動画編集がなかなかうまくならない。こんなお悩みを持つ人はいませんか。
最近YouTubeを始めたのですが、動画編集のスピードが上がらなくて困っています。大手のYouTuberでも編集には数時間かかるというのを聞いたことがありますが、僕の場合は毎日地道に何十時間もかけて月に1,2本が限界です。何かコツとかがあるんでしょうか?
編集速度が上がらない。アニメーション動画が作れない。ドキュメンタリーの編集法がわからない。かっこいい動画が作れない・・・・
動画編集がうまくならないというお悩みの原因は、一口に動画編集といっても範囲が広すぎることが挙げられます。
そこで、
動画編集を始める時、どこから手をつけたらいいかわからないというお悩みに答えします 。
実は簡単!動画編集
最近増えてきたのがYouTuberになって動画を発信したいという願い。
習得するのはそう難しいことではありません。
なぜかというと、動画の構造が単純だからです。
YouTube動画の編集は三つのポイントで成り立っています。
- カット
- テロップ
- 音(BGMやナレーション)
この三つを集中的に練習すれば、三ヶ月程度でYouTube動画の編集技術を身につけることができます。
初めての人がやるべき練習方法は次の通りです。
- 無料の編集ソフトで練習しよう
- 自撮りした素材をカット編集しよう
- 音を中心に映像の間を詰めよう
- 想定時間内に尺を収めよう
- テロップを当ててみよう
- 使える音やBGMを探そう
- 音のバランスを調整しよう
子どもが自転車に乗れるようになるには反復練習を積み重ねるしかありません。
しかし、一旦乗りこなせるようになると、さらに上級の技にチャレンジできます。
「オリジナルの映像作品を作りたい」とか「コマーシャルビデオを作りたい」「ドキュメンタリーの編集をしたい」
さらに上を目指す人は、さらに本格的な編集技術や構成力を身に付ける必要があります。
編集ソフトが扱えるだけなく、After Effectsなどの技術を身に付ける必要が出てきます。
ドキュメンタリー系の映像編集を志向するなら、ジャーナリスティックの視点や取材力、構成力が必要です。
編集スピードを速くしたいのであれば、まずは映像に慣れ親しむこと。
映像の持つルールや特徴を知ることからはじめましょう。
カットとテロップ入れができるようになれば形になります。
回数をこなしながら腕を磨いていくのが遠回りのようで近道だと思います。
無料の編集ソフトで練習しよう
動画編集に慣れるには無料のソフトでもOKです。
編集ソフトは素材と調理台、食器で成り立っていると言われます。
なぜなら編集ソフトの構造はどのソフトも基本同じ。
違うのは道具の並べ方や品揃えだけです。
なので、初心者が使うのならば動画ソフトはなるべく簡単なものがいいでしょう。
全くの素人レベルから編集のイロハを学ぶなら、Windows10に同梱されている無料ソフトMicrosoft Photoがわかりやすいと思います。
まずはフリーソフトを使って編集ソフト全般に共通する雰囲気を身に付けましょう。
ただし、YouTube編集を仕事にしたいなら、選ぶべき編集ソフトはAdobe Premier Proを選ぶべきです。
なぜかというと、誰もが使っているからYouTuberです。
編集の仕事は動画と編集データの二つを納品するのが普通です。
Premier Pro以外のプロジェクトは受け付けないという人もいるので、トラブルを避ける意味でも事実上の標準ソフトであるPremier Proを選んだ方がいいです。
ただし、Adobeのソフトは月額三千円程度の使用料がかかるため、仕事を見つけるメドがついてからPremier Proを選んでも遅くはありません。
自撮りした素材でカット編集しよう
編集の腕をあげるためには経験を積むのが早道です。
テレビや映画の映像編集と違って、YouTuberが作る動画はほとんどが自撮りの映像素材です。
主人公がカメラに向かって喋るという講座系の動画です。
仕組みは簡単なので、YouTuberの代わりに自分が喋ってみて、その素材を編集してみましょう。
原稿を読んでみると意外に難しく、セリフを噛んでしまったり変な間ができたりすると思いますが構わず録画します。
編集では、素材の中の使えない部分をカットしながら繋ぎます。
音を中心に間を詰めよう
編集点には余計なエフェクトをつけません。
よく使われるのは不要な音声のみをカットして繋ぐ「ジェットカット」という編集方法です。
不要な音だけをカットして繋ぐため映像のテンポは上がりますがカット点は大きくブレます。
YouTubeの投稿動画ではあまり気にせずに使われます。
まずはこの編集方法を身に付けましょう。
想定時間内に尺を収めてみよう
自撮りした素材をジェットカットすることで編集ソフトの使い方に慣れてきたら、指定した時間の中に動画の時間を合わせる練習をしましょう。
編集とはたくさんの素材の中から使える素材を選び出して編むことだと言われています。素材の内容を頭に入れ、重なる部分をカットしたり、シーンの前後を入れ替えたりしながら簡潔に意味が伝わる強いカットのならびに編集してみましょう。
テロップを当ててみよう
一通り流れがまとまったら、説明や喋りの部分を文字に置き換え、映像の上にテロップとして表現してみましょう。
話の内容を耳で聞いて文字に書き起こす。
テキストを映像に合わせて切り分け編集ソフトに貼り付ける。
フォントや文字枠を加工する。
テロップを当てる作業は単調な作業の繰り返しです。
BGMをつけてみよう
視聴者の関心は長持ちしません。
そのため動画では音楽を当てることで視聴者の関心をつなぎとめる工夫をしています。
極力動画の邪魔をせず、編集の意図を補強してくれる音楽探しも編集代行の仕事になります。使える音楽は著作権によって縛られているので勝手には使えません。
はじめのうちは無料で使える音楽を探すことになります。
しかしそう簡単に目指す楽曲は見つかりません。
さらにいざ編集した映像に当ててみるとしっくりこない場合もよくあります。
権利の問題も含め意外に手間がかかる選曲作業を一通り経験しておくと後々役に立ちます。
音のバランスを調整しよう
映像編集は映像が主役ではありません。
むしろ重要なのは音の処理です。
トーク番組などでゲストの喋りが聞き取れないと番組の魅力はゼロになります。
取材クルーに必ず音声が帯同しているのは音の大切さを知っているからです。
編集は音のバランスを取る最後の砦です。
マイクで拾ってしまったノイズを取り除き、小さな声は拡大し、メリハリを効かせるために特定の周波数を抑えたりしながら適正な音量に調整します。
以上、自撮りしたトーク素材を一本の動画に編集するだけでもそれなりの努力が必要だということが見えてきたのではないでしょうか。
まとめ
動画編集は誰でもその気になれば身に付けることができるイージーなスキルです。
そのためライバルがたくさんいるので競争に勝ち残らねばなりません。
編集はできるということと評価を得るということは別問題なのです。
チャンネル数を獲得するようなコンテンツを作るためにはそれなりの努力が必要です。
神わざに近いエフェクトを見せることができたり、筋の通った編集ができるようになるのは並大抵のことではありません。
DaVinci Resolve18を例に取るなら、パソコン編集よりも専用の編集卓を使うなどです。
専用の編集卓は探したいシーンをジョグダイヤルでサーチできるのでマウスを使う煩わしさがありません。
よく使うプリセットもボタンに割り当てることができるので自分専用機になります。
動画編集はスポーツと同じ。
作って、見て、反省してまた作るという練習の繰り返しです。
上達する中でしか自分の見たい世界が見えてこないのです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 動画編集 を書きます。