション」。
テキストアニメーションが自在に使えるようになると表現の幅がぐんと広がります。
コンポジションやレイヤー、アンカーポイント、モーションパスやグラフエディターの解説も簡潔で分かりやすくまとまっていて、理解が深まります。
コミュニティの参加者がぶち当たった具体的な事例 をもとに 解決策が開設されていることです。
本だけではわかりにくい動画の動きについては、ダウンロード素材を実際に動かしてみながら操作法が学べます。
ワンランク上のスキルを学ぶ上で、欠かせないのがトランジション。
トランジションで複雑な動きを作るうえで欠かせない「ヌルオブジェクト」の使い方もわかりやすく解説されています。
After Effectsでは三次元のアニメーションも作ることができます。
その時必須の知識が作られた画像を見るための立体的な視点です。
基礎を紐解きながら映像表現の幅を広げることができます。
上級者が使いこなすことになるのがエクスプレッション。After Effectsのプログラムです。
その代表的なものを4点紹介しています。
まとめ
初心者にとって覚えることが超多く、具体的な動きを実際に見ながら学ばないと道にすぐ迷ってしまうAfter Effects。
このソフトを習得しないと動画編集の世界に入れないといわれるほど強力なソフトです。
用語の意味が分からなくて挫折した経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
必要な知識を動画を使いながら学ぶことができれば、難問も結構早めにクリアできるはず。
悩んだ人は手に取ってみて損しない本だと思います。
独立して稼げる動画クリエイターを目指すなら映像制作と実務案件を通して学べるスクールがあります