画面を極端にゆがませる魚眼レンズ。強烈なインパクトから最強の飛び道具ともいわれます。
この魚眼レンズ効果を編集で再現するにはAfter Effectsが簡単です。
画面を 魚眼レンズ のように歪ませる方法Premiere Pro
Premiere Proでも似たような映像を作ることができます。
それにはエフェクトの「 レンズ歪み補正 」を使います。
魚眼レンズのように歪ませる方法
エフェクトパネルから[ビデオエフェクト][ ディストーション ][ レンズ歪み補正 ]を選択します。
動画の編集で、「レンズ歪み補正」をするのは定番の作業の1つです。
選択した[ レンズ歪み補正 ]エフェクトをドラッグ&ドロップしてクリップに適用します。
これでクリップに[ レンズ歪み補正 ]エフェクトが使えるようになりました。
魚眼レンズで撮影したように見せるには、[レンズゆがみ補正]の[水平方向にずらす]の数値をマイナスにします。
魚眼レンズ風にゆがんできたと思います。
ところがこの方法難点があります。それは画面の端が見切れてしまうこと。
画像の見切れを目立たなくするには[スケール]で映像を大きくし、[位置]を調整して見切れた部分を画面の外に出します。
これで撮影した動画素材を魚眼レンズ風に歪ませることができました。
レンズゆがみ補正とは
Premiere Proには メジャーなビデオカメラのレンズに合わせた補正値を設定したプリセットが保存されています。
このプリセットは個々のカメラが持つ癖ともいえるレンズのゆがみを補正するものです。
プリセットが保存されていないマイナーなカメラを補正するために用意されたのが「レンズ歪み補正」です。
魚眼レンズを作るのが目的ではなかったのですね。
どんな機能があるかというと下記の通り。
・曲率 – レンズの湾曲(丸み)を修正できる
・垂直方向にずらす – 上下に傾いた画像を修正
・水平方向にずらす – 左右に傾いた画像を修正
・垂直プリズム FX – 上下に引っ張られる画像を作成できる
・水平プリズム FX – 左右に引っ張られる画像を作成できる
・塗りのカラー
などの項目があります。
「垂直プリズム FX」「水平プリズム FX」は、トラジションとして使えそうです。
まとめ
「レンズ歪み補正」 を使うと魚眼レンズ効果だけでなく、簡単にインパクトのある映像が作れます。
触っていると思わぬ場面で使えることがあるので音楽や素材に合わせてぜひ活用してみてください。