オープニングやエンディングを作る時よく目にする白や黒の「単色の背景」。
Davinci Resolve18では[エフェクトライブラリ]の[単色ジェネレーター]を使うことで作れます。
しかし、[単色ジェネレーター]は組み合わせ方や使い方次第で、
- 背景になる
- 画面を一部だけ暗くできる
- 画像の色を白黒(グレースケール)やセピアに変換できる
- トランジションが作れる
- 映画っぽい黒帯が作れる
といった様々なエフェクトが作れるのです。
シンプルなだけに使い方を知らない人、私も含め結構います。
単色ジェネレーターを使ったエフェクトの作り方を解説します。
実は深い 単色ジェネレーター の使い方
[単色ジェネレーター]は[ツールボックス][ジェネレーター]の中にあります。
タイムラインのトラックに上乗せすると初期状態では真っ黒に見えます。
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単色ジェネレーターで作った画面はインスペクターを使うことで様々な調整ができます。
インスペクターの[ビデオ][ジェネレーター]を使うことで色が選択できます。

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キーフレームも使えるのでアニメーションも簡単に作れます。
単色ジェネレーターで作ったクリップには[エフェクト]も適用できます。

上記の画像は、単色ジェネレーターで作ったクリップに[ビデオトランジション][六角形アイリス]を当てたもの。
テンプレートライブラリーにある[トランジション]を当てることもできるので、工夫次第で組み合わせて自分オリジナルのアニメーションが作れます。
背景画像にする
最も身近な使い方の一つです。
透過画像の後ろに[単色ジェネレーター]をドラッグ&ドロップするだけです。
エンディングでは白や黒の[単色]に[クロスディゾルブ]を加えることでホワイトアウトやブラックアウトの効果が得られます。
を画面を一部だけ暗くする
動画の色調を暗くする映像効果。普通はクリップのインスペクタの明度を調整することでできます。
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色味を変えるとセピア調のレトロな雰囲気になります。
プロは[カラー]を使って微妙な調整をしますが、そこまでの品質は求めない場合は、エディットページだけで完結させることができます。
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テキストを加え、アニメーションさせることで簡単なタイトルが作れます。
画面の一部だけ色調を変えたくなったら、単色ジェネレーターを使った方がシンプルです。また、単色の色を変えることでフィルターをかけたような画面を作ることもできます。
トランジションを作る
単色ジェネレーターで作った「単色の背景」はアニメーションさせることができます。
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カットとカットの切り替わりの部分にまたがるように単色を配置。
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たとえば[スライド]のモーションを単色上にドロップします。
すると単色にエフェクトが適用されます。
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開始の部分だけではなく、終了の部分にも[モーション]を当てます。
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単色を指定してインスペクターを開くと細かく数値で調整できます。
例えば[ボーダー]のスライドを変えると、単色の周囲に白い輪郭線が発生しました。
使えるオリジナルなトランジションを作ることができます。
映画っぽい黒帯を作る
自分で撮影した映像を出来れば映画のように見せたい!と思ったら単色ジェネレーターで上下の枠を作りましょう。この技を応用することでゲーム動画などによく見る解説枠も簡単に作れます。
タイトルテロップを目立たせる
テロップのアニメーションと単色ジェネレーターのアニメーションを組み合わせることで応用可能。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 単色ジェネレーター を書きます。