編集で初心者が最初に覚えるべき5つのコツ

ジャンプカットは猿でもできる
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

放送局では業務用の編集機を使ってました。業務用機材は高価すぎるので、素人が動画づくりできる時代は当分やってこないと思いました。

しかし、その予想はあっけなく裏切られました。 Davinch Resolveのような 無料で高機能な編集ソフトが登場。素材さえあれば誰でもクリエィターの仲間入りができる時代がやって来たのです。

未来を悲観することはやめました。

今日は編集ソフトについておさらいします。

DaVinci Resolve 15の使い方を徹底ガイド!初心者〜中級者まで | オガワダン.com

動画編集は大きく3つの段階に分かれます。

  1. プロジェクトの作成
  2. 映像の編集
  3. 動画の書き出し

プロジェクトの作成とは、編集ソフトを起動し動画作品ごとの作業スペースをつくる作業です。

編集とは、映像素材をカットして、タイムライン上に並べ、字幕や音楽をつける作業です。

見た目が複雑で、初心者にとってはわかりにくいのが①と②。編集画面の扱い方です。ここを飲み込んでしまえば後は応用問題です。学ぶべきポイントはシンプルなので覚えてしまいましょう。

3分でわかるDaVinci Resolve基本の使い方(無料動画編集ソフト)

①編集ソフトは全て学ぶ必要はない

編集を始めようとした人がまず戸惑うのが編集画面です。

Adobe Premiereの編集画面は複雑です。どの編集ソフトもそうなのですが、戦闘機の操縦画面のような操作パネルを初めて見たときは、思考停止に落ち込みました。

視覚と聴覚という異なった情報を一つの画面で編集すること。そのこと自体が大変なことです。時間の変化も加工しなくてはなりません。次元の違う作業や、細かな調整までも担うわけですから、操作パネルが複雑化するのも当然です。

しかし、初心者である私たちがやりたいことは、映像を切って繋いで一本の作品にすることです。

ソフトを使いこなすことは手段であって目的ではありません。最低限の知識でできることがわかればいいのです。

「今の自分に必要ない機能はいらない」と割り切ってソフトを使いこなしましょう。

②間取りと役割を理解しよう

一見複雑に見える編集画面。例えていうと住宅の間取り図のようなものです。

機能ごとに画面が整理されていると想像すればわかりやすくなります。間取りごとに役割があるように、編集ソフトの画面は、役割を持った部屋に区分けされています。

黄色く囲った部分。タイムラインといいます。例えるなら台所のまな板です。切り刻んだ映像をこの上に並べて、さらに順番を入れ替え、映像作品にまとめていくのです。

編集画面には、機能ごとにまとまった画面があります。

食材を収納した冷蔵庫。包丁や鍋などの調理器具を収納する引き出し。調理に使うレンジや食器洗い。棚には調味料が入っているところまでよく似ています。

そんなイメージを当てはめながら編集ソフトの配置と役割を頭に入れてしまいましょう。

編集の流れを知ろう

編集画面の構造をざっくり眺めると、使うのは三つの機能に分かれていることがわかります。「編集・エフェクト・書き出し」です。画面にはそれ以外のスイッチやパネルがありますが、特に触らなくても大勢に影響はありません。

一番使うのは「編集」です。編集とは素材を切ってタイムラインに並び替えることです

エフェクト」は、タイトル(文字スーパー)やトランジション、ビデオエフェクトなどの、加工に使う道具が詰まった道具箱。ここから必要な機能を選り分けてタイムライン上に編集された映像を加工していきます。

撮影した映像はプロジェクトに読み込みます。読み込める素材は動画の他、音声ファイルや画像も含まれます。

読み込んだ素材のうちどれか一つを選んで編集画面上に乗せます。表示された画像の下に送りや巻き戻しなどの操作ボタンが見えます。ここで必要なカットのイン点とアウト点を決めたのをタイムライン上にドラッグ&ドロップします。

編集中のプレビューは右上の枠で確認出来ます。

書き出し」は、繋がった映像を、一般の人が見ることができるファイル形式に置き換えて製品化する工程です。編集していると素材や編集中の映像は動画のように動画として見ることができますが、それはあくまで編集ソフトの中でのこと。完成した動画は編集ソフトを使ってファイルにしないと外部の人は見ることができません。

④よく使う用語の意味と操作を身につけよう

編集が始まるとよく使う操作があります。それぞれの機能は引き出しの中に仕舞われているので使いこなしながらその場所を頭の中に記憶してしまいましょう。

プロジェクト

初めて動画編集する時感じる意味不明用語が「プロジェクト」。「プロジェクトの保存」と「ムービーの保存」の違いに迷う人も多いと思います。

「プロジェクトの保存」は、編集作業の内容を保存することを意味します。机の上に広げた描きかけの作品や、絵の具や定規、素材に使った写真など一切合切を保存するものです。

効果を実感できるのは、編集データをいったん消去した編集用パソコンで、保存したファイルを再び開いて編集するときです。消去したはずのファイルやフォルダが階層ごと再現されるので再編集が簡単にできます。

よく勘違いするのは、プロジェクトファイルは動画として再生できないこと。ムービーファイルは再生できますが、プロジェクトは編集環境そのものなので再生できません。

動画として視聴できるようにするためには「ムービーの保存」が必要です。一般に「動画の書き出し」などと言われる作業です。WMV、AVI、MPEGなど様々なフォーマットの動画を作成することができます。

タイムライン

動画素材を並べて、1つの作品に仕上げていくパネルです。

エフェクト

簡単に動画や画像に加えられる操作のことをエフェクトと言います。エフェクトには、動画に音楽や効果音などの音響効果を加える機能、テキストを追加する機能、映像の見た目を変えるさまざまな機能(トランジション効果やフィルター、モザイクを加えるなど)があります。

トランジションとは映像と映像のつなぎ目の切り替わりに演出が出来る効果です。波紋やワイプ、スライドなど、普通はカットでつながった映像と映像のつなぎ目を編集することで、魅力的な演出を加えることができます。

⑤動画編集の基本は「切って、繋げる」ことです

撮影した動画ファイルを選んで、その動画ファイルのどこからどこまでを使用するかを開始点&終了点で選び、それをタイムラインに追加するのが編集の基本です。

選んだカットはタイムライン上に置いて並び替えま、字幕(テロップ)の入力をしていきます。

素材の中から使う部分を選ぶには、動画ファイルの開始点を表示させてキーボードの「I」(アルファベットのアイ)を押します。同様に、終了点を表示させてキーボードの「O」(アルファベットのオー)を押します。

そして、表示されている映像をマウスでドラッグして下の「タイムライン」へドロップ。こうすることで、動画ファイルの開始点から終了点までの部分がタイムラインへ追加されます。

まずはシンプルなカット編集で全体のバランスを考え、その次にカットごとのエフェクトを付け加えていくと余計な手間をかけずに作品を仕上げることが出来ます。

まとめ

最近は無料で高機能な編集ソフトが登場。素材さえあれば誰でもクリエィターの仲間入りができる時代です。

そうした中、よく見かけるのがペラペラ薄っすい編集技術です。

YouTubeにあふれる動画チュートリアルを見ていると、必ず出てくるのがジャンプカットのすすめ。ジャンプカットとはトークの間を詰めてテンポを上げる手法です。

言葉に詰まったり、あーとかうーとか言っている部分をつまんで尺縮めする手口です。はっきりいってそんなものは編集技術でもなんでもありません。猿でも教えられるセオリーです。

編集のプロはちまちま尺を削ったりしません。シーンごとずばり入れ替えて話の通りをよくします。信頼できるチュートリアルとは、そうした本質的なことをしっかり押さえています。

編集の目的はそれだけでは意味が通じない複数の動画素材を繋げて観る人に意味やメッセージが伝わる動画を作ることです。特殊効果や演出を習得するより前にしっかりした構造で映像が繋げるようになることが上達の早道です。