最近「動画制作の副業で安定して稼ぎたいんですけど、どんな方法がありますか?」って相談をよく受けます。
僕も数年前はまさに同じ悩みを抱えていて、クラウドソーシングを覗いては「この案件、自分にできるかな…」なんて不安になっていた時期がありました。
そんな僕が出会ったのが 背景用の素材動画づくり です。
「え、背景素材ってそんなに需要あるの?」と思うかもしれませんが、実はこれが意外と狙い目なんです。
この記事では、背景素材のメリット・デメリット、そして安定収入を得る方法を、できるだけリアルにお話しします。
副業で背景素材動画を作るってアリ?初心者向けのはじめ方ガイド
そもそも背景用の素材動画って?
「背景動画」と聞くとちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、ざっくり言えば 静止画の代わりに映像を配置する背景 のことです。
例えばこんなシーン、見たことありませんか?
- VTuberが雑談している後ろで、夜空がゆっくり流れている
- サイバー感のある部屋にキャラが立っている
- カフェの雰囲気を出すために、ほんの少しだけ湯気や照明が動いている
そう、あれです。
特に近年は VTuberの配信需要 が爆発的に伸びていて、単なる背景だけじゃなく「コメント欄の枠」とか「配信画面セット」としての需要も広がっています。
静止画でもいいんですが、ちょっとした動きがあるだけで配信全体のクオリティがグッと上がる。だからこそ「背景にこだわりたい!」というクリエイターや配信者は少なくありません。
具体的な収益イメージ
では、この背景動画づくりを副業にした場合、どんな収益が見込めるのでしょうか?
相場感
BOOTHやDLsiteといったマーケットを覗いてみると、背景素材動画は 1点500円〜2,000円前後 が主流です。
さらに、凝った3DCG背景やループ映像になると 3,000円前後 でも購入されます。
売上の目安
- 1,000円の素材が月に30本売れる → 3万円の副収入
- カフェ背景「昼・夕方・夜の3パターンセット」を2,500円で販売 → セット買いで単価アップ
- VTuber向けの世界観に刺さる素材は「1本で数百DL」というケースもあり、当たればかなり大きい
つまり「小さく始めて、当たりが出たらスケールできる」というのがこの副業の特徴です。
制作者に必要な知識・ツール
「でも自分、そんなに専門スキルないし…」という人も大丈夫。背景素材づくりは、実はそこまでハードルが高くないんです。
- Blender 無料で使える3DCGソフト。シンプルな部屋や街並みを作って、カメラを動かすだけでも素材動画になります。 初心者向けのチュートリアルも豊富で、まずは真似して作るところからでOK。
- After Effects / DaVinci Resolve ちょっとした光の演出やループ化を加えると、一気にプロっぽい仕上がりに。 「夜空に流れる星」「ネオンサインが点滅する部屋」などは、エフェクトを乗せるだけで完成度が跳ね上がります。
- 販売プラットフォーム 国内ならBOOTHが定番。個人のクリエイター同士のやりとりも活発です。 海外向けならGumroadを使えば英語圏のVTuber層にもリーチ可能。
会社員の傍ら、これらの素材販売で安定で月20万円以上のマネタイズを継続中のhiro3dcgさんなどが有名です。
hiro3dcg|note
初心者におすすめのジャンル3選
最初から「街並みの精密な3D」なんて作ろうとすると挫折します。
なので、まずは“シンプルだけど需要のあるジャンル”から始めるのがおすすめです。
1. 夜空
- 星や月を動かすだけで雰囲気が出る
- 色味を変えて「青夜空・紫夜空・満月夜空」とバリエーション展開できる
- ループ動画が作りやすい
→ 初心者がBlenderやAfter Effectsで練習するのに最適。
2. サイバー部屋
- VTuber層で根強い人気
- 背景にネオンサインやホログラムを入れると映える
- 部屋のレイアウトはシンプルでも「光の演出」で差別化できる
→ 無料素材+ちょっとした加工で十分に商品化可能。
3. カフェ風背景
- 「雑談配信に使いたい」という需要が多い
- コーヒーカップの湯気、ライトの点滅など“ちょっとした動き”をつけると売れやすい
- 昼・夕方・夜の3パターンを用意するとセット販売できる
→ 一度作ればアレンジが効きやすいのも魅力。
「依頼型」と「ストック型」の違い
依頼型の魅力
- 相手がいるやりがい 誰かのために作って、その人が喜んでくれる。これってやっぱり大きなモチベーションになる。
- 特別感のある作品が生まれる 「こんな演出やったことないけど挑戦してみよう!」って、自分の幅が広がる。
- まとまった報酬が入る 一件で数万円という依頼もある。
- 実績になる
ストック型の魅力
- 自分の好きなものを作れる 「今日は桜の背景に挑戦してみよう」「雨の素材を作ってみよう」など、自分の気分で取り組める。
- 作品が資産になる 一度作ったら、何度も売れる。依頼型だと納品したら終わりだけど、ストック型は積み上げ式。
- 幅広く使ってもらえる喜び 雑談枠で使われたり、歌枠で流れていたり。自分の作品がいろんな人の活動に溶け込んでいくのは本当に嬉しい。
- 精神的に楽 締め切りに追われないから、本業と両立しながら長く続けられる。
まとめ
- 背景素材動画は 500〜3,000円 の価格帯で売れる
- 月数十本売れると数万円規模の副収入 に
- BlenderやAfter Effectsを少し使えれば参入可能
- 初心者は「夜空」「サイバー部屋」「カフェ」から挑戦すると失敗しにくい
「動画編集を勉強しているけど、まだ仕事にするには自信がない…」という人にとって、背景素材動画は最初の一歩にぴったりの副業です。
一度アップした素材は“ストック資産”になって、放っておいても売れ続ける可能性があるのも大きな魅力。
まずは簡単な夜空動画から作って、BOOTHに出してみましょう。意外とあっさり、あなたの素材が誰かの配信を彩る日が来るかもしれませんよ。













こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 背景用の素材動画 を書きます。