動画編集ソフトWondershare Filmoraがバージョンアップしました。
今回のアップデートでは音声変換と 自動文字起こし 機能が追加されました。
長いトークをテロップにしたり、テキスト原稿を音声変換してくれる機能が充実したことで編集の幅がぐんと広がりました。
新機能の使い方をおさらいします。
Filmora のダウンロードはこちらから行えます。
自動字幕起こし機能
音声録音されたクリップを自動で文字起こししてテロップ表示してくれる機能です。
タイムラインにも文字起こししたい声の入った音声トラックを置きます。
クリップを選択し、[自動文字起こし]アイコンをクリックするか、クリップを右クリックして[自動文字起こし]から日本語を選択しOKを押すと変換が始まります。
変換が終了すると、映像トラックに変換された文字がテロップとして書き出されます。
ファイルの形式はsrt形式(テキストファイルの一種)です。
.SRT ファイルの特徴は、テキストの開始および終了のタイムコード。それに字幕の連続番号を持つものでテキストエディタで編集が可能です。
Vrewと同様、変換精度は100パーセントではないので、耳で聞きながら修正する必要があります。
また、タイムライン上では全文が丸ごと一つのテロップとして表示されます。
そのため文章の切り分けや、文字間のカーニング調整、間合いの取り方には慣れが必要です。
文節ごとの編集が終わったら「すべての文節に適用」にチェックを入れてOKすれば
Windows版のみ。有料版ライセンスのみ。従量課金制(30分間分は無料)です。
月額599円で一時間まで。2,480円で五時間まで。3,680円で十時間までという料金体系です。
テキスト読み上げ
タイムライン上にからのテキストボックスを配置します。
[テキスト読み上げ]アイコンをクリックするか、クリップを右クリックして[音声読み上げ]を選択します。操作パネルが開くので、キャラクターを選択します。
選べるキャラクターは現在、日本語の場合で男性2パターン、女性2パターンの計4パターンです。
入力欄に喋らせたい内容を記入し、OKを押すと音声解析が始まります。
解析中を示すインジケーターが終了したら、再生します。
修正できるのは速度とピッチです。
問題があればキャラクター画面に戻って
画面の下には速度とピッチを変えられるスライドバーを調整して変換し直します。
Windows版のみ。有料版ライセンスで利用可能。
従量課金制(5,000文字分は無料)で利用ができます。月10万文字までは499円。20万文字までは899円です。
ちなみに普通の速度で喋る場合[1]アナウンサーがニュースを読む速度です。1分300字を目安にするといいと思います。
メリットとデメリット
メリットは一つのソフトの中で作業が完結すること。
いちいち別のソフトを立ち上げて変換したり、ファイルの入れ替えなどをしなくても済む点です。
長年にわたり初心者でも使いこなせるサービスを目指してきた信頼できるメーカーなのでサポートが期待できる点も安心です。
デメリットは細かな調整ができないことと、サービスに比べ割高なこと。
自動文字起こしではすでに広く利用されている無料文字起こしサービスのVrewが強力な壁になります。
Premiere Proを使っている人は同梱された自動文字起こしツールと比較してしまうでしょう。
テキスト読み上げでも競合するライバルが続々登場しています。
自然に近い喋りでは有料のVoicePeakのクオリティや使い勝手とどうしても比較してしまいます。
まとめ
Filmoraは機能改善の速度が速いので、いずれは修正されるものと思われます。
利用する場合はその点も考慮に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
References
↑1 | アナウンサーがニュースを読む速度です |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 自動文字起こし を書きます。