撮影した動画を確認していると、「個人情報が映り込んでしまった…」「通行人の顔が映っていた…」といったことはよくありますよね。そんなときには動画編集ソフト「Filmora14」を活用すると、簡単に動画にモザイクをかけることができます。
今回は、動画編集ソフト「Filmora」でモザイクやぼかしをかける方法について解説していきます。
最新版のバージョン14が登場
Filmora14で モザイク をかける方法
1. 静止しているものにモザイクをかける場合
対象物が静止していたり、動きが少なかったりする場合は、以下の手順でモザイクをかけましょう。
エフェクトからモザイクを出現させる
Filmoraの画面上部にある「エフェクト」をクリックすると、Filmora内蔵のエフェクトを確認、選択することができます。
「ビデオエフェクト」から「ユーティリティ」を開き、その中に「モザイク」が見えます。
このモザイクエフェクトをドラッグ&ドロップでタイムラインに追加すると、プレビュー画面にモザイクが表示されます。
モザイクはクリップにかけることも、単独のクリップとしてタイムラインに配置することもできます。モザイクの位置と大きさもプレビュー画面で自由に調整できます。
モザイクの詳細を設定する
モザイククリップ、もしくはモザイクをかけられたクリップを選択し、画面右側のパネルから「エフェクト」タブを開くと、モザイクのタイプや「ぼかし具合」、「不透明度」を調整することができます。
2. 動きのあるものにモザイクをかける場合
上記では静止した対象へのモザイクのかけ方を紹介しましたが、動画撮影中に映り込んでしまった通行人の顔や動いている車のナンバーを隠したい場合は、モザイクを追従して動かす必要があります。その場合は以下の手順で処理しましょう。
モーショントラッキングを設定する
モザイクやぼかしを入れたい動画をタイムラインに追加し、その動画クリップを選択します。
右側パネルから「ビデオ」→「AIツール」を選択し、「モーショントラッキング」を有効にします。
プレビュー画面でモザイクをかけたい範囲を選択し、「クリックしてモーショントラッキングを開始」のところをクリックすると、AIが自動的に動画を分析し、選択されたものを追従します。
分析が完了した後も手動でAIが選択した範囲を調整可能です。
モザイクを追加する
モーショントラッキング下にある「リンク要素」のドロップメニューを開き、「モザイクを追加」に変更すれば、追従された範囲にモザイクが追加されます。
最後に、同じくモザイクのタイプや「ぼかし具合」と不透明度を調整すれば完成です。
3. 知っておきたいトラブル対策
せっかく撮影したきれいな映像をモザイクで潰すなんてできれば避けたいですよね。優れたディレクターは、トラブルを未然に防ぐために以下のポイントを押さえています。
- 他人のプライバシーに配慮: 個人情報や許可を取っていない人の顔など、映り込まないように気をつける。
- 法律を理解する: 著作権や肖像権など、基本的な法律を知っておくことで多くのトラブルを回避できます。
具体例は別記事にまとめました。
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まとめ
撮影中に意図せず映り込んだ人の顔や宣伝広告。個人で楽しむだけなら問題ありませんが、不特定多数が視聴できる場所で公開すると思いがけないクレームが発生することがあります。撮影時に了解が取れない場合などは、個人や事物が特定できないように画面を処理しておきましょう。
Filmoraでモザイクをかける方法を覚えておくと、そういった動画も個人情報などを隠して使用できるようになります。ぜひ、この記事を参考にして、安全かつ効果的に動画編集を楽しんでください。
Filmoraのモザイク機能に関するよくある質問
- モザイクのフェードイン・フェードアウトはできますか
- Filmoraには、モザイクの粗さを変更する設定がないことから、モザイクがかかる際にモザイクの粗さが変化するような演出はできません。
- クリップの同じ位置に固定されてモザイクがかかってしまいます。かけたいシーンだけ、かけたい位置にかけるには、どうしたらいいのでしょうか?
- 動画の中の対象物が移動しない場合。モザイクをかけたいタイミングでクリップをカットして、分割したクリップごとに位置や大きさを設定することで対応できます。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 モザイク を書きます。