編集中、動画がモタモタしてストレスを感じたことありませんか。
動画編集をストレスなく行うには、編集に使うドライブを高速のものにすることです。[1]キャッシュがディスクの容量を圧迫して遅くなる場合もあります。キャッシュを消すと動作が改善する場合があります。【Ae】 不要キャッシュ … Continue reading
ノートPCで編集可能な外付け SSDの選び方
最適チョイスはSSDをコンピュータに内蔵して使うこと。
それもシステムとは別のドライブを内蔵するのが鉄則です。
しかし、これは余裕のあるWindows PCだからできること。
MacやWindowsのノートPCでは内蔵できるSSDの容量に限界があります。
外付けのSSDストレージに撮影素材をおいて直接編集してみましょう。
BMPCC4Kなどでは、カメラに直接SSDが取り付けられますが、撮影したSSDをそのままPCにつないで編集用のストレージにしてしまうのが最適解です。
SSDの選び方
SSDを選ぶ上でのチェックポイントは2つです。
- 転送速度
- 堅牢性/信頼性
ストレージには最大読み出し速度/書き込み速度というものがあります。この数字の大きいものが速さを示しています。
現在市場で流通するSSDは3つのランクに分かれています。
- 550MB/S エントリー
- 1050MB/S 高速
- 2800MB/S 超高速
2TBクラスのSSDで比較するとざっくり2万円、4万円、6万円が相場です。
ではノートPCで編集する時そこそこ満足できるラインはどの辺にあるのでしょうか。
目安は自分が編集する動画のサイズです。
4Kで30p程度で、エフェクト控えめ3D編集控えめ程度であれば、500~1000MB/秒くらいの転送速度のSSDでOKでしょう。
不安な人は1000MB/秒クラスで十分満足できます。
8K60p素材や非圧縮のRAWデータなどを使う動画編集をするのであればこれはもう青天井です。
お金に余裕がある人は2800MB/S 超高速の最高品質をお勧めします。
コストを抑えたいのであればノートに超高速SSDをつなぐより、WindowsデスクトップPCが無難です。
デスクトップPCは編集速度を左右するCPUやグラフィックボードの載せ替えもできるので予算に合わせた選択ができます。
ケーブルの選び方
SSDを選ぶ時、同時に気をつけたいのがコネクタ・ケーブルの品質です。
転送速度が遅い旧タイプのUSBではなく、USB-CもしくはMacの場合はサンダーボルトでSSDを外付けしましょう。
注意したいのはUSB-Cというのはただのコネクタの名称です。
USB-Cといっても速度が出ないケーブルを使っては宝の持ち腐れになります。
速度が出るケーブルを使ってつなぎましょう。
速度の違いは規格を見ればわかります。
現時点でUSBは3.2が標準規格です。
転送速度は628MB/S のGEN1、1250MB/S のGEN2、2500MB/S のGEN2X2の三種類です。
4K動画編集には500MB/秒以上の転送速度が望ましいので、どのケーブルも基準は満たしています。
しかし余裕を見てUSB 3.2 Gen 2以上のものを選ぶのが賢明です。
堅牢性/信頼性
一昔前のSSDは読み書きを行ううちに消耗しやすく、寿命を気にしながら使うことがよくありました。
最近は少しの衝撃でデータが破損することはなくなり、かなり安心に使えるようになりました。
それでもポータブルSSDは持ち運ぶことが多いので、耐久性の高いモデルを選ぶのがおすすめです。
屋外で使用する機会がある場合は、万が一のことを考え防水性や防塵性を検討して選びましょう。
まとめ
今回はノートPCで編集する場合に最適なSSDの選び方についてまとめました。
編集速度を上げる上でSSDは必須とも言えるパーツです。
編集が終わったら、データは速度の遅い大容量HDDやクラウド上のストレージに格納してディスクスペースを有効に使いましょう。
References
↑1 |
キャッシュがディスクの容量を圧迫して遅くなる場合もあります。キャッシュを消すと動作が改善する場合があります。【Ae】 不要キャッシュ を削除する方法After EffectsとPremiere Pro | ぶいろぐ 、 DaVinch Resolve17レンダー キャッシュ の削除方法 | ぶいろぐ |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 SSDの選び方 を書きます。