新刊本紹介動画で YouTubeショート に挑戦

YouTubeショート
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 YouTubeショート を書きます。

初心者がYouTubeで収益化するためには、登録者数と総再生時間がハードルです。

  • すべてのYouTubeの収益化ポリシーを遵守している
  • 所在国でパートナープログラムが認められている
  • 公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上
  • チャンネル登録者数が1,000人以上
  • リンクされているAdSense アカウントを所有

再生回数と登録者数には悩んでいる人も多いはず。

その問題を解決するにはYouTube ショートが早道です。

登録数、再生回数アップ に挑戦

YouTube ショートが 登録数、再生回数アップ に繋がると言われるのはなぜでしょう。

短尺動画は短時間でサクサク見える動画です。

「ながら視聴」にちょうどいいことから気軽に見る人も数多くいます。

要するに暇つぶしに特化したメディアです。

そのため再生回数は通常のYouTubeとは桁違いの数になります。

接触率が高いということは、チャンネル登録にも影響します。

視聴者の年齢層は若年層が多いのが特徴です。

従ってエンタメ系や豆知識中心のハウツー系、紹介系の動画が多く、このジャンルで作られた動画が強いと言われます。

どれくらいすごいかというと、うまく当たれば登録者が1日数百件を超えることも珍しくはありません。

私のようなシニアな動画制作者にとってはコアターゲットである若年層に向けた動画作りは正直ムリです。

そこで、紹介系の動画という作りは守りながら、中高年層を狙った動画を作ることにしました。

それが新刊本紹介動画です。

ニッチなテーマを狙え

刺激的な映像が並ぶYouTube ショート。

その中で新刊本紹介動画は超地味です。

どんな内容かというと作例は以下のようなものです。

尺は30秒。人工音声と有料素材集を使って作る一種の予告編動画です。

最大の視聴回数は800。

万を超えることもある他のショート動画と比較してもショボさは否めません。

なぜこんな地味な動画を作ろうと思ったのか。

ヒントになったのは、有名ブロガーの記事とチャンネルでした。

「TikTokは若者が多いし、リスト薄くて全然お金につながらんよ!」と言う人がいるけど、私の実感だとそんな事は全然なくて、ふつーに経営者の人からもコメント来ますよ。あとTwitterとかメルマガまで見にきて勉強してくれてますよ

クロネコ屋@ブログとSNSマーケで年収1億円 (@ninjaganzzhi) TikTok | クロネコ屋@ブログとSNSマーケで年収1億円さんのTikTok最新動画をチェックしよう

真の狙いは、YouTubeの収益化ではありません。

ダンスをしたり、変顔で投稿すれば視聴回数は稼げます。

でもそれは私にとってレッドオーシャンに素手で挑むようなもの。

YouTubeをショウウインドウとして使いながら、チャンネルのブランド化をはかることです。

商店街の人だかりと同じ、大勢の暇つぶし客の中には一握りの買い物客がいます。

その客をうまく捕まえて常連客にできれば勝機が生まれるわけです。

いいねもシェアもわずかでもコアな客層が動画フル視聴率を押し上げてくれることでチャンネル評価が高まることがわかります。

さらにヒントになったのは、小説紹介動画を発信するけんごさんのチャンネルでした。

けんご📚小説紹介 (@kengo_book) TikTok | けんご📚小説紹介さんのTikTok最新動画をチェックしよう

けんごさんの動画チャンネルは普段本を読まない若い世代の人たちに支持されていると言われます。

若者たちが溢れる渋谷のセンター街で立ち売りしているようなものです。

でも中には数少ないけど中高年層も歩いているはず。

この切り口ならいけるかもしれません。

YouTube ショートの戦略

テーマが定まったので具体的な作りを考えることにしました。

SNS攻略の鉄則は、ターゲットを定め、そのターゲットに向けて有益情報を提供し続けること。それも無償で、それも毎日のように。

これだけです。

動画を連打するには作ることが苦痛にならないことも重要です。

飽きてしまっては動画制作が労働になってしまいます。

そこで自分でも楽しみながら動画が作れるような内容を選びました。

新刊本紹介は趣味の世界です。

テーマとしてはレッドオーシャンですが、動画にして紹介するという切り口は作れる競合が見当たらないので始めたもの勝ちです。

コストと継続性も問題ありません。

自動化できるところは極力自動化することにしました。

ポイントは

  • 尺を30秒に限定
  • 構成はテンプレ化
  • コメントを作ってから編集
  • 人工音声を使う
  • 素材はありものを使い回す
  • エフェクトは即席

以上です。

1分ではなく30秒に限定したのはコメントが書きやすいこと。

それにショート動画は暇つぶしなので1分間もたすことに意味はありません。

ネックだったナレーションも十分使えるソフトが見つかりました。

コメントをコピペするだけでWAVファイルができるので収録の手間がゼロになります。

プロジェクトファイルをやり取りする必要はないので編集ソフトはFilmoraで十分。

いやむしろ、ワンタッチでエフェクトがつけられるイージーな動画ソフトの方が小回りが利きます。

制作環境を極力自動化することでコメントさえあれば一時間もあれば完プロできるようになりました。

作りも仕組み化してしまえば量産可能。

つまり手抜きできるところは手を抜く方法さえできれば、YouTubeショートは、これから事業化を始める人にとっては狙い目だと確信しました。

YouTubeショートの長所と短所

YouTubeショートで新刊本紹介の動画を作り続ける目的は、自身のブランド化です。

目的達成のための手段としてチャンネルの収益化があります。

なぜかというと、YouTubeショートはYouTube側でも顧客利便性を上げるための手段として考えているからです。

YouTubeショートを投稿しただけでは動画は視聴者の人目に触れません。

そのためYouTubeではショートフィードというサービスを用意しています。

これは、新規に投稿された動画を視聴者の目に触れやすい位置で紹介するもので、一定期間だけ再生回数が無双のように伸びやすくなる仕組みです。

視聴者の目に触れやすくなるということはチャンネル登録の機会が増えるということを意味します。

つまり、YouTubeではショートそのものが、初心者にはハードルが高いと言われる収益化条件の救済策に当たるわけです。

弱点はYouTubeのショートフィードに表示された動画は、たまたま通りがかりの人が見てくれる的な位置付けなので、賞味期限が短いことです。

デメリットは、検索視聴が期待できないこと。

目の前を通り過ぎるように流れ去るショート動画を検索してまで見にくる人がいないため、賞味期限が短いのも特徴です。

まとめ

私の場合は、本紹介を動画で伝えるという切り口でショート動画にチャレンジしました。

主たるターゲットは大口視聴者である若者ではなく、数少ない中高年層です。

個別の動画を売るというよりも、動画で新刊本紹介をする自分というブランドを作るのが目的です。

つくていて感じたのは、

戦略的には、テーマを絞ってコンテンツ数を増やしチャンネル登録を増やすのが王道のように思いました。

ショート動画の数字を上げることは楽しいですが、力を入れすぎると本末転倒になりかねないという危険も感じました。

長期的な戦略の中で一つのツールとして使うのか、それともYouTubeショートという武器だけで戦い続けるのか冷静に見極めることが大切です。

参考動画

YouTubeショートを伸ばしたい人に戦い方がよくわかるチュートリアル動画を一つご案内します。

語られている内容はこれまで見聞きした方法と重なりますが、その組み合わせ方によっては効果が違うことがわかりました。

ショート動画の作り方は色々ありますが、再生回数を伸ばしたい人は参考になります。