編集爆速ベストバイだった OWC Express 1M2 ポータブルSSDケース

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 OWC Express 1M2 を書きます。※本ページにはPRが含まれます

デジタルデータの管理は仕事でもプライベートでも重要な要素。中でも、スピーディーで信頼性の高いSSDケースは欠かせないアイテムになりました。

しかし、安いからといって購入したSSDが使ってみると遅かったなど、外出先での作業や持ち運びに悩んでいる人いませんか。

OWC Express 1M2

そこで今回は、USB4/Thunderbolt4対応爆速エンクロージャーの決定打とも評価されるOWCの「Express 1M2」ポータブルSSDケースを紹介します。

OWC Express 1M2

アルミ製のボディ。大きめのスマホを二枚重ねしたくらいのサイズ。ケーブルはUSB4にも接続できるThunderbolt4。一度使うと病みつきになる製品です。

OWCとは?

OWCは1988年に設立され、主にApple製品の周辺機器やアクセサリーを提供しているアメリカのメーカーです。

急速な技術の向上で、周辺機器は中華製が当たり前となった今。アメリカ製と聞くと「えーっ」と感じるかもしれません。

でもそれは誤解です。アメリカのメーカーの中でもOWCはアップルなどへの提供を続けるブランド。高品質な製品を提供することで知られており、製品は多くのプロフェッショナルユーザーに支持されています。
今回紹介する「OWC Express 1M2」は、PCの内蔵として使われることが多いNVMe SSDをもとに、その高速性能を活かすために設計されたポータブルSSDケースです。

製品概要

OWC Express 1M2

「OWC Express 1M2」は、NVMe SSDを内蔵するためのポータブルケースで、型番はOWCUS4EXP1M2です。

カタログを見るとわかりますが、ケース単体の商品と、メモリーも内蔵された商品の二種類あります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

OWC Express 1M2 [OWCUS4EXP1M2]
価格:22,800円(税込、送料別) (2024/9/2時点)


ここでは、別途NVMe SSDを組み込んで使用するケース単体の商品(通常価格: ¥25,800程度)を紹介します。

ちなみにケース単体での販売は楽天市場か秋葉館になります。

コントローラ:ASM2464PD
フォームファクタ:NVMe PCIe M.2 SSD (M-Key)
インターフェイス:USB4/Thunderbolt4 (下位互換)
規格転送速度:40Gbps


USB4/Thunderbolt4 (下位互換)最大40Gbpsの転送速度を実現します。

この速度は、市販されているSSDでは動作が滞るような、4Kビデオの編集などの大容量のデータ保存・読み込みなどプロフェッショナルな用途にも対応できるレベルです。

本製品は、以下のような特徴を持っています。

  1. アルミニウム製の筐体放熱性に優れている。・・・熱が出やすいNVMe SSDの温度を安心管理できる。
  2. ツールレス設計:ネジを使わずにSSDを簡単に装着できる。・・・セットアップがサルでもできる。
  3. コンパクトなデザイン:持ち運びに便利な小型サイズ。かつで堅牢な作りで耐久性も抜群。・・・ずっしり重く感じるけれど高級感があるので気分がアガる。
  4. 広範な互換性:Windows、macOS、Linuxなど、さまざまなプラットフォームに対応。

使用感とパフォーマンス

セットアップの簡便さ

まず特筆すべきは、そのセットアップの簡便さです。
通常、SSDケースの取り付けにはドライバーやネジが必要になることが多いですが、OWC Express 1M2は完全なツールレス設計。
機械に不慣れなユーザーでも簡単に使用できる点が大きなメリットです。

セッティングは、あらかじめ用意したSSDをケースのコネクタに差し込み、ネジで止めるだけ。

ケースをねじ止めしたらゴム足をねじ山部分に貼り付ければ終了です。

購入したばかりのSSDはMacかWindowsPCでフォーマットすると外部ストレージとして婚式されます。

これにより、時間をかけずに作業を始められるのが大きな魅力です。

高速転送の実力

次に、パフォーマンスについてですが、OWC Express 1M2はその名に恥じない「エクスプレス」な転送速度です。

その理由は「Thunderbolt」。一見USB-Cのように見えますが、次世代の通信規格であるThunderboltで繋がっているのです。

USB-C と同じ「USB コネクタ」が使えるので汎用性が高く、公式サイトによると、最大40Gbpsの転送速度に対応しており、実際の使用感でも非常に高速なデータ移動が可能です。

付属しているケーブルはThunderbolt4対応になっているので、Macbookなどに直接繋ぐだけで、大容量のファイルを扱う場合でも、ストレスなく作業を進められます。(新品のSSDをWindowsPCに繋ぐ場合はフォーマット時に注意が必要です。)

この速度は、日常的なデータのバックアップや、移動中の作業にも非常に役立ちます。仕事で多くのデータを扱う方にとって、このような高速転送は大きな利点です。

導入前は、DaVinch ResolveとSunDiskのポータブルSSDの組み合わせで動画編集していたのですが、込み入った編集をすると落ちることが発生しました。これから4Kビデオの編集を行うこともあるため、素材の読み込みや書き出し、作業効率のことを考えると転送速度は重要だと思います。

放熱性能と耐久性

アルミニウム筐体は単に見た目がスタイリッシュなだけでなく、放熱性能も優れているため実用面でも大きな利点があります。熱に敏感なNVMe SSDを使用する際には、長時間の使用でもSSDの温度が上がりすぎることがなく、放熱性能がデータの安全性とSSDの寿命に大きく寄与します。
耐久性についても外部からの衝撃にも強い設計です。これにより、持ち運びの際に不意の落下や圧力がかかっても安心して使用できる点も魅力です。

デザインと携帯性

OWC Express 1M2のデザインは、シンプルかつ機能的で、デスクの上でも邪魔にならないコンパクトさが特徴です。
サイズは普通のSSDケースより一回り大きく重い(重量:253g)ので、最初はぎょっとしますが、そんなものだと慣れてしまえばノートパソコンと一緒に持ち歩いても気にならなくなります。
WindowsPCとMacPCの違いのように、シルバーのアルミニウムボディは高級感があり、持っているだけで安心感を感じるデザインです。

ユーザーレビュー

公式サイトやユーザーレビューサイトに寄せられた意見からは、OWC Express 1M2は評価が高いことがわかります。

ポジティブなレビュー

使いやすさと性能の両立」が非常に好評です。
ユーザーの多くが、ツールレスでのセットアップの簡便さに驚いており、特に機械に詳しくない人でもすぐに使用できる点を評価しています。
また、データ転送の速さについても、多くのユーザーがその恩恵を実感しています。
大容量のデータを扱うプロフェッショナルな仕事をしている方々にとって、このスピードは大きなアドバンテージとなります。

「放熱性能が素晴らしく、長時間使用しても安心して使える」といった声も多く、これによりSSDの寿命を長く保つことができる点も評価されています。
特に、クリエイティブな仕事をしているユーザーにとって、この点は非常に重要です。

ネガティブなレビュー

デメリットは「価格が高め」と感じる意見です。
2TBメモリー同梱タイプの製品は6万円近くします。

安く手にいれるには

外出先で簡単な動画編集する程度であるなら、大容量のSSDは不要です。

例えばDaVinci Resolveの場合、自宅などのPCで編集したプロジェクトファイルを素材ごと保存して、そのファイルだけSSDにコピーして持ち出す程度であれば500GBもあれば余裕でお釣りが出ます。

OWC製品は他社製品と比べると価格がやや高めに設定されているので仕方ありませんが、少しでも安く利用したい場合はケースだけ手に入れて、SSDは別売を自作して使うことでコストを抑えることができます。私はSPD製の 512GB M.2 2280 NVMe を8千円で購入して組み立てました。ケースは23,800円なので約3万円の支出に抑えることができました。


また、「USBケーブルが短い」といった指摘もあります。
デスクトップPCなどで使用する際には、延長ケーブルが必要になるかもしれませんが、これは容易に解決できる問題です。

総合評価

OWC Express 1M2は、私的には「⭐︎五つ」クラスのお買い得商品でした。特にMacbookAirとの相性はすごく良く、内蔵SSDを使って編集するのと同じくらいの体感速度を感じます。

内蔵SSDの容量を気にせずに編集できるのが特によく、動画編集用のストレージとして長く使えそうです。

その高速転送性能、使いやすさ、耐久性、そしてデザインは、日常の仕事をより効率的にし、データ管理をストレスフリーにします。特に、データの安全性や持ち運びの利便性を重視するユーザーには、強くお勧めできる一品です。

少々価格が高めではあるものの、その分の価値を十分に感じられる製品であり、信頼性のあるブランドとしてのOWCの名に恥じないクオリティです。

データのバックアップや大容量ファイルの移動が多い方、そして仕事や趣味で高性能なデバイスを求める方にとって、OWC Express 1M2は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

OWC Express 1M2 [OWCUS4EXP1M2]
価格:22,800円(税込、送料別) (2024/9/2時点)


ちなみに、持ち運び用に別途ケースを探したところ、無印良品でケーブルの収納も含めピッタリのアイテムを見つけました。590円なのでお財布に優しい。

ポリエステルダブルファスナーケース M 約13.5×19cm

OWC Express 1M2 とは

米国OWC(Other World Computing)社製の、USB4対応爆速エンクロージャーの決定打とも入れる製品。安心のU.S.A.ブランド。

ブランド:OWC
シリーズ名:OWC Express 1M2
型番:OWCUS4EXP1M2
容量:0GB(SSDは含みません)
コントローラ:ASM2464PD
フォームファクタ:NVMe PCIe M.2 SSD (M-Key)
インターフェイス:USB4/Thunderbolt4 (下位互換)
規格転送速度:40Gbps
電源:バスパワー
サイズ:13.2 x 7.11x 2.28 cm
重量:253g
材質:アルミニウム
システム要件:Windows 10以上/macOS 10.13以上、USB4またはThunderbolt (USB-C) ポート

OWC Express 1M2 の特徴

実質最高転送速度はApple Silicon MacやUSB4/Thunderbolt4 PCで3151MB/s、Intel MacやUSB3.2/Thunderbolt3で990MB/sです。

大きめなヒートシンクにより静粛性と高機能を両立させています。

特にmacOS環境下では中華製類似製品に比べ勝手なアンマウントなどが発生しにくいのが利点です。

参考価格(新品国内売価):¥23,800
2023年末の販売開始より品薄が続く製品です。

まとめ

OWC Express 1M2は、日常的な使用においてその利便性と性能を発揮するだけでなく、プロフェッショナルな仕事をよりスムーズに進めるための強力なツールです。購入を検討している方は、ぜひその使いやすさと高速性能を体験してみてください。